大須は萌えているか?

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F1[24] バーレーンGP 決勝

フェルスタッペンだけが別カテゴリーでレースをしていましたが、それを別にすると興味深い点もいろいろあった気がするレースでしたね。そんなワケで、F1バーレーンGP決勝のお話。

フェルスタッペンは2位のペレスに22秒差を付けてのトップチェッカー、もうなにも言うことはありません。4連覇おめでとうございます(?)。

その他上位陣で気になったのはフェラーリメルセデスのレースペースですかね。ルクレールは序盤からずっとブレーキに問題を抱えており、まともにレースができる状態ではなさそうに見えましたが、それを考えると4位という結果は悪くないようにも見えます。サインツレッドブル2台の後塵を拝したものの、3位表彰台。DRIVER OF THE DAYも獲得。今回フェラーリのロングラン、悪くないように見えましたね。フェルスタッペンが良すぎたのでアレなんですが、それを別とすれば少なくともペレスとだったら互角くらいに戦える力はありそう。ルクレールが本調子ならもっと良いとこまでいけるかもしれませんし。

メルセデスも昨年よりは悪くないのでは、と思っていたんですが、のっけからクーリングの問題を抱えてしまい、エンジンをフル出力で使えないという状況に陥ってしまっていた模様。気温や路面温度が高いようなレースでもないのにオーバーヒートって大丈夫なんか、と心配してしまいますが、ラッセル曰く心配するような問題ではないとのこと。

Thankfully, it’s not an issue we need to be concerned about. We got the cooling configuration wrong. We just need to understand why, and make sure we don’t do that again. It was simply an incorrect decision; we’ve got plenty of margin to cool the power unit more.

via: George Russell : What the teams said - Race day at the 2024 Bahrain Grand Prix | Formula 1®

冷却の設定を間違えただけなので、すぐにアジャストできる……みたいな感じなのかなと思いますが、にしてもフリー走行のときにその問題は洗い出せなかったのかな、とは思ってしまいますが。メルセデスほどのチームとしては、なんかお粗末な感じはしてしまいます。あと、ハミルトンはデグラデーションも高かった、とコメントしているのも少々気がかりではあります。ただ、ラッセルが本調子ならもうちょっと良いところに行けていたと考えると、まあフェラーリのちょい下くらいのポジションではあるのかな、と。

ウィリアムズのアルボンもオーバーヒートの問題が出ていたので、メルセデスPU大丈夫かと心配したりもしましたが、マクラーレンアストンマーチンは特に問題なさそうだったところを見ると、PUそのものがダメというコトは無さそうですね。

そのマクラーレンアストンマーチンは可もなく不可もなく、といった印象ですが、アストンは昨年の勢いに比べるとなんか印象薄くなっちゃったな、という感はあります。一応ダブル入賞はできたものの、レースペースもそこまで印象的ではありませんでしたしね。アロンソのピットストップを妙に引っ張っていたのはあわよくばセーフティカーが入らないか、というのを期待していたようですが、こちらは空振り。

We thought we would stay out longer on both stints and hope there was an advantage to gain from a Safety Car, but it wasn’t to be. I think we have some analysis to do on our one lap pace against our race performance.

via: Fernando Alonso : What the teams said - Race day at the 2024 Bahrain Grand Prix | Formula 1®

あとはRBの角田なんですが……順位入れ替えのチームオーダーに苛立つのはまあわからんでもないんですが、チェッカー後のクールダウンラップでリカルドに対して接触スレスレのところで追い抜きを掛けるなどして苛立ちを露わにするような態度は正直いただけないな、と感じます。

www.formula1.com

終盤の状況で、ソフトタイヤを履いているリカルドのほうが状態が良いのは確かだったんですが、あそこで順位を入れ替えたところでどのみち入賞が狙える感じでも無かったので、そもそもこれやる意味ある?というのが正直な感想ではありました。もともと角田は入賞を狙えるポジションを走っていましたが、周やマグヌッセンに対してピットストップを引き伸ばしたのは完全に裏目でしたね。このピット戦略の失敗ですでに勝負あり、でした。

そもそもその時点で角田の中ではイライラが溜まっていたんだと思いますが、それに加えて順位入れ替えの指示が来たもんだからカッとなったんでしょうね。角田自身がマグヌッセンを攻めていたときでもありますし。その角田のイライラはよくわかるんですが、それでもリカルドに当たるような行為はね、良くない。こういうコース上で怒りを露わにするような行為はやっぱり悪い印象が着いてしまいますし、それが角田自身の評価にも繋がりかねませんし。実際問題として、こうして怒りを爆発させているところを切り抜かれてWEB上でもそういうイメージが定着しちゃうしね。

ルーキーのころに比べればだいぶ良くなってきたかな、と思っていたんですが、やっぱりまだアンガーマネジメントという点では問題あるなあ……。