大須は萌えているか?

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F1[24] サウジアラビアGP 予選

2週続けての木金土開催のレースですが、正直中東や欧米のレースは全部このフォーマットでやってくれても良いような気がする。そんなワケで、F1第2戦サウジアラビアGP予選のお話。

とりあえず驚いたのは、フェラーリサインツが急遽の欠場となったのもさることながら、代理出場となった18歳のルーキー、オリバー・ベアマンがFP3からの参戦というぶっつけ本番状態にも関わらず、予選11番手に食い込んできたことでしょうか。昨年ハースからFP1出走を果たしていたりはしましたが、今年のフェラーリのマシンは当然初めて乗るワケで、しかも高速ストリートサーキットであるジェッダはドライバーがマシンに相当な自信を持てないとタイムを削り取れないコースでもありますので、それを思うとこの予選は上出来すぎる結果と言えそう。

トップ3記者会見でも皆ベアマンの仕事を称賛しており、これでもし決勝もうまく走り切ることができれば、来年はF1レギュラーシートを掴んでいるかもしれないですね。ポジション的には角田とかとポイントを争うことにもなるかもしれないので、そこはちょっと複雑ではありますが……。

トップのフェルスタッペンはもう何も言うことはない感じなので、興味としては2番手以降の争いということになるんですが、気になるのはアロンソがどこまで行けるのか、という点ですかねえ。予選の一発の速さは十分あることは理解できたんですが、レースペースがどうなのか。開幕戦の感じを見ると、ルクレールやペレスに絡んでいけるだけの速さは無いのではないか、と思ってしまいますが……。

にしても、アロンソ個人のパフォーマンスはすごいですね。予選でもストロールより0.7秒速いっていうのは。

角田は今回Q3進出して9番手、これは素晴らしい。リカルドに対しても大きな差をつけることができました。このまま今季初ポイントと行ってほしいところですが、すぐ後ろにはストロールやベアマンが居て、前にはメルセデスが居る状態なのでなかなか大変そうではあります。メルセデスは本当ならラッセルがもうちょっと上にいただろうと考えると、RBで太刀打ちできそうな感じではなさそうだしなあ。

にしても、ハミルトンはなんか一発の速さで精彩を欠いている感じはしますね。

アルピーヌの2台は今回も揃ってQ1落ちということで、果たしてこのチームが上昇気流に乗れるのはいつになるのか、というのも興味があるところです。一応ワークスチームなんだよなあ……。

あと、レッドブルクリスチャン・ホーナー絡みの問題で、今度はヘルムート・マルコが謹慎処分を喰らうかもしれない、なんて話になっていてウケる。

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ただ、フェルスタッペンはマルコの存在を必要不可欠なものだとしており、もしマルコが現場から居なくなるようなことがあればフェルスタッペンとチームとの関係にもヒビが入りかねない感じになっており、さてどう転ぶのか。まーしかし、これがディートリッヒ・マテシッツが亡くなったあとの権力争いの一端なのだとしたら、なんだかなあという感じではありますね。

どのみち、ホンダと縁が切れる2026年以降のレッドブルのパフォーマンスには未知数な部分が大きいですし、フェルスタッペン陣営なんかはレッドブル以外の可能性もいろいろ模索していそうな感じもしますね。もしこうしたゴタゴタで主要スタッフの離脱などが起きたりしていくと、レッドブルは数年のうちに一気に弱体化する可能性もありそう?