大須は萌えているか?

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今年もスーパーGT 鈴鹿1000kmを観てきた(後編)

※この記事は今年もスーパーGT 鈴鹿1000kmを観てきた(前編)の続きです。

ヘアピンでしばし写真を撮ったあとは、鈴鹿サーキットの西の最果てスプーンへ。ヘアピンに人が多いのはいつも通りなんですが、130Rやスプーンにも結構な人が居たりして、なんか例年より人が多い印象を受けました。曇った天気で涼しかったから、西コースまで出歩く人が多かったという可能性もなくは無い。

ZENT RC Fと並んでキレッキレの走りを見せて、トップ争いを演じたau RC F。しかしなんだ、auカラーはあまりカッコ良く見えないな……私auユーザーですが。

この写真撮ってからしばらく経ってレース後半に差し掛かった際、ちょうどこのスプーンでイエローフラッグ掲示されたタイミングでZENTauオーバーテイクするシーンがあり、それが審議の結果「お咎めなし」と判定されたコトで物議を醸したりしてたみたいですね。

この映像を確認したところ、まずKEIHIN NSX CONCEPT-GTのコースアウト後、T14では黄旗二本振動が提示されていたが、T13では、まず滑りやすい状態を示すオイルフラッグと、KEIHIN NSX CONCEPT-GTを牽引するためのキャタピラー車(=低速車)が出動していたことを示す、ホワイトフラッグが提示されていた。

その後、T13には新たにイエローフラッグが提示されることになるのだが、ZENT CERUMO RC FがT13の区間開始を示すラインを通過したのは、イエローフラッグが提示されるほんのわずか直前であることが監視映像で確認された。そのため、ZENT CERUMO RC Fが通過した瞬間のT13は黄旗区間ではないため、ペナルティは課されなかったということだ。

via: ZENT RC Fの『黄旗追い越し』はあったのか。結果は「ギリギリセーフ」

J SPORTSの中継録画してたので後で見てみたんですが、確かに2台のRC Fがスプーンにアプローチした瞬間くらいにイエローが振られ始めたように見えます。まー状況を考えると明らかにプッシュすべきでない状況なんですが、実際問題ドライバーがイエローを視認できる状況では無かったコト、それにZENTauがやや姿勢を崩したタイミングでスルッと抜いた(特に「仕掛けた」ワケではない)コトを考えると、お咎めなしという裁定には納得がいくかなと。

そして今回のレースで一番印象に残ったシーンがこちら。車内が暑かったからドア開けたんでしょうか(んなわけない)。J SPORTSで解説の福山英朗が「昨日も開いてましたねー」とか言ってて思わず笑ってしまいました。

スプーンでしばらく写真を撮っていたらロータスがクラッシュしたとかで、セーフティカーが出動。その間にグランドスタンド方面に戻りました。このときには晴れ間も覗いていたので、このまま天気はもつんだろうと思ってたんですが。

なおこちらが元気に走っていたときのロータス

こちらがグランドスタンドに戻ってきたときに車両置き場にぽつんの置かれていたロータス。また派手に壊れましたね……ドライバーは無事だったみたいで何よりです。

話は前後しますが、グランドスタンドに戻る前にGPスクエアに展示されていた車両もざざっと写真を撮ったり。まずは来年からRC Fに代わりGT500デビューするというレクサスLC500。

なんかこのボディワークすごいですねぇ。変形しそう。

市販バージョンも並べて展示してありましたが、こちらも十分エグいデザインだなこれは。

その奥に展示してあったのがどう見てもプロトタイプなGTカー、トヨタTS020。ルマン最高2位を記録したマシンですね。

そしてその隣にはTS010も。こちらもルマン最高2位を記録したマシンですね。

……そろそろルマン優勝車両を展示したいですね!

さらにその隣にはエッソウルトラフロースープラが。こちらは2002年JGTCチャンピオンマシンですね。

このスープラとTS010は土曜の前夜祭でデモランした車両(⇒ 鈴鹿1000kmの前夜祭はまさかのハプニングも、寿一&スープラが魅せる)のようで。ちょっと見てみたかったな。

ホンダブースには市販バージョンのNSXが。レース車両では無いのにめちゃくちゃ注目度が高く、NSXというクルマの人気ぶりを実感。とてもじゃないけど買えない値段ですけども。

しかし内装がちょっと派手過ぎるかなー、というか、なんか子供っぽい趣味にも見えてしまうような……フェラーリもなんかそういうきらいはあるんですけども。こういう方がスーパーカー好きなお金持ちにはウケるの?

レクサスLC500の内装もアダルトな感じではあるものの、なかなかぶっ飛んでますけどね。

で、グランドスタンドに戻ってしばし、また雨が降ってきたりして。しかも止んだと思ったらまたゴール直前にも強めの雨が降ってくるというスパウェザーなみの嫌がらせ。同じ週末に行われていたF1ベルギーGPは良い天気だったのに。

しかし雨は断続的でウェットタイヤに交換するほどではなく、GT500のトップ争いはZENTauがすごいデッドヒート、疑惑のイエローフラッグがありつつもレースを盛り上げてくれました。

あと、100kgのウエイトハンデを積みながらファイナルラップまで4位を走行していたMOTUL GT-Rもスゴかったですね。そしてファイナルラップのバックストレートでガス欠で止まっちゃうという。ルマンのトヨタを思い出しちゃったじゃないか。

結局GT500の優勝はZENT RC F、2位にau RC F。スタート時にはレクサス勢のコトなんてまったく気にしてなかったのに、気がつけば1位と2位がRC Fっていう。なんだったんですかねこの2台のべらぼうなレースペースは。

GT300はスバルBRZが優勝。そういや2013年に観にいったとき(⇒ 今年も真夏の鈴鹿1000kmを観戦してきた)もBRZが優勝してますね。今の井口&山内コンビとしてはこれが初優勝だったというコトで、喜びもひとしおでしょう。

今年はずっと曇ってて風もあったので、かつてない程過ごしやすい一日でした。いつもなら汗だこになるところなんですが。レース内容も長丁場のレースとは思えぬ密度の濃さで満足満足。