大須は萌えているか?

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鈴鹿でスーパーフォーミュラを観てきた話(2020年版)

今更ではありますが、昨年12月に鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラを観戦してきた話。

私はここ数年、スーパーGTは毎年観戦に行っていたもののスーパーフォーミュラはスルーしていたんですが、昨年は鈴鹿サーキットへ行ける機会自体がほとんど無かったものだから、思わず観戦に行ってしまった次第。それに、12月に国内トップフォーミュラのレースが開催されるなんてコト自体レアだし、それに今のスーパーフォーミュラって役者も揃ってますしね。オマケに土日それぞれで予選・決勝が行われるというスケジュールだったので、1枚のチケットで2レース分観られるなんてお得じゃん……なんて思ったコトも否定できません。

ただ、このスケジュールがある意味やっかいで、土日とも午前9時過ぎにはスーパーフォーミュラの予選が始まってしまうため、それに間に合わせようと思うとかなり朝早く出掛ける必要があります。両日とも愛知県の家から通うのちょっとしんどいな……というコトで、GoToトラベルもまだこの時は使えたので、土曜の夜は津のホテルに泊まるコトにしたのでした(さすがに白子駅のホテルは満室だった)。

土曜日

土曜日はちょうどメインゲートオープン直後くらいの時間に到着。10月に行われたスーパーGT同様、このスーパーフォーミュラも自由席券の販売はなく、指定席券のみ。ただ、西コース全域と東コースのS字~ダンロップらへんは自由席エリアとなっており、指定席券を持っている人間は自由に行けるようになっていました。スーパーGTのときはS字らへんも含めて東コースは全部指定席だったんだけど、そのへんの違いはスーパーフォーミュラのがお客さん少ないからとかそういうのなんですかね。

私はシケインの指定席を買っていたんですが、とりあえずウォーキングがてらまっすぐスプーンに行きました。Q1はここから見物。スーパーフォーミュラってQ1を2グループに分けてやってるんですねえ。

そしてこのQ1、Bグループにおいてタイトル争いの一角に加わっていた平川亮がマシントラブルで予選に出走できないという波乱が。決勝でも大波乱が展開された1日でしたが、この時点ですでに予兆はあったんだなあ……。

Q1終了後にヘアピンに移動。やっぱりここは大人気で、結構な数のカメラマンがおりました。天気はメチャクチャ良いです。

小林可夢偉が2回くらいこのヘアピンでタイヤをロックさせてるシーンを見かけましたが、何事も無かったかのようにQ3に進出してました。スーパーフォーミュラは通常タイヤウォーマーは使用禁止とのコトですが、寒い時期の開催とのコトでこの鈴鹿ラウンドではタイヤウォーマーの使用が許可されていたみたいで、どこまで突っ込めるかその感触を確かめていたんですかね?

しかし、タイヤウォーマーっていうからF1みたいに1本ずつ包むタイプを想像していたら、あとでテレビで観てみたら4本まとめて温める装置が映し出されててちょっとビックリ。あれだと、温めムラ(?)ができたりしないんだろうか。

Q3もそのままヘアピンで観ていたんですが、上位3台が1分34秒台に入ってしまったのはビックリ。1分34秒台って言ったら、1991年のF1日本GPマクラーレン・ホンダゲルハルト・ベルガーが叩き出したポールタイム(1:34.700、その後2001年まで鈴鹿レコードタイム)を思い出してしまいますが、今回の山本尚貴のポールタイムが1:34.533ってそれを上回ってるんだからビックリ。そりゃ今のF1はもっと速くなってますけど、スーパーフォーミュラが全盛期のマクラーレン・ホンダに肩を並べたっていうのはなかなか衝撃的。

寒い季節でエンジンには好条件だったこと、タイヤウォーマーが使えたことなど好条件が揃っていたのもあるんでしょうけど、このスーパーフォーミュラでの34秒台が観られただけでも来た価値があったかもしれません。

予選終わったあとは昼飯を買いつつシケインの指定席へ。ご飯食べつつサポートレースのTCR Japan眺めていたら、女性ドライバーがトップチェッカー受けててこれもビックリ。鈴鹿サーキットで開催されているレースで、女性が勝ってるところ観たの初めてかも。

