大須は萌えているか?

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ハイ、メルセデス ~ A180(W177)がやってきた

我が家のクルマがA180からA180になりました。何を言っているのか わからねーと思うが以下略。

つまり、W176からW177に乗り換えました。「ハイ、メルセデス」のヤツです。

グレードはA180 Style、ナビゲーションパッケージとレーダーセーフティパッケージ付きの車両になります。内外装がカッチョ良くなる「AMGライン」は非装着です。色は「モハーベシルバー」。先日マイナーチェンジを受けたCクラスに初めて設定された新色ですね。シルバーよりは濃い、ガンメタよりは薄い、見る角度によってはちょっとシャンパンゴールドっぽくも見えるような、名状しがたい色。

日本では10月に正式発表されたクルマですが、あろうことか9月の段階でディーラーに言って話を聞いて手付けを支払っておりました。W176に続いての実車ノールック注文です。我ながらアホかと思います。当然、その店でも一番乗りの注文だったようですが、当初「上手くいけば12月中頃納車ですかねー」と言っていたのがずるずる遅れ、なんとか年内ギリギリのタイミングでの納車となりました。

1月からメルセデス値上げするし、あと「プレオーダー メルセデス」を通して注文すると、2018年内登録車はメーカーオプションが半額になるという特典があったため、かなり注文が詰まってしまっていたんではないかと推察されますが。そのタイミングに宣伝もバンバン売ってた新型Aクラスを投入するとなれば、そりゃねえ。

外見

W176に比べると、人相(?)が悪くなりましたねえ。

全体的な寸法はW176より若干大きくなっているようです(⇒ 新型メルセデス・ベンツAクラス:ボディサイズは? 新旧Aクラスで比べてみる|MotorFan[モーターファン])が、ピラーが細くなって視認性も向上しているせいか、取り回しはむしろ良くなったような印象を受けます。

新色のモハーベシルバーは、光の当たり方によって印象が変わる面白い色。結構お上品な感じ。

フロントバンパー左右のエアインテークっぽいのはW176でもそうだったようにダミーです。なんかセンサーが埋め込まれてるっぽい。AMGライン装着車だと、ここの意匠は大きく変わりますね。

タイヤは205/60R16、ウチのクルマはピレリのCINTURATO P7が装着されていました。純正タイヤはいろんなメーカーが採用されているようですが、ディーラーさん曰く「今入ってきているAMGラインの18インチは、全部ハンコックが付いてまして……」とのコトで、なんかこれ不満言う人も結構居る予感。別に今のハンコックは性能良いと思いますけどね、イメージの問題だけで。

テールライトは「トヨタカルディナみたいだ」などと言われておりましたが、私もそう思ったクチです。ただ、実車見ると「あー、これはアリかな?」と思えましたけど。W176よりシャープな印象だしね。

ヘッドライトは「眉毛」の部分がデイタイムランニングライトとなり、またウインカーも兼用しています。

内装

W177になって、内装はぐっと高級感出ましたね。

今まで乗ってたW176が、最初期かつナビくらいしかオプション付けて無かったクルマだったので、今回A180 Styleにしたコトで装備もぐっと充実しました。まず、なんとプッシュスタート(キーレスゴー)が付いている!

そしてなんとオートエアコン(左右独立)だ!

……まあ正直「は?」って話だと思いますが、W176の最初期ベースグレードだとカギは差して回してやる必要があったし、エアコンもマニュアルだったんですよ……。Aクラスって最低価格だけ見ると(メルセデス・ベンツにしては)お安く見えるんですけど、その分装備にはかなりの妥協を強いられますからね、オプション付けてくとなんやかんやでそれなりのお値段になりますからね、ウチみたいな庶民が調子こいてメルセデス買うときには注意が必要です。

