大須は萌えているか?

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ガルパン最終章 第3話を観てきた(ネタバレなし)

ガルパンはいいぞ

 

というワケで、この記事を書いている本日から見ての先週末、『ガールズ&パンツァー最終章』第3話を観てきました。欠かさず観ているF1の開幕とガルパンの封切りが同じタイミングだったもんだから、週末観るべきものが多くてちょっと難儀しました。こないだ封切り当日に観てきた『シン・エヴァンゲリオン』はさすがに平日のレイトショーというコトもあってある程度の空席はありましたが、今回は土曜の18時から、しかも上映後に舞台挨拶の生中継がある回だったのでかなりの混雑。まあ皆マスクして静かに画面観ているだけなので大丈夫だろうと思うのですが、隣に座った兄ちゃんがデカいポップコーンを携えてきて、上映中ずっと食べ続けていたのがちょっと気になったりはしました。

前回の2話を観にいったときに書いた記事は2019年6月15日だったので、1年9ヶ月ぶりくらいってコトになりますか。最終章は全6話構成の予定なのでこれで物語は折り返し、残り3話。1話公開するのに20ヶ月かかると仮定して、あと5年くらいで完結できますね!(そのときの自分の年齢を考えるとヒエッってなる)なんとか健康を維持したいものです。

ガルパンってもう完全に世界観や既存キャラクターの振る舞いは確立されていて、ある意味時代劇的というか、予定調和になっちゃう部分があるし、一方でファンもそうした予定調和も込みで楽しんでいるところがあるので、ある程度決まったレールの上を走りながらも程よく「想定外」な場面も織り交ぜる、みたいなある意味難しいハンドリングが求められる作品だと思うんですね。そういう意味では2話で知波単が思わぬ成長を遂げた、っていうのは上手いやり方だと思いましたし、続編である今回も上手く話をまとめつつ新たな「想定外」を入れてきたな、という感じがします。

最終章の前半3話を振り返ってみると、全国制覇を成し遂げた大洗よりも、他のライバル校の成長という部分に焦点が当てられていた感じがしますが、今作はライバル校同士の対戦もそれなりの時間を割いて描いていたので、その傾向がより顕著に見えましたね。逆に言うとこれは大洗のさらなる成長のための布石、というコトにもなりましょう(とはいえ、今作ではあんこうチームのさらに進化したチームプレーも見られたりしますが)。最終章もまさに王道な展開を見せている感じで、登場キャラクターも非常にベタなんですが、それを突き詰めた面白さを追求しているのがガルパンなのかもしれません。

まったくの余談なんですが、先日観たNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の志村けんの回で、志村けんが「ベタをもっとちゃんとやらなきゃいけない」「ベタなやつをタイミングと間よくやったらすっごい良いものになる」「マンネリなものを何回見ても面白いのが理想」みたいな発言をしているのを見て、志村けんの笑いに対する姿勢とガルパンみたいな作品ってなんか似たところがあるのかもしれない、なんてコトを勝手に思ったりしたのでした。ベタなんだけど、めちゃくちゃ精緻に作り込まれているっていうところがね。