大須は萌えているか?

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F1[14]日本GP フリー走行1&2

日本GP予選を見終わってしまったあとですが、金曜日の鈴鹿に行ってきたお話。

セッション開始前のあれこれ

今年もF1日本GPは金曜日チケットでフリー走行のみ現地観戦し、予選・決勝はテレビ観戦というスタイルです。決勝は台風の影響もあって荒れたコンディションも予想されるので、帰り道のコトを考えると非常に正しい選択だったような気がしないでもありません。

今回もサーキットまでは近鉄特急+バスで。サーキットで酒飲む気満々です。

サーキット到着後、セッション開始までは少し時間があったので、GPスクエアの展示物なんかを見物。来季から復帰するホンダが昨年同様ブースを構え、第二期F1活動時のマクラーレン・ホンダを展示しておりました。

マルボロカラーのマクラーレン・ホンダ、F1マシンといったらコレ!というくらいに日本のF1ファンには浸透しているマシンですね。左から90年のMP4/5B、91年のMP4/6、92年のMP4/7。アイルトン・セナがもっとも輝きを放っていた時代のマシン。

その隣にはこれまたホンダエンジン搭載のF1マシンが並べられておりました。

小排気量ターボのホンダエンジンを搭載して16戦15勝という圧倒的な強さを誇ったマクラーレンMP4/4も。

土曜朝にベッテルレッドブル離脱が発表されたコトで、ベッテルフェラーリ加入、そしてアロンソマクラーレン・ホンダに移籍するという噂が俄に真実味を帯びてきたワケですが……アロンソの力を得て、この時の栄光をホンダは再現できるんでしょうか。

そしてレッドブルブースには、グランツーリスモとのコラボレーションで生まれた変態マシン・X2010が展示されておりました。

コレは展示用の実物大模型ですが、しかしこうしてみるとカッコいいね、このクルマ……。

FP1

今年もFP1は200Rで見物しました。コースが近いから、マシンの音も良く聞こえますし。

席に座るなり、朝飯代わりに買ってしまった可夢偉弁当を食う。FP1は残念ながら可夢偉は出走しないんですけどね。

んで、実際各マシンがコースインして、その音を聞いてみたんですが……うーん、かなり静かになりましたね。目の前をマシンが通過していても、隣の人と会話ができてしまうレベル。ターボや回生システムの音もお世辞にもカッコいいとは言えないし……コレはなんとかした方がいいよバーニーさん。

あと今年のマシンデザインも、とうとう見慣れるコトが無かったなぁ……やっぱりこのノーズはどうにも格好悪いですよ、ええ。

まぁフェラーリより、マクラーレンみたいなチ○コノーズが一番カッコ悪いですけどね?

カラーリング含めてもう少しなんとかならんのか、と思うのはフォースインディア。知り合い曰く、「マイナーカテゴリーのチームと見間違えるようなカラーリング」。そしてチン○ノーズだし。

これらのマシンに比べるとメルセデスのマシンは悪くないように見えてくるから困ったもんです。まぁドイツの科学力は世界一なので当然ではあります。

FP1の注目はなんといっても急遽フリー走行デビューが決まったマックス・フェルスタッペン(まともに撮れてる写真が無かった)。

17歳の誕生日迎えたばっかりですってよ。鈴鹿みたいな難しいコースでデビューなんて、ミスってマシンぶつけるんじゃ……と思っていたら、そつなく走り12番手タイムを記録。来季はトロロッソのレギュラーとなるワケですが、どこまでやれますか。

そして今年トロロッソからデビューした若者・クビアトは、土曜になって離脱するベッテルに代わりレッドブル入りするコトが発表されましたね。

ヴェルニュのトロロッソ離脱も確定しているので、そうなるとサインツJrが加入するの?という話になるワケですが。レッドブルトロロッソも、若さを全面的に出していく戦略なんですねぇ。クビアトはFP1でベッテルの3/100秒落ちのタイムで10番手タイム。クビアトだって鈴鹿初めてのハズなんですけど、まーこのタイム見るとレッドブル入りも納得?

