大須は萌えているか?

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Windows版『STEINS;GATE』をやってみた

すごい今更な話ではあるんですが、最近『STEINS;GATE』(シュタインズゲート)というゲームをプレイしてみました。最初にXBOX 360で発売されたときにかなり話題になっていたゲームですね。私はXBOXは持ってないのでPSPあたりに移植されるのを待つかー、と思ってたんですけど、ひょんなことからWindows移植版を手に入れたので、PCでプレイしました。

STEINS;GATE
リエーター情報なし
ニトロプラス

公式:想定科学ADV STEINS;GATE OFFICIAL WEB SITE(音声ありますので注意)

このゲーム、「科学アドベンチャーシリーズ」第二弾という位置づけのゲームになっており、その第一弾である『CHAOS;HEAD』はPSPでプレイ済み。ただ、あまり良い印象は持てなかったのでシナリオ全部はやってなかったりするんですけども。ただ、『STEINS;GATE』はかなり評判が良かったらしいのでちょっとやってみたくはありました。

んでプレイしてみた感想なんですけど、これは面白い。かなり面白い。

登場するキャラクターがやたらネットスラングを使ったり、オタクネタ満載だったりするのは『CHAOS;HEAD』と変わらないんですけど、まず一番良かったのは主人公。私は『CHAOS;HEAD』の主人公である西條拓巳にはかなりガチで嫌悪感を抱いてしまい、イマイチゲームに没入できなかったんですね。そして『STEINS;GATE』の主人公である岡部倫太郎もぱっと見気持ち悪いキャラクターなんですが、表面上は厨二病患者的に振る舞っているものの仲間思いで強い信念を持っており、ストーリーを進めるごとに好感が持てるようになりました。

西條拓巳もストーリー終盤では主人公らしいところを見せるんですけど、本気出すのが遅すぎというかなんというか。あと、岡部倫太郎を演じる宮野真守の演技も素晴らしかった。

それからこのゲーム、タイムトラベルというある意味手垢の付きまくった題材を扱っているワケですが、むしろそれによってストーリーに取っ付きやすかった気がします。「過去に短いメールだけ送れる」という初期の設定も面白かったですね。「それくらいのことなら、ひょっとしたらホントにできるんじゃね?」という気がして。現実の理論や事象ともかなり密接にリンクしているので、出てくる用語をWikipediaで眺めながらゲーム進めてました。『CHAOS;HEAD』でも実際にある理論を下敷きにしているところがありましたけど、『STEINS;GATE』の方がさらに現実とのリンク感が強い感じ。

物語のテンポも良く、続きが気になって仕方無い感じでしたねー。深く考え始めると物語の整合性でちょっと気になる部分もあったりはしますが、こまけぇこたぁいいんだよ。ただ、某ルートとTRUE ENDルートに行き着く分岐がどうしてもわからなかったので、そこだけはWEBで攻略情報見ざるを得ませんでした。あれは普通にやってたら全然わからん。

あと、『メタルギアソリッド』や『ブラック★ロックシューター』で有名なhukeのイラストもゲームにマッチしている感じがして良かったですね。こういう「科学アドベンチャー」の場合、『CHAOS;HEAD』のようなギャルゲー寄りのイラストよりも、こっちの方が合っている気がします。ちなみに個人的な一押しキャラは天王寺綯。ぅゎょぅι゛ょっょぃ・・・いいえ私はロリコンではありません。ただ彼女のイベントCGは最高です。

Windows版は発売直後にかなり致命的なレベルでのバグが発生したりしてたみたいですが、ゲーム始める前に予めアップデートパッチ(Version1.20)を入れておいたコトで致命的なバグは発生しませんでした。32bitのみ対応とされてますが64bitのWindows7でも動作に問題は無く、たまにデータをロードした瞬間にゲームが落ちるだとか、一部グラフィックやフォントが微妙に乱れる(Radeonのグラボ使ってるとおかしくなるという噂もあるみたいです・・・確かにRadeon HD 4870使ってますが)現象はありましたが、致命的というほどではない感じ。でもこれ、発売日に購入した人涙目だったでしょうね・・・。

ともあれ、面白いストーリーのアドベンチャーがやりたいという人にはかなりオススメなゲームでした。『CHAOS;HEAD NOAH』の流れを見ていると、じきにPSP(もしかするとiPhoneも)にも移植されそうな気もしますので、携帯機でやりたい人はそれを待つのも手です。