上位の争いがかなり白熱していて、それだけでもかなり見応えがありますね。F1マイアミGP土曜日のお話。
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マイアミであんな激しいウェットコンディションになるとは思っていませんでしたが、結果的にスプリントレースは波乱含みで面白い展開になりましたね。ルクレールがレコノサンスラップでクラッシュするのは波乱過ぎましたが。
総じて今回もマシンとしての強さはマクラーレンがリードしている感じですが、そこにフェルスタッペンが割って入り、そしてアントネッリも初めて走るコースなのにラッセルを差し置いて週末好調を維持しているという状態。アントネッリがスプリント予選でトップを取ったのは驚きでしたし、本ちゃんの予選ではフェルスタッペンがポールを取ったというのも驚きでした。最初にちょっとミスもしていたのに。
決勝に向けては極めて予想がしづらい展開になっており、なにせスプリントがウェットコンディションだったのでドライでのロングランペースが不透明だし、なんなら決勝もスタート時点で40%、レース中には60%の確率で雨という予報らしいので、レース中に雨が降ってきて……という展開も十分に考えられます。そうなると、各チームの状況判断と運に展開が左右される形になるので、とにかく最後まで生き残ることが大事なレースになりそう。セーフティカーの出動も大いに考えられるので、スタート時点でドライならばハードタイヤでスタートして可能な限り引っ張る、なんて作戦もアリな気がします。
逆にスタートからウェットで、途中微妙に路面が乾いていく状況だと、インターミディエイトをどうマネージメントするかというのがカギになりそうですね。
角田はスプリントレースでは運にも助けられてポイントゲットするところまで順位を上げあることができましたが、予選ではまだフェルスタッペンとの差が目立つ感じではありますね。とはいえ、Q2のタイムはそこまで大差をつけられていたワケでは無いし、Q3にもちゃんと進出できたワケなので、少しずつ前進している感じでもあります。
予選アタックでフルプッシュしたときの挙動は実際の予選で走りながら体得するしかないんでしょうし(フリー走行でリスクのある走りをしてマシンを壊すわけにもいかないし)、こればっかりは場数を踏んで学習するしかないんでしょうね。ピットとの無線のやり取りも相変わらずとっ散らかっている印象がありますが、これも時間が解決してくれるでしょうか。
メルセデス推しとしては、成長著しいアントネッリが決勝でどこまで行けるのかも気になるところ。スプリントでは1コーナーでピアストリに競り負けてしまいましたが、決勝ではまた隣にピアストリが並ぶ格好となっており、今度はどういう展開になるか。いやしかし、シーズン序盤でここまでの速さを見せるなんて想像もしていなかった……。
あとはスプリントでは残念な結果になったものの、予選でまた6番手・7番手を獲得したウィリアムズの2台も気になる存在。サインツもだんだんマシンに慣れてきている感じしますね。