ちょっと前回の記事の続き的な内容になります。
土日を使って、JRの「秋の乗り放題パス」というフリー切符を購入し一泊二日で北陸の方をぐるっと周ってみたりしたんですが、これは3日連続で使用するという条件つきの切符であるため、あと1日分余っている状態。名古屋から金沢・富山をぐるっと乗ってきた時点で金額の元は取れているという説もあるんですが、その翌日もうちょっとだけ切符を使うことに。
ていうか、この日は元々運転免許試験場に免許の更新にいくために有給を取っていた日だったため、まずは平針(愛知県の運転免許試験場があるとこ)まで行く必要があります。免許の更新は警察署でもできるんですが、なんか毎回平針まで行っちゃうんですよね(特に理由はない)。
平針の試験場まで公共交通機関で行くとなると、必然的に地下鉄とバスになります。そして名古屋から平針まで往復する料金を考えると、名古屋の市バスと地下鉄の一日乗車券を買ったほうが安上がりだったりします(自動券売機で買える)。
そしてふと、『駅メモ!』でまだ地下鉄の駅をあまり取れていないことを思い出し、地下鉄を乗り潰そうという方向に思考がシフトしていきます(JRの乗り放題パスのことを忘れかけている)。そんなワケでまず、名古屋から桜通線を使って終点の徳重まで行き、そこから市バスで平針の試験場へ向かいます。
平針へ行く場合、鶴舞線の平針駅のほうがバスの本数も多くて良さげではあるんですが、行きを桜通線、帰りを鶴舞線とすることでそれぞれの路線を乗り潰そうという作戦。ところで後になって気づいたんですが、この日散々地下鉄に乗っておきながら、地下鉄の写真を全然撮ってませんでした。見慣れている車両ばかりなもんで……。
桜通線に乗っていて初めて気づいたんですが、地下鉄と『駅メモ!』のようなGPS位置情報で遊ぶゲームって相性最悪ですね。駅についても位置情報を取得できなかったり、現在位置が狂うことがザラにある。『駅メモ!』の場合、「ルートビューン」というアイテムを使って通り過ぎた駅にチェックインすることができるんですが、地下鉄はこのアイテム無しには制覇できんのでは……。
午前中に免許更新の講習(優良運転者です)が終わり、ちょうど昼前だったので試験場内の食堂で昼飯食べました。日替わりランチのカツが意外と美味しかった。
そして平針駅から鶴舞線で伏見方面へ向かうんですが、反対方面の隣駅・赤池はレーダー使って取っちゃいました。赤池から先は名鉄豊田線に乗り入れて行くんですが、そこらへんは機会を改めたいと思います。
一応、名古屋の地下鉄ぜんぜん知らん人向けに路線図のリンクを貼っておきます。赤い路線が桜通線、青い路線が鶴舞線ですね。
名古屋へ戻るなら、伏見駅で東山線に乗り換えるなどするのが定番ですが、ここは終点の上小田井まで乗り通します。伏見から上小田井の区間は、そもそも乗車すること自体初めてかも。
上小田井で下車後、少し歩いたところにある小田井駅へ向かいます。ここ、城北線という名古屋の鉄道の中でもマニアックな路線の駅なんですよね。運営しているのはJR東海の子会社のようです。
枇杷島から勝川を結ぶ短めの路線なんですが、名古屋からほど近い住宅街を走る路線なのに、運行されている車両は1両のディーゼル車という謎。そこには色々な理由があるらしいんですが、You Tubeとかで検索すると解説している動画があれこれあるので、ここでは省略させていただきます。
にしても、線路自体もものすごく高い場所にある。しかも本数少ないのに複線。
そして駅からは名古屋の高層ビル群もよく見えるロケーションなんですが、
やってくるのがディーゼル車というギャップ。
当然のようにICカードなどは非対応で、乗車時に整理券を取って、下車するときに運賃箱に料金を入れるスタイルとなっています。名古屋のすぐ近くでこのような列車が走っているのはホントに面白い。
勝川駅ではJR中央線に乗り換えができますが、しかし駅名が同じでも、城北線とJRの駅が中途半端に離れています。徒歩で5分以上は掛かるくらい。
なんかもう面白すぎて城北線だけでお腹いっぱいな感じですが、勝川から中央線で多治見まで行き、そこから太多線で美濃太田のちょっと手前にある可児駅まで行きます。太多線乗るのも初めてですが、こちらもディーゼル車でした。
