大須は萌えているか?

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北陸日帰りドライブ ~高岡城・七尾城

もはや完全な恒例行事と化していますが、以前から日本百名城巡りを継続しているウチのかーちゃんが「七尾城に連れて行け」と宣うので、先週末ドライブがてら出掛けてきました。七尾城ってどこにある城なのかも知らなかったんですが、「石川県」と言われ少々目眩がしました。

高岡城

で、なぜか最初に訪れたのは富山県にある高岡城名神から東海北陸道かっ飛ばしてきました。

ていうか、4年前に家族でアルペンルート通って富山行ったときに高岡行ったよね?瑞龍寺とかめっちゃ近いよね?まぁ、例によってそのときはまだ百名城巡りを始めておらず、スタンプ押してないからという話なんですが……。

高岡城は特に建築物は残されていないようですが、城跡が公園として整備されてます。噴水などもあって結構お金掛かってる感じ。

公園の敷地は東京ドーム4.5個ぶんに匹敵する広さだそうですが、その1/3が水堀なんだそうな(⇒ 高岡古城公園 公式ウェブサイト::園内施設のご案内)。たしかに堀の面積が大きい。

城とは全然関係無いんですが、園内にあった痴漢防止の看板がひどく昭和のマンガめいていたので思わず撮影。

百名城のスタンプは園内の博物館にありました。

他にも体育館や動物園などの施設もあり、 観光客というより地元の人たちの憩いの場として賑わっている印象。市街地のど真ん中ですしね、ここ。

本丸跡は広々とした芝生になっておりました。

高岡城前田利長が隠居して富山城に移ったものの火事で焼失してしまい、代わりにこの地に築城したもの。とはいえ、利長は高岡城に入ってから5年後に死去しており、その後廃城となったため活用された期間はかなり短いんですね。

とはいえ、高岡の街の基盤を作った利長は今でも地元の敬愛を集める存在なんでしょうね。

しかし、隠居爺が余生を過ごす場所にしてはずいぶんと広大な敷地に立派な堀もあり、加賀百万石パワーを見せつけられたような気がします。すぐ近くにある利長の菩提寺瑞龍寺もずいぶん立派だしなぁ。

七尾城

高岡からは一般道を辿って、能登半島の真ん中らへんにある七尾城へ。市街地にある高岡城とはうってかわって、こちらは室町時代能登畠山氏によって築かれたという山城。

しかしここ、雰囲気はとても良いですね。野面積みの石垣もかなりしっかり残されてます。

ここも建築物は特に残っておらず、通常は百名城のスタンプは山の麓の資料館にある模様。ただ、駐車場に居たボランティアガイドさんに「百名城のスタンプってあったりします?」と尋ねたところ、「あるよ」と行ってスタンプ出してくれました。手間が省けた。

この城の一番素晴らしいところは、なんといっても本丸跡からの眺望。

山城はそのロケーションから眺望の良いところが多いですが、ここは特に良い眺め。ちょっと木が邪魔だけど。

城の駐車場からクルマでもうちょっと登ったところに別の展望所もあるみたいなので、景色を楽しむならそっちにも足を運んでみると良いのかも。

この城、「七尾城」という名前の通り7つの尾根にそれぞれ砦を配した大規模な山城だったみたいで、城跡をくまなく歩いて回ろうとするとかなり本格的なハイキングになっちゃう模様。……なので、本丸と二ノ丸跡を見物するに留めておきました。

この城、1577年に上杉謙信が攻め落としたそうですが、その際に「九月十三夜陣中作」という有名な漢詩を詠んだとかって逸話も。その詩が詠まれたのと同じ9月に訪れるコトができたのはちょうど良いタイミングだったのかも。

今回の城巡りはこの2つで終了。このあと、帰る前に私のリクエストでちょっと寄り道します。