大須は萌えているか?

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ドライブがてら松本城を見物してみた

最近、あんまし自分ちのクルマでロングドライブしてないような気がしたので、A180を連れ出して中央道をひた走り、ついでに長野道に入って松本まで行ってみました。なんとなく、ドライブがてら松本城でも見に行ってみようかなって。

松本城は1590年代に築造されたとされる天守が現存する城であり、現存する五重天守としては日本最古。国宝指定もされているコトで非常に有名な城ですね。子供の頃からキャンプなんかで松本の近辺にはちょくちょく来ているので、松本城にも昔行ったコトある……という気がしないでもないんですが、困ったコトにとんと記憶が残っていません。

なので、ドライブがてら改めて見物してみようと思ったワケです。

名古屋からだと松本はクルマで約3時間。10時過ぎには到着し、さて早速城見物……と思ったら、なんか入り口にスゴイ行列ができている。

どうやら入場チケットを買うための行列らしいんですが、城の入場チケット買うのにここまで行列が出来ている様を初めて見ました。同じ国宝である犬山城だってすぐにチケット買えたのに、一体どういうコトなの。

ただ、チケットはすぐ側にある松本市立博物館の受付でも買えるというコトが判明したため、一度は並びかけた行列を離れ博物館にて購入。こちらはほぼ行列無し。ただ、入場後今度は天守に入るための行列ができており、こちらはなんと50分待ち。同じ国宝である犬山城では以下略。

姫路城ですらもっと余裕あったのにこれは一体……まぁ姫路城は改装中だったコトもあるかも知れないんだけどさ。松本城って最近なんかテレビで紹介されてたりとかしました?(テレビ番組に疎いからわからない)

とりあえず、行列に並びながら適当に城を撮ってみたり。左下の白い幕に覆われているのは月見櫓で、現在漆の塗り替え作業中とのコト。ちょっと残念。

姫路城のような白亜の城も見事なもんですが、この黒白ツートンの松本城もカッコいいですねぇ。

角の張り出したスペースには鉄砲狭間と石落が。「石落」とはいっても、ここからも鉄砲を使って攻撃するコトも想定されていた模様。

んで、実際50分くらい並んで(とはいえ、途中ベンチに座るコトはできます)、ようやく城内へ。

さっき表から見た鉄砲狭間を中から見るとこんな感じ↓。内側は少し広く作られていて、狙いを付けられる範囲を広くするという工夫が為されています。

こちら↓は天守2階の武者窓。ごつい竪格子が特徴。

天守4階には御座所(有事に城主が詰める場所)があり、謎の四角錐が置かれていました。

天守最上階からの眺めはめちゃくちゃスゲー、というワケでも無いんですが、まぁ平城ですしこんなもんでしょう。

そういや、最上階の天井にはなにやら神様も祀られておりました。二十六夜神というそうですが、聞き覚えの無い神様だな。でも、それを祀った城はこうして永きに渡ってその姿を留めているワケで、その御利益はスゴイのかもしれない?

最上階から降りてきて、改装中の月見櫓を内部から。実戦を考慮した城なのに月見櫓なんてのがあるのか、と思ったら、これは後に増築されたものなんですね。

城内の見物を終えたあとは、外から違う角度でも写真を。

この前青森で見てきた弘前城も趣のある城でしたが、やはりこの五重天守は絵的に映えますねぇ。

入場時の待ち時間や、このあと遭遇するアチャーなトラブルもあって今回のドライブはホントに松本城見ただけで終了だったんですが、でも見に行って良かった、と思える城でした。やっぱり、昔のまま現存している天守は鉄筋コンクリには無い迫力が……。

せっかくだから、残りの現存十二天守も折を見て回ってみたいなぁ。確か四国にやたら残っていたような?