大須は萌えているか?

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鈴鹿のスーパーGTを観戦した話(2019年版)

今年も、鈴鹿スーパーGTに行ってきました(先週末に)。

夏に開催されていた鈴鹿1000kmは、昨年からGT3の耐久レースであるSUZUKA10hとして生まれ変わり、スーパーGTは5月の300kmレースとして開催されるコトになりました。んで、昨年のスーパーGT観戦時(⇒ 300kmになった鈴鹿のスーパーGTを観戦した話)にはやはり「時間がちょっと少ない」と感じたため、今年は初めて土日とも鈴鹿に足を運んでみるコトに。やっぱり、サーキットのあちこちをウロウロして写真を撮ろうと思うと、300kmレースの決勝だけだと足りないんや……。

土曜日

そんなワケで、土曜日は9時くらいに鈴鹿サーキット到着。すでにスーパーGTの練習走行が始まっている時間帯でしたが、これ以上の早起きをする元気が無かった。練習走行の時間が10時35分まであるので、適当に写真撮りながら西コース方面へ向かうコトに。まず130R

さらに進んでヘアピン。土曜の午前中から結構写真撮ってる人大勢いましたね。日曜日は決勝レースだけなのに対し、土曜日は1時間半チョイの練習走行+予選があるから、写真撮る人にとっては土曜日の方が都合が良いのかもしれない。

にしても、ピーカン晴れ過ぎて気温も高く、これはこれでちょっと困る。愛知県でも真夏日を記録し、北海道では39度だかを記録するという5月末とは思えぬ週末。こりゃタイヤにも厳しい週末……。

毎戦はスーパーGTをチェックしてないにも関わらず、鈴鹿のレースは毎年のように来てしまっているのは、バリエーション豊かなクルマがたくさん走ってて、眺めているだけでも楽しいからかもしれない。今年はミライアカリのクルマも居るのか。

字面のインパクトという意味で言うと、「植毛GT-R」も気になってしまいます。「植毛」と「GT-R」という謎のコンビネーション……まあレーサーは年取ってくるとハゲが増えるけどな(?)。

ヘアピンでしばらく写真撮ったあとは、さらに西の最果て・スプーンへ。しかし、かなり人が多くてビックリしました。確かに写真撮るには良いスポットだけども……。決勝でもかなり人が居たみたいだけど、このスプーン人気ってなにかきっかけがあるのか?

スプーンあたりは、日差しを遮るものがほとんどなんも無いので、こういうピーカン晴れの日は長時間居続けるのがしんどかったりするのですが……しかしせっかくここまで来たのだからと、練習走行終了まではここでクルマを眺める。

練習走行終了後はGPスクエア方面に戻ります。最終コーナー付近で、新しいボックスシートの建設が進められていましたが、ここなら最終コーナーからピットとホームストレートを一望できるポイントだからなかなか良いかも。GPスクエアも近いしね。

適当に昼飯を食うなどしたあとは、オフィシャルステージで行われたSUZUKA 10hのプロモーション用トークショーを見物。谷口選手、絶好調でした。

2年目のSUZUKA 10h、今年はミカ・ハッキネンも呼んでマクラーレンで出場させるなど、話題性を作ろうとなにかと頑張っている感じありますね。夏のイベントとして、定着してくれると良いなーと思いますが。

そこからしばらくグランドスタンドの日陰で涼んで、その後シケインに移動してFIA-F4を見物。なんでシケインかというと、今年のF1のチケットはシケイン(Q2)スタンドを購入してみたからです。下見ともいう。

Q2スタンドのウリは、Bスタンド同様に見晴らしの良さでしょうね。シケインは当然のこと、最終コーナー、それから2コーナーからS字あたりも遠目で見られるし、ダンロップからデグナー1個目はよく見える位置。シケインでのオーバーテイクもあるでしょうし、ピットに入っていくクルマも目の前で見えるので、レースの流れを見るには良い場所かな、と。

