大須は萌えているか?

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夏の青函連絡ツアー その1:はるばる来たぜ函館

連休を使って、久しぶりに北の方まで行ってみました。クルマや飛行機ではなく、ひたすら電車に乗って。

函館

そんなワケで、函館です。北海道です。

名古屋から東海道新幹線東北新幹線⇒在来線特急と乗り継いでやってきたワケですが、名古屋を7時40分過ぎくらい発の新幹線に乗って、函館に着いたのが15時くらいだったと思うので、ざっと7時間半くらいでしょうか。在来線特急が地味に時間掛かるんですよねぇ。

でも『津軽海峡冬景色』のような一昔前の世界だと、上野発の夜行列車乗ってそこから青函連絡船に乗り継いでやっと到着するワケですから、半日程度で名古屋から函館に着くのはむしろスゴイのかも知れません。飛行機使えば1時間半ですが、飛行機苦手なんです、ええ。

なんで函館に来たかと言えば、今まで北海道は2回ほど来たコトあったものの、2回ともフェリーで苫小牧に到着⇒そこから札幌、さらに北上して稚内……というルートを取ってしまったため、函館の方って来たコトなかったんですよ。なので1回くらい行ってみるべ、と。

到着時、ホテルのチェックイン時刻にはまだ早かったので、とりあえず荷物をコインロッカーに預けようと函館駅構内をうろついていたところ、「多目的ホールイカすホール>」などと書かれた案内標識を発見。

函館名物のイカにちなんでいるのでしょうが、このネーミングは誰か止めようとしなかったんでしょうか。今日日「イカす」はないだろう「イカす」は。バンド天国か。もうちょっとネーミング考えた方がいいでゲソ。

五稜郭

函館には1泊して、翌日はまた早々に移動する予定だったので、ベタな観光地をざっと見て回ります。そんなワケで、函館駅前から路面電車に乗って、五稜郭方面へ。

函館駅から五稜郭最寄りの駅(五稜郭公園前)まではおおよそ15分くらい。ただ、路面電車の駅から五稜郭って中途半端に離れているのね(徒歩10~15分くらい)。

五稜郭の隣になにやらタワーがそびえ立っていたので、まずコイツに上ってみるコトに。

このタワーの上からだと五稜郭の形がよくわかる……んですが、なんか想像していたより小さいな、五稜郭。もっとこう、なんていうかゼビウスアンドアジェネシスみたいな奴を想像していたんですが(?)。

五稜郭以外にも、函館市街を一望できるのはなかなか。函館山も見えます。

タワーからの景色を堪能したあとは、五稜郭の中に入ってみました(公園として開放されており、入場無料)。函館奉行所の建物もあるんですが、こちらは2010年に再建されたもので、ここの中だけは入場料が必要となってます。

せっかくなので入場料払って中に入ってみたんですが、すげーピカピカです。いささか趣には欠けますが、これはまぁ仕方無い。

館内の格子窓の隙間から、特徴的な楼閣を見上げてみる。アレ、目立つもんだから箱館戦争時には艦砲射撃の的になったとかって話も。

なんか要塞としてはイマイチというか、中途半端というか……ハッタリ重視という感じがしなくもありません。でもこういう星形要塞って日本じゃ珍しいので、一見の価値はありますけどね。

函館山

五稜郭のあとは、一度函館駅前に戻り、コインロッカーに入れていた荷物を回収後、ホテルにチェックイン。そして今度は函館山へと向かいます。ベタです。

夕方18時くらいにロープウェイ乗り場に到着したんですが、かなりの混雑ぶりでした。自分の周りに居たのが中国人の団体客で、なんか中国語ばかりが飛び交ってましたが(北海道は中国人観光客がとても多い)。

ロープウェイの中からでも、なかなかの絶景。昼間来ても良さそうですね、ここ。

山頂到着後、日没までもうちょい時間がありそうだったので、夕日が見える方角までぶらぶら。この日は台風11号が九州・四国に接近中で、西日本全域がヤバげな状況になりつつあったんですが、函館の天気はまだ大丈夫でした。

山頂にある展望スペースはかなりの混雑だったんですが、とりわけ夜景の定番アングルを撮影できるポイントは、私が到着した時点でもすさまじい人混みでした。なんとか手を伸ばして一枚撮ってみたんですが、暗くなってしまうとまともに撮影できない状態。

そんなワケで、あまり混雑してないポイントで日没を待つコトに。なんで混雑していないかというと、写真撮ろうと思うとロープウェイのロープが写り込んでしまう場所だから。

ただ、手を伸ばさないと撮影できないような場所よりはマシというモノです。あそこでちゃんと写真撮ろうと思ったら、相当早い時間から場所を確保しておかないと無理なんじゃないかな……。

そして暗くなってきました。しかし私、GWの長崎に続いてまたしても三脚を持ってくるのを忘れてしまい、なんとか手ぶれを誤魔化しながら撮る有様。

その後、別の場所からも一枚。港の景色も素晴らしいですね、ココ。長崎よりも好きかも、ここの夜景。

ところで、函館山のロープウェイ乗り場にはGLAYの写真なんかは貼ってあったんですが、北島三郎はまったくありませんでした。「函館」から連想する歌手といったらまずサブちゃんだと思うんだけどなぁ……。

やきとり弁当

函館山でとっぷり日も暮れたところで、晩飯をどうするかという問題があったワケですが……ふもとまで降りたあと、すこし歩いてハセガワストアというコンビニへと向かいます(函館山から近いのはベイエリア店)。ここ、店内に飲食スペースもあり、弁当買うとそのまま店内で食べるコトも可能。

んで、買ったのがやきとり弁当。

いやなんかコレ函館の名物という噂を見かけまして……(GLAYのJIROやHISASHIも好物らしく、そこから全国的に有名になった模様)。実際問題、店内にはやきとり弁当専用の注文用紙まで用意されており、注文する際はその用紙にタレの種類や数量を記入し、レジで精算する仕組み。注文後店内で焼くため、少々時間がかかります。

注文したのは一番人気というタレ味。「やきとり」なのにどう見ても豚肉なんですが、道南で「やきとり」と言えば豚肉のコトを指すそうで。

で、味はといえばほぼ見た目から想像した通りの味。でもこのタレ美味い。わざわざ函館まで来て食べるべきものかと言われるとアレなんですが、これ近所のコンビニなんかで売ってたらつい食べたくなる味ですね。とりあえず、話のタネとしては悪くないかとは思います。

このハセガワストアベイエリア店)のすぐ隣には、これまた函館ではメジャーだというハンバーガーショップラッキーピエロもあり、ついついハンバーガーも食べたくなってしまったんですが、店内がすげー混み合っていたので断念。

しかし、函館まで来て敢えて魚介類ではなく、地元のジャンクフードを食うというのもある意味贅沢なのかもしれません。

その後は周辺にある赤レンガの建物を眺めつつ、道すがらセイコーマートでお酒を買って、ホテルで飲みつつ就寝。

……続く。