大須は萌えているか?

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F1[24] カナダGP 予選

なかなか難儀なコンディションでしたが、それゆえ見ている側としてはとても面白いセッションになりましたね。そんなワケで、F1カナダGP予選のお話。

メルセデスがポール獲得、素晴らしい(予選見る前はポール取れるなんて思ってませんでした)。メルセデスは今回、この難しいコンディションの中で一番うまくやれていた感じがしますね。Q1ではタイヤ1セットで乗り切れていたし。あわよくばフロントロウ独占、とか期待したんですが、なんかハミルトンがだいたいいつも居る位置(7番手)に落ち着いてしまいました。

とはいえ、ここでも苦戦するかと思われたレッドブルラッセルと同タイムを叩き出してきたというのはちょっとビックリでしたね。さすがフェルスタッペン。ペレスはまあなんというか。レッドブルとの2年の契約延長が発表された矢先にこの展開は、なんだか皮肉を感じます。Q1では角田が2番手タイムを叩き出していたというのも含めて。

角田もRBと来季の契約を発表してましたが、このタイミングで契約延長を発表したというのはドライバーマーケットでの角田の評価が高まっている証拠でもあるんでしょうね。角田の場合は単年契約というのが気になるところですが、レッドブルとホンダが袂を分かつことになる再来年、角田の立場がどうなっているのかというのは気になるところ。正直、今の角田のパフォーマンスなら選択肢はいろいろありそうですけどね。正直、今の角田は歴代の日本人F1ドライバーの中でもっとも高い評価を受けていると言って良いでしょう。まあレッドブルとしては、RBに強力なパフォーマンスを発揮するドライバーを置いておくことでペレスの尻を叩きたいというのがあるんじゃないかな……。

今回はリカルドも非常に調子が良く、予選5番手を獲得。なんかリカルド、時折往年のパフォーマンスを取り戻したかのような速さを見せますね。ただ、リカルドのパフォーマンスには非常にムラがあるのに対して、角田のパフォーマンスには一貫性があるのが強み。なんせこれで9戦目ですけど、Q3進出できなかったの2戦だけですからね。角田自身、カナダでのQ3進出は初めてとのことですが、それだけサーキットを選ばずパフォーマンスを発揮できているということでもあります。

今回意外だったのはフェラーリが揃ってQ2ノックアウトを食らってしまったコトですが、チームとしても原因が掴みきれていないみたいですね。ただ、とにかく今は全体的に1ラップのペースがタイトになってきており、ちょっとしたことで予選順位が大きく変動するようになってきている、というのも間違い無さそう。

さらに今回の場合、雨が降るんだか降らないんだかよくわからないコンディションになってしまっており、タイヤの温度管理が非常に難しかったであろうことは間違い無さそう。タイムを出す、ということがタイヤのパフォーマンスを引き出す、ということとほぼ同義であると考えるならば、タイヤの感覚を掴むドライバーのセンスが厳しく問われた予選ということになるでしょうか。あとは運。

決勝レースでは1ストップがかなり厳しそうとのことで、2ストップが基本路線となりそうですが、そもそも決勝の天候もまだよくわからないみたいなので、また雨が交じるようなコンディションになるとカオスな展開があるかもしれませんね。面白くなりそうな予感がするのでリアルタイムで見たいところですが、日本時間午前3時スタートはさすがに無理。