F4では、ダンロップで飛び出してしまったクルマがよく見えました。

スーパーGTの予選は、D5スタンドから観戦。GT500の予選アタックはなかなかの迫力で、マシンによっては結構火花散らしながらコーナリングしてくのが一生懸命感あって良いです(?)。ただ、MOTUL AUTECH GT-Rはウエイトハンデが効いてる感じで辛そうでしたね。

S字区間のキレが良いのはやはりNSX勢なんですが、予選でフロントロウを独占してみせたのはトムスのLC500 2台。

去年はNSXが強いレースを見せていただけに意外な感じですが、ウエイトハンデが軽めだったのが効いた感じでしょうか。MOTUL GT-Rに次ぐウエイトを積んでいたZENT CERUMO LC500は下位に沈んじゃってましたしねえ。

日曜日

土曜日はピーカン晴れの中、ずっと鈴鹿サーキットに居て少々疲れが溜まってしまったので、日曜日は昼過ぎにゆっくり気味で到着。スーパーGTの決勝は14時半からだし。この日は少々薄曇りな感じだったので、むしろ助かりましたね。

一応、グランドスタンドの指定席も買っていたんですが、ちょうど目線の先に居たのはプリウスGTでした。現行PHVベースのガワは結構カッコ良いな……しかし、走っているとV8サウンドがよりマッチョな感じになっており、「これのどこがプリウスやねん」感がスゴイことになっています。2台居るうちの片方は、ハイブリッドシステムも下ろしちゃってるっていうし。

スタート前には恒例の三重県警によるパレードラン。

スタート後しばらくはグランドスタンドで観戦し、その後席を離れて130R方面へ。なにやらクラッシュがあってセーフティカーがどうたら、と城内アナウンスで言っているなーと思ったら、130Rのバリアの奥で寂しげに佇むMOTUL GT-Rが。

ロニー・クインタレッリの単独クラッシュのようですが、珍しいコトもあるもんだ。タイヤトラブルとのこと。130Rでしばらくセーフティカーランを眺めていましたが、決勝になると130Rでも写真撮る人が多い。土曜日の方が人は少ないので、なおさら写真撮るなら土曜日のが良いのかも。

130Rのあとは、逆バンク方面へ。

GT500は予選に続き決勝でもトムスの2台が1-2を飾る結果となりましたが、途中関口に交替したあとのauのペースが伸びず「おや?」と思ったりもして。レース後のインタビューで関口が「あれは作戦のうち」みたいなコメントしてましたが、逆に言うとそれだけクルマの状態には自信があった、というコトなんでしょう。

にしても、結果的には上位7台のうち6台がレクサスという、完全なレクサスデーになっておりましたね。去年はやたらNSXが強かったのに、なんか極端だな。上位6台が全部ブリヂストンタイヤだったりもしますが、この辺は路面温度とタイヤの相性みたいな要素も絡んでいるでしょうか。

GT300でもK-tunes RC F GT3がクラス優勝を飾っており、まあレクサス強かった。てか、新田守男は去年も鈴鹿勝ってますよね?

とはいえ、GT300のポールポジションを獲得し、かつ決勝でもずっとトップを快走していたのはHOPPY 86 MC。タイヤ無交換作戦で結果的にはRC Fに逆転を許し、最後の最後にシケインで失速して表彰台も逃すという、惜しいレースになってしまいましたが……。

GT300はユーザーの多いヨコハマタイヤ勢が気を吐いており、また表彰台に登った車両を見るとGT3、マザーシャシー、非マザーシャシーJAF-GT、そしてタイヤはブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップとキレイに分かれているのが面白いですね。

メルセデス勢の中で目立っていたのはやはりミクさんで、NSX GT3をガン煽りしながら逆バンクを何度も駆け抜けていく絵面は面白かったです。同じ日に行われたモナコGPでも、ハミルトンとフェルスタッペンが延々とバトルしてましたし、ホンダとメルセデスはF1でもGTでもアツいですね。

逆バンクから観戦してたらレースが終わってしまい、土日とも観戦してちょっと疲れ気味だったのもあったので、表彰式は見ずにそのまま帰路につきました。そして今年も10hのセット観戦券とパドックパスを買ってしまったので、また真夏の鈴鹿サーキットにやって来ざるを得ません。備えよう。