路線図的には城北線の枇杷島~尾張星の宮と、太多線の美濃太田~美濃川合駅がそれぞれ乗れていないことになりますが、これらの区間は高山線と東海道線からチェックインできていたため、『駅メモ!』的には路線コンプとなりました。
可児で下車したあとは、隣接する新可児駅から名鉄広見線に乗り換えて犬山へ向かいます。広見線って、犬山~可児はミュースカイが乗り入れているくらいには需要のある路線であるものの、新可児から御嵩の区間が廃線が取り沙汰されているレベルの赤字路線。この区間はICカードも非対応なので、御嵩方面には中間改札があります。
実のところ、ここから御嵩までの区間はちょっと前にクルマでこっちの方へ来たタイミングでチェックインしてしまっていたため、あえて乗る必要も無いという。まあ本数も少ないし、御嵩まで行ってもまたすぐに引き換えしてくることしかできないしなあ……。
そして犬山からは小牧線に乗り換えます。この小牧線、上飯田から地下鉄上飯田線に乗り入れて、平安通駅で名城線に接続する形になってます。JR → 名鉄 → 地下鉄と乗り換える形になるので、2枚のフリー切符とモバイルSuicaを使い分けながらの乗車となり、少々ややこしい。料金的には上飯田で一度下車して、地下鉄の一日乗車券で乗り直したほうが安上がりかと思いますが、上飯田からの本数が微妙に少ないため、平安通までモバイルSuicaで乗ってしまいました。
平安通からは左回りに乗車し、栄まで行きます。そう、名城線って全国にある地下鉄で唯一の環状線なんですよね。そして先程、『駅メモ!』では「ルートビューン」というアイテムを使わないと地下鉄乗り潰すのきつい、と言ったんですが、この「ルートビューン」というアイテム、環状線では使えないルールになっています。まあ確かに、使えるとなるとひと駅だけ乗ってぐるっと回ったことにできちゃうしな……。
なのでなんとか車内からチェックインできる場所を探すか、近隣の駅に遠隔アクセスできるアイテム「レーダー」を適宜使うか、地上からチェックインするか、という選択肢になってきます。名城線の場合、チェックインできる駅とそうでない駅が入り乱れている感じでした。ググってみたら、名古屋市営地下鉄の各路線の深さをまとめてあるページがあったんですが、なんかやっぱり地上と駅の深さのギャップによってチェックインのしやすさが変わっている感じしますね。
栄からは東山線に乗り換えて、終点の藤が丘まで乗ったんですが、東山線は歴史が古いだけあって他の路線よりも浅いところを通っており、かなりチェックインしやすかったです。なんとなく、地盤高から15メートル以上深くなるとチェックインが厳しくなる印象を持ちましたが、しかしそれに当てはまらないケースも結構あったので、深さ以外のファクターもありそうですね(海抜とか、地質とか、駅の構造とか?)。
東山線で藤が丘まで行ったあと、そこからリニモに乗り換え(人生初リニモ)、八草まで乗り通したあと愛知環状鉄道に乗り換えて瀬戸市まで行き、名鉄瀬戸線に乗り換え。ここらへんは夕方の混雑が始まりかけてたくらいで、人が多いためホームでの撮影は自重しました。瀬戸線で再び栄に戻ったんですが、新瀬戸~尾張瀬戸間はレーダーにてアクセス。加えて、大曽根から小幡緑地までのゆとりーとライン(専用軌道を走るバス)も対象に含まれているようだったので、これもレーダーで済ませてしまいました。
栄からは再び名城線の左回りに乗って名古屋港(金山~名古屋港は名港線という別路線扱い)まで行き、折り返して金山からまたぐるっと大曽根まで名城線に乗ってなんとか路線コンプ。瑞穂運動場東駅と、総合リハビリセンター駅がどうにもチェックインできなかったため、一度下車して階段を登りながらチェックインしたりしましたが。一日乗車券持ってるときじゃないとできないですねコレ。
この日、東山線と桜通線の名古屋から西の区間も乗っていませんが、これらの駅も以前別のタイミングでチェックインできていたため、これで名古屋市営地下鉄は全部アクセスできたことになりました。いやしかし『駅メモ!』やりながら地下鉄乗るの正直しんどい。特に地下鉄+環状線という組み合わせの名城線は屈指の難易度なんじゃないでしょうか。まあ、本数が少なすぎて難しい路線はいっぱいありそうだけど……。
大曽根からはJRで名古屋まで戻り、「しゃち福」で担々麺食べてから帰りました。
これで愛知県内の路線はかなり乗れたと思うんですが、問題なのはこれからですよね……。