Styleにはメモリー機能付きパワーシートやシートヒーターも付きます。文明開化です(?)。

ステアリングのスイッチ類はW176から大きく刷新されておりますね。メーターパネルもろともフルデジタルになったし、ここら辺はしばらく色々触って慣れる必要があるかな。

今までクルーズコントロールとスピードリミッターの機能はステアリング左下のレバーにまとめられていたんですが、それも全部ステアリングのスイッチにまとめられたんですね。リミッターのボタン、間違えてうっかり押しちゃいそうでイヤだけど。

真ん中のディスプレイはタッチパネルになっており、画面を触って操作するコトもできますし、ステアリング左側のタッチコントロールボタンでも操作できますし、センターコンソールのタッチパッドでも操作可能。個人的には、タッチパッドが一番やりやすそうかな?

タッチパッド奥のシャッターを開けるとドリンクホルダーと小物入れが出現します。小物入れの奥の部分はスマホ等のQiワイヤレスチャージング対応。これでスマホのバッテリーがヤバいときにUSBケーブル抜き差しする手間から解放される……。

コンソールボックス内には相変わらずUSBポートが2つ存在していますが、タイプCになっております。

電動パーキングブレーキのスイッチはライトスイッチの左隣へ。ただ、発進時はアクセルを踏めば自動的に解除されますし、停車してPレンジに入れてドアを開けると自動的にパーキングブレーキが掛かりますので、あんまし意識しなくても良い感じ。ライトのスイッチはやはり「OFF」は無く、その右隣にあるのはリヤフォグとメーターディスプレイの光量調整用のダイヤルです。

ウインカー/ワイパーレバーとシフトレバーの機能は従来通りな感じですが、W176よりちょっと細くて頼りなげな印象も。ただ、操作した感触は「カチッ」としており、好印象。

フロントのシートは、W176ではヘッドレスト一体型のヤツだったんですが、今回はヘッドレストが別になってるやつ(普通になったともいう)。AMGライン装着車だと、ヘッドレスト一体のヤツになりますね。ただ、これもサポートは十分に効いており、座り心地はW176と遜色無いです。

走ってみた感じ

まだ軽く乗ってみただけですが、W176に比べて「軽々とした」印象。アクセルを踏んだときの出足のレスポンスは鋭くなっていますし、排気量が1.6から1.3(正確には1332cc)になったにも関わらず加速もまったく不満無し。カタログ上の最高出力も向上してますし。

パワステも軽めの味付けになっており、街中の運転や車庫入れはよりラクチンになっております。これは好みが分かれるところかも知れませんが。地味に嬉しいのが、シフトの変速やアイドリングストップによるエンジン停止・再始動時の感触がより自然になっているコト。W176だとシフトチェンジの時はそれとはっきりわかる感触があったんですが、W177だと気付かないくらいのレベルに。DCTはより洗練された印象を受けます。

タイヤが16インチなせいもあるのか分かりませんが、W176より乗り心地も向上してる感じしますね。段差をうまくいなしてくれる感じで。リヤサスがマルチリンクからトーションビームに変更されたコトにブーイングを飛ばす人も見受けられますが、軽く乗ってみた感じ全然不満ありません。トーションビーム=廉価版だからダメ、というのはちょっと固定観念が過ぎるかなっと。

夕暮れ時に走ってみたんですが、フルデジタルのメーターパネルの視認性にはまったく問題ありませんでした。表示内容がかなりアレコレ切り替えられて楽しい感じなんですが、わりとすぐに飽きるかもしれない。ただ、メーターパネルにナビ画面んを表示できるのは良いですね。視線移動少なくて済むし。

そのほか

MBUXについては、まだロクに触れてはいませんが、とりあえず自宅の住所を設定して「ハイメルセデス、自宅に帰る」とか言ってみたり、「ハイメルセデス、ちょっと暑い」とか言ってみたりはしてみました。たぶんコイツの一番のメリットは「走行中にナビの操作ができるコト」だと思っているんですが、あとどういうコトができるのかは追々試してみたいところ。ただ、日本語の絶対的なデータ量はまだ少ないハズですし、AlexaやGoogle Homeみたいなレベルを期待すると肩すかしを食らうコトになりそう。