ベッテルはFP1にヘンテコな色のヘルメットで出走し、なんだか一目で分かるようになってました。

ここ数年の鈴鹿はまさにベッテルが圧倒的な速さを見せていたワケですが、その鈴鹿レッドブルの離脱が発表されるというのも皮肉な流れですね。FP1は番手タイムに終わり、タイム的にはリカルドが7番手と先行する格好。

FP1は結局メルセデスの2台がトップ2、3番手にアロンソという結果で終了。トップタイムはロズベルグ

……にしても、天気予報だとひょっとしたら雨降るかも、くらいの予報だったので涼しいのかと思いきや、結構日も差してかなり暑かったですね。あまりに汗かいてしまったので、昼食は「そら・たべよ」まで行って涼みながらランチビュッフェとしました。

FP2

昼食で一息ついて、FP2は2コーナーから見物するコトに。シケインからは去年見物したので、今年はちょっと違う場所に行ってみるかと。それにしてもここの2階席、1コーナーからS字まで見渡せる抜群の眺めですねぇ。一度ここから決勝見てみたいなぁ。

FP2はとうとう可夢偉登場!というコトでスタンドも盛り上がっていたんですが、早々にS字の侵入でケツが流れてスピン、タイヤバリアにクラッシュ。えー。

可夢偉曰くいきなりオーバーステアになってしまった、というコトで原因はようわからん状態だったみたいです。ただ、ドライバーのミスというよりは何らかのメカニカルトラブルっぽい?

しかし、可夢偉だけでなくレッドブルのリカルドもシケインでバランスを崩し、最終コーナーでクラッシュした模様。

こちらはドライバーのミスというコトで、リカルドもそれを認めるコメント(⇒ リカルド「クラッシュの原因は僕自身のミス」 :レッドブル金曜コメント - AUTOSPORT web(オートスポーツweb))してますね。マシン撤去にしばし時間が掛かってしまい、赤旗中断の原因にもなってしまいました。

結局FP2もメルセデス1-2だったワケですが、3番手に食い込んだのはウィリアムズのボタスでした。ウィリアムズ、鈴鹿でもかなりいけるっぽい?

なお、セッション中には宿敵マルシャをオーバーテイクするケーターハムも見るコトができました(譲っているだけともいう)。

この辺のチームも来季そもそも存在しているかどうかが怪しいところなので、写真撮っておくにこしたコトありません(失礼)。あ、そういう意味ではザウバーもね。FP1・FP2とも17・18番手と、「ビリから3番目」チームの座を確固たるモノにしちゃっている模様。

そして、フェラーリを駆るアロンソの姿も見納めっぽい?FP2では7番手タイム止まり。

セッション終了間際になって雨雲が出てきて、少し雨粒が落ちてきたもののセッションそのものの進行には影響なし。もっと早い内にどっかり降っていれば、雨の予報が出ている決勝の予行になったのかもしれませんが。

最後はヴェルニュがマシントラブルによりバックストレートでマシンを止め、2度目の赤旗中断となりそのままセッション終了。

ちょっと冴えない終わり方でした。

琢磨&ハーバート

セッション終了後GPスクエアまで戻ってみると、ちょうど佐藤琢磨トークショーが行われてました。

ていうか、スゴイ人気です。今でも日本人ドライバーで一番人気あるんじゃなかろうか。

今のF1に対する印象や、急遽参戦したフォーミュラEの話なども語っておりました。琢磨も今のF1サウンドには物足りない印象みたいですね。日曜にはマクラーレンMP4/4のデモランのドライバーを務めるというコトで、琢磨自身かなり楽しみにしている模様……なんですが、天気大丈夫ですかね?

そして琢磨のあとは、ジョニー・ハーバートトークショーがあるというコトでそのまま聞いていくコトに。現役時代からナイスガイっぷりに定評のあったハーバートですが、トークショーのステージ上でも非常ににこやか。そして進行役はオグタンでした。

そしてハーバートの振る舞いが実に面白くて、客席に居るハーバートのシャツを着たファンの方(現役時代からずっとハーバートのファンだそう)を壇上に招きいじり始めたり、

舞台袖にいたアンソニー・デビッドソントークショーに出演する予定は無かった)を引っ張り出して会話に参加させてしまったり。

デビッドソンはSky Sports(イギリスのスポーツチャンネル)の収録のためにスタンバイしていたみたいなんですが、トークショー終了後ハーバートと2人で客席の中に入り込んで収録を始めたもんだから、周囲のファンは騒然。すぐ近くに居た私も騒然。

いやー、ハーバートすごい。ナイスガイ過ぎる。これだけのナイスガイで、かつグランプリウィナー(キャリア通算3勝)というのがスゴイですね。若い頃はかなりやんちゃだったみたいですが。

でも、ファンサービスだけでなく、来期からのホンダについてコメントを求められると「メルセデスの強さを考えると困難が予想されるが頑張って欲しい」と冷静に現状を分析しつつホンダにエールを送ったり。サービスするところと締めるところのバランスが絶妙。改めてジョニーが好きになってしまいました。

なお、このジョニー・ハーバートの印象が強烈すぎて、フリー走行のコトをだいぶ忘れてしまったのは秘密です。