昼食を済ませたあとはS字トンネル方面へと向かい、ピットビューイングに参加。運良くチケット買えたので。

いつもなら国内レースのピットウォークはドライバーのサイン会も行われたりするもんですが、今回はそういうの無しでガレージの様子を見るだけ。なのでピット「ビューイング」なんですね。いやそれでも、このコロナ渦でよくやってくれたものだなと。スーパーGTでは無かったんですけど、その違いはよくわからない。チケットは確か400枚限定だったと思うんですけど、それでもそれなりの人ですよね。時折係員の人がハンドマイクで密集しないよう注意を呼びかけてましたが、まあそれでも……。

スーパーフォーミュラのドライバーの姿は見かけませんでしたが、ついさっきのTCR Japanで見事優勝を飾っていた下野璃央選手が姿を見せていたので1枚。

決勝レースはS字で観てました。昼飯のときしか自分の指定席に居ないという暴挙。いやもちろん、周りの人とは間隔を開けて座っています。

決勝レースでは2番手スタートだったハズの野尻がレコノサンスでマシンを止めてしまい、最後尾スタートになるというところから始まり、そしてフォーメーションラップでは関口がS字手前でストップ。これによりフォーメーションラップが2周追加されるという、スタート前から波乱に継ぐ波乱。

スタート後、ポジションを上げた牧野がダンロップでクラッシュ、セーフティカー。これ、2コーナーでチームメイトの大湯に当てられてホイールを破損したのが原因だったみたいですね……いやはや。6周目にレースが再開され、しばらくはそのままレースが続くものの、19周目に130Rで松下がクラッシュして2度目のセーフティカー。F2からスーパーフォーミュラに乗り換えた松下、良いレースをしていただけに残念でした。

23周目にレースが再開されるも、その翌周にこの日一番の大クラッシュが1コーナーで発生。S字から遠目に見てみてもギョッとするクラッシュでした。笹原の無限のマシン、バリアにめり込む形で横転しとるし。

これ動画で観ると4ワイドで1コーナー目がけて突っ込んでいくという無茶苦茶な状態なんですよね……。

【4ワイド4車の動画追加】荒れに荒れたレース展開。9人のドライバーによるアクシデント回顧【第5戦鈴鹿決勝】 | スーパーフォーミュラ | autosport web - Part 2

事故に巻き込まれたドライバーに大きな怪我が無かったのは不幸中の幸いですが、笹原の死角に坪井が居たというのが不幸でした。さらにその左右に可夢偉と平川が並びかけていたので、そりゃ無茶だろっていう。結果的には笹原にタイムペナルティとなったようですが、笹原だけの責任とも思えないかなあ。

これで3度目のセーフティカーが入り、最後はわずか2周の超スプリントレースとなりましたが、山本尚貴が最後まで後ろを寄せ付けない圧巻の走りでポールトゥフィニッシュ。大波乱のレースでしたが、この人だけ無風状態でしたね。

レース後、ドナドナされていく平川と笹原のマシンがなんとも寂しげ。

日曜日

この週末って、ちょうどF1サクヒールGPも開催されていたワケですが、ナイトレースなもんだから日本時間だと真夜中っていうか明け方近い時間のスケジュールだったので、ホテルで朝超早起きしてiPadで予選観て、ブログに感想書いて出掛けるという慌ただしさでした。朝7時くらいの津駅、笑っちゃうほど人気がない。ここは本当に県庁所在地か。いや、コロナ渦ではむしろ望ましいコトではあるのですが。

ホテルにチェックインした際、GoToトラベルの地域クーポン券2000円分もらったんですけど、これどこで使えば良いんだ……?と思ったら鈴鹿サーキットのオフィシャルストアや、グランドスタンド裏の飲食店でも使えると知り、50%オフで売られていたメルセデスGPのTシャツをさらに2000円引き(⇒ 2400円)で購入したりしました。なんなら昼食代にも使えるコトを考えると、鈴鹿観戦にもGoToトラベル便利ね……(今後どうなるのかよくわからんですが)。

この日のメインディッシュはなんと言っても佐藤琢磨インディ500 ウイニングマシンそろい踏みです。GPスクエアの真ん中にどーんと鎮座しておりました。てかこんなの置いてあったら、イヤでも人が密になりますが。

エアロスクリーンの実物初めて見ましたが、まあ割と悪く無い……かなあ……。

でも真っ正面から見ると、「なんか背が高い!」って感じるんですよね。ヘイローはさすがに見慣れましたが、こいつの方が目立つもんな。

この日の朝はとりあえず逆バンクに行ってみたんですけど、ここも写真撮る人にはかなりの人気スポット。めぼしい場所は既に人が詰まっていた(むろんソーシャルディスタンスという概念はない)ので、近づかないようにちょっと離れたところから観ておりました。

