*この記事はただの愚痴であり以下略
すいませんまた松本行った時の愚痴です。今度はメシ食ったあとの帰り道の話なんですけど。
この日は三連休の中日というコトもあり、帰りの中央道も程よく混み合っておりました。追い越し車線もややつっかえ気味で、走行車線と同じよーなペースで進むような状態。
んで、こういう時に出現するのが本来追い抜いてはいけないところから追い抜きをかけていくバイク。左側の路側帯を爆走していくのはもちろんのこと、走行車線と追い抜き車線の真ん中をジグザグにすり抜けていくのも結構いたりして。
バイクのすり抜けを嫌うドライバーは多いですが、その理由として後方から接近するバイクってクルマから確認し辛いんですよね。バイクって加速がいいもんだから、少しバックミラー見てない間に横に来ているコトがあるし、あるいはクルマの斜め後方のミラーの死角からパッと現れるコトもあるので、ドライバーからしたら気付かないまま接触したりしないか不安になるワケです。
信号待ちで停車している車列をすり抜けていくのはまだ良いとして(それすら嫌うドライバーもいますが)、走行中のクルマとクルマの間をすり抜けていくのはホント勘弁して欲しい、というのが正直なところ。車線変更時や、カーブで少し膨らんだときなんかに気付かず接触するリスクが高すぎます。
この日も休日の長野というロケーションゆえバイクも多く走っていたんですが、まー真ん中をすり抜けていくライダーの多いこと多いこと。おかげで、ミラーをかなり頻繁に見る必要がありました。
そんな中、ちょっと族っぽいやんちゃなバイクに乗って揃いのジャケット着た集団が、やはり真ん中をジグザグに走りながら追い抜いていったんですよ。その時はあぶねーなぁ、と思って見送ったんですが、その後しばらくしてクルマが完全に停止しちゃうレベルの渋滞に。ナビの情報だと渋滞区間というワケでは無く、一体どうしたのか……と思ったら、追い越し車線で1台のクルマがハザードランプつけて停車しており、その脇にさっきのバイク集団のひとりがうずくまっておりました。
……案の定、事故ったようです。命に別状が無さそうだったのは幸いですが。
世の中避けられないような事故もありますが、こういうのって無用なリスクを増やして事故るべくして事故ってるワケじゃないですか。だいたい、高速道路での走行中に転倒事故なんて起こしたら、バイク側の方がリスク高いじゃないですか。後続車に跳ねられでもしたら、それこそ命に関わる。
サーキットで走るレーサーがギリギリの接近戦を演じるコトができるのは、お互いが高い技量を持っていると信頼しているからこそです。一般道で走るドライバーは免許取り立ての初心者から老人まで様々で、中にはバックミラーをキチンと確認していなかったり、カーブでフラフラしちゃうドライバーだっている。
そんな中、高速道路を走行するクルマとクルマのわずかな隙間をぬって走るという行為がどれだけリスキーか、という話で。ライダーが自分の技量にどれだけ自信があったとしても、クルマの方が予期せぬ動きをしたら、その時点でアウトですよ?
バイク乗ってる人で「いやー二輪は危ない乗り物だからねぇ」なんて言う人は多いですが、その一方でさらにリスクを高めるような乗り方しちゃう人がいるのはなんなんだろ。いやリスクを取るような走りをしたくなる時があるのは理解できるんですが、それは混み合ってる高速道路を走る時じゃないでしょ?
ちなみに、道路交通法では
第二十八条 車両は、他の車両を追い越そうとするときは、その追い越されようとする車両(以下この節において「前車」という。)の右側を通行しなければならない。
2 車両は、他の車両を追い越そうとする場合において、前車が第二十五条第二項又は第三十四条第二項若しくは第四項の規定により道路の中央又は右側端に寄つて通行しているときは、前項の規定にかかわらず、その左側を通行しなければならない。
via: 道路交通法
とされており、道交法上もクルマとクルマの真ん中をぶち抜いていくというのはアウトですね(『第二十五条第二項又は第三十四条第二項若しくは第四項』というのは、右折時には道路の中央に寄って徐行しなさいよ、という規定)。