※画像多めです。
旅行の話をぐだぐだ書いていたらもう1週間前の話になっちゃいましたが、お盆の締めくくりに鈴鹿で開催されたSUPER GTを観戦した話。なんやかんやで、これで3年連続でこの真夏のレースを観戦しにいったコトになるのか。
- 鈴鹿でスーパーGTを観戦した話 前編(2011年)
- 鈴鹿でスーパーGTを観戦した話 後編(2011年)
- 鈴鹿でポッカ1000kmを観戦してきた : 展示車両編(2012年)
- 鈴鹿でポッカ1000kmを観戦してきた : レース編(2012年)
あ、ちなみに例によってキャンギャルの写真はほぼありませんので、そういうのを欲する方はしかるべきキーワードにてヤフーでググってください。
展示車両
今年の鈴鹿はピーカン晴れかと思いきや、サーキットに到着した頃には上空にちょっと怪しい雲が出ていました。
んで、実際問題このあとフリー走行の時間に少しパラッときたんですが、ただレース前にはすっかり快晴に。おかげさまで1日でかなり日焼けしました。少し日が傾くと、屋根付きのグランドスタンドでも結構日が差し込んでくるんですよねー。
今年はスバルがBRZで参戦中というコトで、ブースにはGT仕様のBRZが。「Proud of BOXER」のステッカーがイカス。
あと展示車両で目を引いたモノといえばコレ↓。日産リーフのレースカー。リーフのようでリーフでは無い感がすごい。フォーミュラEなんてのも始まりますし、レースも電気自動車時代の幕開けって感じしますね。
GT300にSLSが参戦しているメルセデスは、出たばかりのCLAのAMGモデルと、AクラスAMGモデルの限定車「Edition1」を展示。CLAってよく見るとヘッドランプの意匠がちょっと違うんですねぇ。これはこれでカッコいいな……。
BMWブースにはミクさん居ました。
BMWは他にもMスポーツやら結構な台数を並べてました。参戦してるのは初音ミクZ4の1台だけなのに、この気合いの入り方はなんなんだ。
2014年モデル車両
決勝レース前には、先日お披露目された2014年モデルのGT500車両のデモランが行われました。来年はホンダが新型NSXを、トヨタ(レクサス)もようやくSC430をLF-CCモデルの新型車両を投入するというコトでちょっと面白そうなんですが、デモランではレクサスのマシンがトラブルのため出走できないという残念なオチが付きました。
そんなワケで実際に走ったのは、NSXと2014年モデルのGT-Rの2台。
なんかこのNSXってNSXっぽくないんだけど、これはこれでカッコいいですね。ただ、今参戦しているHSVもカッコいいと思うんだけどね。HSVをさらに煮詰めていったのがこの形、というコトでよろしいでしょうか。
決勝レース前
普段はSUPER GTって全然フォローしてないのでランキングとか全然知らないので正直GT500はどこが勝とうとふーんって感じなんですが、やはり注目したいのはGT300のポールポジションからスタートするBRZでしょうか。
この鈴鹿も含めて5戦中4回もポールポジションを獲得しているみたいなんですが、未勝利という。F1でいうメルセデスGPのポジションか。でも1000kmレースはスバルは強いイメージがあるんで、初勝利を期待。
それからただでさえ天使のミクさんは予選17番手。いったいなにがあったの。
ついでに、グリッド上で鈴木亜久里発見。
ARTAってGT300にガライヤに代わってCR-Zを投入してるんですね。ちなみに現在GT300のポイントランキングトップは無限CR-Zなんですね。昨年の鈴鹿1000kmでは予選ポールを獲得したもののレースでは順位を落としてしまっていましたが、今年はレースディスタンスの強さも手に入れたんですねぇ。
決勝レース
そして決勝レース。スタート後大きな混乱もなく、グランドスタンドから大人しく眺めてました。
その後日が少し傾いてきて、グランドスタンド席にも日陰が少なくなってきた頃合いに一度席を離れ、GPスクエアをぶらぶらして買い物しつつ、サーキットの奥の方にも足を運んでみました。
まずはヘアピン。ここはシケインと並んで鈴鹿で一番スピードが落ちるので、マシンが撮影しやすくていいですね。今年は望遠レンズもあるので結構大きく撮れました。↓のクルマはGAINER DIXCEL SLS。今年はSLSの台数がずいぶん増えたんですね。
それからDIJON Racing IS GT-R。今年はISの痛車もいるんでしたねそういや。決勝はマシントラブルもあったのかあまりパッとしませんでしたが。
ヘアピンで一通り写真撮ったりしたあとは、さらにサーキットの奥へと進みスプーンへ。流し撮りしてる人がたくさんいるところ。
流し撮りってやってみるとすげー難しくて、これが望遠になるとさらにタイミングがシビアになるもんだから、なかなか「うまく撮れた!」と思えるようなモノがありません。上手い人に教わりたいくらい。今回はずっと置きピン(予め撮影したいポイントにピントを合わせて、そこに被写体が来たところでシャッターを切る)で撮影していたんですけど、AIサーボとかも試してみれば良かったかも(そんな機能があるコトを忘れていた)。
置きピンだと、ちゃんとそのピントを合わせたポイントで撮らないとダメなんですよねぇ。最大望遠よりちょっと引いたところの方が撮りやすくはあります。
そういやエヴァレーシングは紫電からマクラーレンにスイッチしたみたいですが、なんかすげー遅かったんだけど大丈夫?