予選は野尻がQ1ノックアウトというこれまた波乱の展開がありつつ、最後はキャシディが昨日の山本のレコードタイムをさらに上回る1:34.442というタイムを叩き出すという面白い展開に。キャシディは今年フォーミュラEの方に行くみたいですが、スーパーフォーミュラ最後の鈴鹿というコトで気合い入っていたのかな。

予選後はグランドスタンド裏で昼飯食べつつ、シケインの指定席へ移動。さすがに日曜の決勝くらいは指定席で観ておこうと。そしたらスーパーフォーミュラ決勝の前に行われたTCR Japanのレースで、前日優勝していた下野選手がちょうどシケインでクラッシュ、リタイヤ。優勝で勢いに乗ったのが裏目に出ちゃったでしょうか。しかしこのアグレッシブさは良いですねえ。

お昼には佐藤琢磨トークショーがありましたが、グランドスタンド前での開催だったので場内放送で声だけ聞いてました。事前にピエールさんが「くれぐれも指定席から見物するように、ステージ近くに人が集まるようなら中止せざるを得なくなるかも」と注意喚起しておりましたが、まあそれくらい言わないと平気で密になりそうだもんね。

土曜は決勝レースの後半くらいになってくると冬相応の肌寒さも感じたんですが、日曜はピーカン晴れな上に風もほとんど無かったので、12月というのがウソかと思うくらい暖かかったです。昼は上着一枚脱いで袖まくってたくらいだし。

前日が荒れ放題だったスーパーフォーミュラですが、この日はレコノサンスやフォーメーションラップは順調に過ぎ去り、キレイにスタート。今日は平和なレース(?)になるかと思った矢先、これまた目の前のシケイン可夢偉とフェネストラズが接触、フェネストラズはリタイヤ。

これでセーフティカーが入り、7周目に再開。しかしその後程なくして、今度はトップを快走していたキャシディが1コーナーでマシンストップ。エンジントラブルらしい。やっぱり今日も波乱含みなのね……。

これでまたセーフティカー。13周目にリスタートされるも、18周目には国本がS字でクラッシュしてまたセーフティカー。2日で6度のセーフティカーって……。

なんやかんやでレースを制したのはNAKAJIMA RACINGの大湯。あんまり聞いたコトない名前だなと思ったらスーパーフォーミュラルーキーなんですね。前日は牧野と同士討ちして牧野のリタイヤ原因を作ってしまってましたが、これで帳消しでしょうか。牧野にしてみたら釈然としないかもしれませんが。最後、後ろから猛追した福住もアツかったですね。

波乱に次ぐ波乱で見応えのある2日間ではありましたが、全体的にセーフティーカーランの時間が長かったよね……。しかし、毎戦違うドライバーが優勝している(このあとの最終戦・富士で坪井が唯一シーズン2勝目を挙げた)というコトを見ても、スーパーフォーミュラの難しさがわかりますね。意外とマシンのメカニカルトラブルも多いし。土曜日は平川が予選で泣かされ、そして日曜はキャシディ、さらに土曜のレースを支配した山本尚貴もマシントラブルでレースを失っているという。それ考えると、昨今のF1の信頼性の高さって凄まじいな。

ともあれ、2日間楽しませていただきました。コロナ渦の年にあっても、こうしてレース観戦を楽しめたのはラッキーでしたね。2021年は、なんとかF1も生で見たいところですが……。

余談

日曜はスーパーフォーミュラの決勝を見たあとそそくさと帰路に着いたんですが、白子からの近鉄特急に乗って自分の席に向かおうとしたところ、前から歩いてくる白髪の男性になんか見覚えあるなーと思ったら、インパルの星野一義監督その人で口から心臓飛び出すかと思うくらいビックリ。慌てて脇に避けたら、「あ、ちょうどそこ俺の席なんだよなあ」みたいなこと言われて、「すいませんッ!」と言いながら反対側に避けたりしてました。恐らく、あの瞬間が人生でもっとも恐縮した瞬間だったと思います。だって、電車乗ったら前から星野一義が歩いて来るなんて想像しないじゃないですか普通。

しかもその星野監督の席の真後ろが自分の席だったりして、なかなかに貴重な体験でした(?)。

しかし、以前には同じ車両にジェンソン・バトンが乗ってたり、白子駅のホームでふと隣を見たら国本雄資織戸学が居たりしたコトもあったので、鈴鹿帰りの近鉄はなかなか油断なりません。しかしやはり、星野監督の存在感半端無い。