大須は萌えているか?

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『ビビッドレッド・オペレーション』最終話を観たりBD1巻買ったりした話

遅ればせながら、『ビビッドレッド・オペレーション』いわゆるひとつのビビオペを最終話まで観たりBD1巻買ったりした話。

世間的(?)にはガルパンのBDをスルーしてビビオペに手を出すのは何かがおかしい気もするのですが、いいんだよ個人的にはこっちのがお気に入りなんだから。

ビビオペについての感想なぞをWEBでちらほらと見ていると「作画は良いけど脚本がアレ」といった意見が目に付いたりもしますが、いやビビオペという作品は脚本がどうとかって次元で語られるべき作品じゃないんですよ。むしろ脚本とかどうでもいいから。

以前にも書いたんですけど、このアニメは最初からもうツッコミどころが多すぎて、真面目に観ちゃうと1~2話の時点で頭がフットーしちゃうレベル。もうその時点で脚本の善し悪しを語る作品では無いのデス。

だいたいが示現エンジンが発明されたコトによりエネルギー問題が解決して世界が平和になりましたって言うけどさ、実用化されてからたった5年で世界のエネルギーの9割を供給するようになるとかふつーで考えたら有り得ないし(既存のエネルギー利権を握っている側がそれを許さない)、世界の9割のエネルギーを1カ所のプラントから供給するなんてリスクが大きすぎます。アローンが出現しなくてもテロリストのいい的になってるでしょう。

敵役として登場するアローンやそれを差し向けてきたなんかスゲエヒモ的な超越的存在やカラスのカッコした「代弁者」なんかも割とアバウトな描かれ方しかしておらず、結局この示現エンジンとアローンって「守るべきモノ」と「それを襲う敵」を象徴したアイコンみたいなもんで、極端なコト言うとこれがアダムと使徒になろうと別に問題無いと思うんですよね。

そうして考えると、この作品の世界設定やストーリーというのはあくまで添え物に過ぎず、過去の特撮ヒーローものやロボットアニメのエッセンスを盛り込んだシチュエーションで戦うおにゃにょこを描くコトそのものが主題であろうと思うワケです。世界設定やストーリーはそのシチュエーションを描くための手段に過ぎません。

なので、この作品を評するときに脚本がどうとかっていう話は激しくどうでもいいのデス。アローンと戦うヒロインたちにときめくかときめかないか、あおいちゃんにブヒれるかブヒれないか、それだけなのデス。そこでこの作画レベルの高さと、非常にツボを押さえた変身シーンの魅力が活きてくるのデス。

あ、でも改めてBDで1・2話を見返すとれいちゃんも魅力的なポジションにいますね。根は良い子なのに切実な理由があって主人公らと敵対しているという立場は無印なのはのフェイトちゃんを彷彿とさせるモノがありますが、それでいて直接戦うワケではなく矢を使ってアローンをパワーアップさせるという役どころは戦隊モノでいうところの電撃戦隊チェンジマンのギョダーイ的なポジションのようでもあり、二重の意味で観ててニヤニヤしてしまいます。

戦闘シーンが最初から出し惜しみ無しなのも良いですね。もう2話の段階でドッキングした上にゴルディオn……ビビッドインパクトなんていう超必殺級の武器使ってるし。世が世なら長官が承認しないと使えないレベルの武器ですよ。でも、最終話では素手でグーパンというのが逆におもしろかったところ。あえて最後はシンプルな鉄拳一撃で締めるというところに美学を感じずにはおれません。

BD1巻には声優陣のオーディオコメンタリーが収録されておりますが、これ制作スタッフのコメンタリーも聞いてみたいですねぇ。ちなみにBD2巻もジャケットのあおいちゃんを見ただけで萌え殺されるところだったので買わざるをえません。なんかこのまま全巻買ってしまいそうな気がしないでもありません。

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