その後またヘアピンまでてくてくと戻ってきたところで、もうちょっと写真撮影。HSVのサイドラインってカッコいいよね。
……と、そこにミハエル・クルムのドライブするGT-Rがまっすぐ突っ込んできました。ブレーキトラブル?
GT-Rはその後マーシャルさんに引っ張り出され、なんとか自走できるようだったのでそのままよろよろと走り去っていきました。
ヘアピンを後にして、最後に130Rでも流し撮りしてみたり。ここは進入が土手の影になってまったく見えないので、クルマが飛び出してきた瞬間に反応しなきゃいけないしスピードも速いんで難しい……。でもその難しさゆえの楽しさもあるような。
GT500はウイダーHSVとMOTUL GT-Rのガチンコ勝負の様相。最後のピットストップは両者同時という熱い展開になっておりました。
あと痛車関係で言うと、イカ娘フェラーリの代わりに走っている攻殻機動隊ARISEポルシェ。うーん、個人的にはイカちゃんの方が……。
BRZは決勝のレースペースも速く、快調そのもの……だったんですが、途中リヤを破損し壊れたエアロがリヤタイヤに干渉するというトラブル発生。
後ろからは初音ミク号が17番手から怒濤の追い上げを見せており、BRZが傷ついたタイヤを交換し破損したエアロを引っぺがすために緊急ピットインした隙にトップへ浮上。サードドライバーとして参加したヨルグ・ミューラー(F1テストドライバーの経験もある人)もペースが良かったし、ピットストップ戦略もうまくハマったみたいですね。
しかしレースペースで勝るBRZはタイヤ交換後にまた一気にミク号を追い詰める形に。観てる私はどちらを応援したものか決めかねて困っていたのですが、そうこうしているうちにBRZがミク号をオーバーテイク、勝負あり。白熱したバトルでした。
そしてGT500のトップチェッカーはウイダーHSV。このマシンを駆る山本尚貴とフレデリック・マコヴィッキィはGT500初優勝というコトで、レース後のインタビューでは笑顔のマコヴィッキィに対し山本は男泣き。初優勝ってのはいいもんですね。それが鈴鹿1000kmとなると尚更だよね。
そしてGT300、BRZが初優勝。
しかしですね、結果的にGT300は優勝がスバルBRZ、2位が初音ミクBMW、3位にはメルセデスSLSの一台が入った形になりまして、元スバル(インプレッサ)乗りで今メルセデス(A180だけど)乗ってて日頃Project DIVAなんかでみっくみくにされている私にとってみれば盆と正月が一度に来たような表彰台だったワケですよ。
そしてシャンパンファイトのあと、ちゃっかり表彰台の中央に立ちガッツポーズする谷口。お茶目。
GT500の初優勝コンビも実に良い笑顔でした。
いやー素晴らしいレース、素晴らしい表彰台だった……んですが、ミク号はなんとレース後の車検でエアリストリクターの規程違反が発覚して失格処分に。意図的な違反ではなく、それによるアドバンテージもおそらくなかったと思われるんですが……これは残念。
本当にごめんなさい|GOODSMILERACING 広報ブログ
でも、結果は失格でしたがレース内容自体は素晴らしいものだったのが救いですね。ミューラーもぶっつけ本番でミク号に乗ってポンと速いタイム刻みまくっちゃうんだから、世界レベルのドライバーの格の違いを見せつけた感じ。
レース後
ちなみに今回はレース後ホームストレートに出てみたんですが(SUPER GTではグランドスタンドからホームストレートに出るゲートが解放される)、こういうのも面白いもんですね。表彰台もより近くから見られるし。
ただ何気に衝撃的だったのが、ホームストレートからグランドスタンドを見てみると、スタンドに飾られている横断幕がドライバーのものよりキャンギャルのものの方が多いんですよ。なんとなくiPhoneで写真撮ってみたんですが、試しにキャンギャルの横断幕と思われるものに赤矢印、ドライバーの横断幕と思われるものに青矢印を付けてみました。
SUPER GTの人気はキャンギャルとミクさんに支えられているといっても良いかもわからんね。
ちなみに今回、チケットホルダー持って行くのを忘れるわ、この暑いのにタオルも持ってないわという有様だったので、適当に現地調達しました。あえて統一感出さずにバラバラにしてやろうと思い、STIのチケットホルダーとホンダTYPE Rのタオル買ったった。
あとミクさんのカメラベルトな!
60D純正のものだとなんかヒネリがないなーと思い、なんとなくカメラベルトが欲しかったところに売っていたのでついカッとなり買ってしまった。反省はしていない。……ただ、思いの外派手なのでサーキット以外の場所でこんなの付けてると目立つこと必至。一体どうすれば。