大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

F1[16] イタリアGP 予選

昨夜は予選セッション開始直後に寝落ちしてしまったのでダイジェストしか観れてません。F1イタリアGP予選。

ハミルトンぶっちぎり

ハミルトンがロズベルグに対してなんとコンマ5秒近い差を付けてのポール獲得。同じメルセデス同士でここまで差が付くというのもなかなかです。こんなにコーナーが少ないコースなのに。

Onboard pole position lap - Lewis Hamilton Italy 2016(動画)

ハミルトンはシケインの縁石をカットする走り方が上手いですよね。大胆に縁石の上をカットしながら、立ち上がりではマシンの挙動は全然乱れていない。

あと、最終アタックのセクタータイムを見てみると、ロズベルグはセクター1と3で自己ベスト更新できてないんですね。これはアカン。元々ハミルトンが得意としているモンツァで、ロズベルグがラストアタック下手こいた結果ここまでの差が付いたという感じでしょうか。プレッシャーもあったのかも。

メルセデスより後ろの争い

ただ、そんな下手こいたロズベルグさんでも悠々と2番手を確保できているところがメルセデスの恐ろしいところ。3番手のベッテルロズベルグからコンマ35秒ほど後方。しかも、メルセデスは2台ともソフトタイヤでQ2ベストを記録したのに対し、フェラーリはQ2もスーパーソフト。勝負を挑むには少々厳しい差と言えそう。モンツァだけに頑張りたいでしょうけどねぇ。

その後ろにはFP3で悪く無い位置に付けていたウイリアムズ勢が来るのか……と思いきや、ボタスは5番手を確保したものの、その後ろに続いたのはレッドブルの2台。モンツァで6-7番手を確保出来るとは、今のレッドブルすごいな。ていうかルノー頑張ってるな。去年なんて、最初から勝負を捨ててPU交換したりしてましたからね、レッドブル

もちろんストレートの速さではフェラーリワークスやメルセデス勢には叶わないでしょうから、レッドブルは後ろを気にしながらのレースになっちゃうかもしれませんけどね。7番手フェルスタッペンの後ろにフォースインディアの2台が並んでますし。ディフェンシブなレースで、フェルスタッペンあまり露骨なブロッキングをしまくらないと良いんですが。

そういや、今回ハースのグティエレスがQ3進出してたんですね。てか、ここんとこずっと予選でグロージャン上回ってるし、なにか開眼したんでしょうか彼。相変わらずノーポイントだけど。今回グロージャンはギヤボックス交換で5グリッドダウンみたいなので、チームにしてみれば決勝でも結果を出して欲しいところでしょうけども。

2人のベテランドライバーが現役を退く

そして今週末、ウイリアムズのマッサが今シーズン限りでのF1引退を発表。2002年にザウバーからデビューして2003年のフェラーリテストドライバー時代も含めると足かけ15年に渡りF1で活躍したコトになりますね。

Felipe Massa’s proud F1 career(動画)

マッサは間違い無く高い才能に恵まれたドライバーだと思いますが、2008年の1ポイント差でタイトルを逃したブラジルGP、2009年のバリチェロのマシンから脱落したスプリングが頭部に直撃したハンガリーGPという、2つのちょっと有り得ないんじゃないかっていうレベルの不運に見舞われたのがね。

本人として居場所が無くなって引退に追い込まれるより、自分で引退を決断したかったというコトのようですが、今シーズンの成績不振もその決断をさせた一因かもしれないですね。どっちかっつーとマシンがダメな気もしますが。

それから、これまた来季の去就が注目されていたマクラーレンのバトンは、来年・再来年とマクラーレンリザーブ契約を結び、第一線から退くとの発表。引退ではない、とロン・デニスが強調していたみたいですが、実質的な引退と思われます。

Button Alonso and Vandoorne on McLaren’s 2017 line-up change(動画)

こういう形で決着したのは契約上の都合もいろいろあったんじゃないかとも思われますが、バトンがコメントした「休暇が必要」というのもホンネだったのかもしれませんね。シーズン中はそれこそ世界中を転戦、シーズンオフがあるっていってもスポンサー活動やら新車開発でファクトリーに顔を出したりとかで、まとまった休みを取るタイミングなんて夏休みとクリスマスくらいなもんじゃないかっていう。

バトンは2000年からずっとグランプリドライバーをやっているワケで、そりゃ「休みたい」っていうのも頷けます。ただどうも、長くグランプリドライバーを務めていた人が「もうお腹いっぱい」と引退したものの、しばらく休んでるうちにまた乗りたくなっちゃう事例は珍しい話でもなく、バトンもひょっとしたら何らかの形でカムバックするコトもあるのかもしれません。

しかしまー、この2人の実力派ドライバーが一線を退くというのは寂しいものです、やはり。