ソフトウェアアップデートはできるようだし、次第に賢くなっていく……という展開はあるんだろうか?とりあえず年末年始、もうちょっと遊んでみます。

キーレスゴー対応になったおかげで、カギはなんかカッチョよくなりました。

あとなんか、スリーポインテッドスター入りのアルミスーツケース貰いました。ウチのかーちゃんは要らないっていうんで、旅行行くときに使おうか……(今まで旅行はスポーツバッグで済ませていた派)。

さらに、なぜかメルセデスのTポイントカードもらいました。1000円分のポイントが入っているらしい。今まで反Tポイント主義者を貫いてきたんですが、まさかこんな形でTポイントカードを作るコトになるとは……(これもウチのかーちゃんは「もう持ってるから要らない」とのこと)。

ちなみに、購入代金の値引きは15万円弱ほど。あと、手付けを払った段階では「プレオーダーメルセデス」の対象に新型Aクラスは含まれてなかったんですが、後から追加されたのを見て「これ適用できないん?」と聞いてみたところ、ねじ込んでもらうコトができました。ただし、ディーラーのローンを使用することがメーカーオプション半額の条件となっておりまして、100万円分だけローンを組んで3ヶ月払い、という形に。

この場合、金利手数料が5000円ちょいかかりますが、その分18万円のナビゲーションパッケージと24万円のレーダーセーフティパッケージが半額となるため、21万円お安くなるコトになります。クルマの名義もローン会社ではなくこちらにできるというコトだったので、我が家では初めてクルマをローンで購入するコトとなりました(クルマはローン組まずに買えるものを買う、というポリシー)。てか、メーカーオプション半額になると最初から知ってたらAMGラインも付けても良かったかもわからんね(AMGラインは25万円なので、12万5千円引きになる)。

購入にあたりW176は下取りに出したワケですが、最初期(5年9ヶ月落ち)のナビオプションだけ付けたベースグレード、走行距離約4万7千キロ、色はモノリスグレー(途中で廃止になったマニアック色)という構成で80万円という額でした。まあ輸入車はリセールしょっぱいし、年式的にもある程度古くなっちゃってるし、色もマニアックだから値段あまり期待できないだろうなー、でもせめて80万くらいは付かないかなーと思ってたら、それジャストの金額を提示されて思わず苦笑い。

あまりに安いようなら買い取り業者にも見積もってもらおうかとも思いましたが、ディーラーに下取ってもらうのが一番手間が無いんで、まあいいかと80万円で下取りに。ウチのかーちゃんも「ご近所で頻繁に見かけるクルマはイヤ、色も白とか黒とかありきたりなのイヤ」……という「リセールなにそれ美味しいの?」状態の人なので、まあ良いかという感じです。

輸入車の下取りが国産人気車種に比べてしょっぱいのは割と事実なので、そこ結構気にする方は輸入車手を出さない方が良いです。逆に言うと、輸入車の型落ち中古なら思いの外安値で買えたりするコトもあるワケですが、走行距離行っててメーカー保証が切れてる輸入車のリスクをどう見積もるか、ですね。そう考えると、やっぱり輸入車って多分に「趣味的」なものですねえ。

W176もほぼ6年落ちになった今でもそんなに古さを感じさせない良いクルマでした。そんなに壊れまくるコトも無かったし(まったく無かったとは言わない)。正直、コイツが家に来てそんな年月が経ってしまったコトに驚いてしまうんですが。ホント時の流れが速い……。

今までありがとうW176、これからよろしくW177。

とりあえず、年末年始は引きこもるのに飽きたらちょっとコイツに乗ってどっか出掛けたりもしたいところです。雪とか降らなければね……(寒波コワイ)。