大須は萌えているか?

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『ビビッドレッド・オペレーション』がおバカ過ぎて面白い

今期やってるアニメの中で、『ビビッドレッド・オペレーション』が非常にお気に入りになりつつあり困っております。

この作品、『ストライクウィッチーズ』にて「股間督」の称号を得た高村和宏監督の作品となっておりますが、個人的に『ストライクウィッチーズ』は2期まで観たんですが、まぁ「ふーん」くらいの感じで。ついでに言うと『スカイガールズ』もTVアニメ観てたんですが、これも「ふーん」くらいの感じで。女の子が空飛んで戦う話という括りでいうと『インフィニット・ストラトス』も観てたんですが、「ほーん」くらいの感じで。

じゃあなんで『ビビッドレッド・オペレーション』は気に入ったかというと、もう清々しいほどに「おバカ」だからです。

いや『ストパン』や『IS』もパンツ(じゃないから恥ずかしくない)丸出しで戦ったり、男子が一人だけの学園でウハウハだったりと十分頭の悪い設定があったりするんですが、一応そのへんは細かな設定や肉付けがあったりするじゃないですか。パンツ(じゃないから恥ずかしくない)丸出しなのはストライカーユニットへの干渉を避けるためだとか、IS学園がハーレムなのは本来ISというものが女性にしか起動させられないものだからとか。

でも『ビビッドレッド・オペレーション』でパレットスーツを身にまとうのが主人公である一色あかねとそのクラスメイトであるというコトに、明確な理由って無さそうじゃないですか。そりゃあかねの祖父である一色健次郎が、あかねに使わせる前提でビビッドシステムを開発したからという説明はできそうですが、常識で考えたらアローンなんていうワケのわからん敵と戦う役目を孫娘に負わせるワケないじゃないですか。

かといって、エヴァンゲリオン初号機がシンジくんでないと動かせないって程深刻な事情も無さそうじゃないですか。そうなると、もうコレ完全にジジイの趣味じゃないですか。んでもって、1話の終わりでいきなり「ドッキングじゃ!!」などと抜かすワケじゃないですか。示現エンジンがどんだけスゴイものか知りませんが、スーパーロボットじゃあるまいに人間同士がドッキングとか意味わかんないじゃないですか。でもあかねは「やろう、あおいちゃん!」とあっさり受け入れ、あおいちゃんも「私やります!」とこれまたあっさり承諾しちゃうワケじゃないですか。挙げ句にドッキングの方法が「おでこにチュー」ですよ。

もうなんなのコレ。

この1話から2話にかけての一連の流れを見て、「ああ、これはツッコミを入れたらいけない作品なんだ」と悟るワケです。「Don't think.Feel」です。細かいコトは置いといて、ノリで楽しむべきだと。ていうか、制作側もそういうコンセプトで作ってますよねきっとコレ。

んでもってこの作品、全体的に「なんかどっかで見たようなシーン」がやたら多いワケです。以前ブログでこの作品のコトについて触れたとき(⇒ アニメな話 2013年冬)に『ストライクウィッチーズ魔法少女リリカルなのはGガンダムと少しエヴァを足したような作品。あと平成ライダーの要素も混じってるか』と書きましたが、もっといろいろ混じってますねコレ。過去の深夜アニメとロボットアニメと特撮の要素を濃縮還元したような状態。なにも考えずにぽかーんと観ていると、なんか良くない感じの脳内麻薬が出ている様な感覚すら覚えます。

この辺は高村監督がガイナックス出身というのも大きいんでしょうね。

正直この作品を好きだ言うコトは「ノリと尻さえあればそれでいい」と宣言するに等しく、アニメをダシに小難しいコトを延々論じたい向きには全くウケなさそうな作品なんですが、この身も蓋もない感じが私のツボに入ってしまったようです。なんか観るたびに自分がどんどんアホになっているよーな気もしますが、元からアホなので大して問題は無いものと思われます。

最後にこの記事を端的にまとめさせていただきますと、「あおいちゃんブヒィィィィィィィ」というコトであります。以上です。