大須は萌えているか?

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F1[17] モナコGP 予選

なかなかに白熱のポール争いでした、F1モナコGP予選。

9年ぶりの

モナコではフェラーリレッドブルも予選からかなりのパフォーマンスを発揮してくると思われ、メルセデス含めてかなり白熱した予選が期待されましたが……今回はハミルトンがQ2でノックアウトされてしまうという波乱含みの展開となりましたね。最後のランでバンドーンのクラッシュによるイエローが出てしまったというのも不運でしたが、全体的にハミルトンのマシンに安定感が無く、仮にQ2突破できていたとしても、Q3でポール争いに絡むコトはまず無理だったであろうことも事実。

ハミルトンのマシンがここまで不調に陥った理由は今のところ不明というのも困ったところです。メルセデスの謎の不調というと2015年のシンガポールを思い出しますが、あの時は2台揃ってイマイチでしたしねぇ。見たところ、今回ボタスのマシンは調子悪くないみたいですし。

Q1、Q2と好タイムを連発してきたレッドブル、特にフェルスタッペンもポール争いに絡むかな、と思いきや、Q3はフェラーリメルセデス(ボタス)がややレッドブルを引き離す格好に。この辺はやっぱまだ地力の差がありますかねぇ。フェルスタッペンは決勝でアグレッシブになりすぎないようにして欲しいところですが、まぁイケるとこまでガンガンやらせてみるのも一興なのかもしれません。

で、3台の争いを見事制して見せたのがライコネン。一番ポール獲らなさそう(失礼)に見えた人がポールに来た……!ライコネンのポールは9年ぶりというコトで、これだけ間隔空けてポール獲れるってのもある意味スゴイな。ライコネンは今でも相当な実力者ですが、フェラーリ復帰してからはなぜか歯車が噛み合わないコトが多かったですし、またベッテルという強力なチームメイトを出し抜くのは容易では無いですし。

それでもやはりこの特殊なコースであるモナコは、「何か」あるんでしょうねぇ。

久しぶりのポールにもクールなライコネン、Q2で沈んで思い切り悔しがるハミルトン、予選からこれだけのドラマが見られたのは面白かったです。2番手ベッテルと、3番手ボタスのタイム差が1000分の2秒ってのもスゴかったですね。スタートでボタスがフェラーリの2台を崩せるかどうかが大きなポイントになりそうですが、さらにそこにフェルスタッペン辺りが絡んでいけるのかどうか、トップ争いの展開気になりますねぇ。

中団でも番狂わせ

そしてトップ3チームの後ろでも、いつもと違う雰囲気になってますね。

まず2台連続入賞記録を継続中のフォースインディアのうち、オコンがFP3でクラッシュしてしまい、なんとか予選に間に合わせたもののタイムを詰め切れず16番手タイム(決勝は15番手スタート)。オーバーテイクが限りなく困難なモナコでのこの順位は、さすがに厳しいですねぇ。ペレスは7番手をキープしていますが、オコンはさすがに今回入賞は厳しいかな……?

それからフリー走行ではレッドブルと共にトロロッソの2台も非常に好調で、Q3上位争いに絡んでくるのでは……とすら思えるレベルでしたが、クビアトは残念ながらQ2ノックアウト。無線ですげー吠えてましたが。サインツはリカルドの後ろに付ける6番手を確保したので、クビアトにしてみれば千載一遇のチャンスを逃したってトコでしょうね。ただ、スタート順位は9番手となるので悪くは無さそうですが。

そして、なんといっても2台のマクラーレン・ホンダが揃ってQ3進出を果たしたのは上々でした。……とはいえ、バンドーンはQ2最後にクラッシュしてQ3走れず&前戦のペナルティ(マッサの土手っ腹に突っ込んだ件)で3グリッドダウンして12番手スタート、そして復帰していきなり予選9番手に入って見せたバトンはホンダPUのMGU-Hとターボチャージャーを交換したコトで15グリッドダウンの最後尾スタート。

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番狂わせを起こしてみせても、結果的にスタートポジションはいつもより悪いってどういうコトなの。ヨーロッパラウンドに入っても、信頼性の問題に目処付けができないって辛いですね。せっかく貴重なポイントを獲得できそうな数少ないチャンスを、信頼性の問題でフイにするって悲しすぎる。せめてバンドーンに頑張ってもらうしかないですね。