大須は萌えているか?

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ラリージャパンを見物しに行った話

ちょっと前の話になるんですが、ようやく開催されたラリージャパンを見物しに行ったときのお話。

普段WRCってぜんぜんチェックしていない(たまに記事はチラ見したりするけど)人間なんですが、地元愛知県で開催されるとあっては多少なりとも興味が湧くというものです。そもそもラリーというものを見物したことがないので、一度くらいは見に行ってみたいなあと思い、チケットを購入してみた次第。予約購入する際、あまりの瞬殺な売れ方にびっくりしましたが、初日の鞍ヶ池と3日目の三河湖のSSのチケットを購入できました。あと、初日と4日目(最終日)のサービスパークチケットも購入。正直観戦プランもクソもなく、フィーリングで買っちゃった感じです。

F1日本GPとWRCラリージャパンのチケット購入メモ(2022年版) - 大須は萌えているか?

DAY 1(木曜日)

F1だと金曜日から日曜日の3日間の開催というのが定番ですが、ラリージャパンは木曜日から開幕して4日間開催されるというコトだったので、木曜日は有給とって見物しに行くことに。金曜日はSSのチケットも買えなかったのでふつうに仕事して、また土日は見物しにいく、というスタンス。初日はまず豊田スタジアムに向かい、サービスパークを見物してセレモニアルスタートを見つつ鞍ヶ池に向かう、という感じで考えていました(てきとう)。

初日は夕方にセレモニアルスタートが開催されるということで、豊田スタジアムの開場は昼の12時。なので開場時間ちょうどくらいに着けるようにスタジアムに向かったんですが、なんか入場待ちの長蛇の列が出来ており面食らいました。いやまあF1でも開場前にメインゲート前は長蛇の列になってますけど、WRCでもこんなに人が並ぶのか。

上の写真は入場ゲートの手前くらいまで来たときに撮影したんですが、この時点で並び始めてから1時間以上経過していたと思います。列の長さもまあまああったんですが、しかしそれ以上に列の進みが遅いことが気になりました。これ、入場する際に簡単な手荷物検査を実施しており、またチケットをリストバンドに交換するというコトをしていたので捌くのに時間が掛かっていたんですよね。これは正直入場ゲートの数を増やすとか、人員を増強するなどして対応して欲しいところでした。

入場するとスタジアムの前に各種ラリーカーが展示されておりました。

とりあえずサービスパークに行ってみたところ、なんか知っている名前発見。

F1に参戦したあと、日本のスーパーGTなんかもやっていたヘイキ・コバライネン、今は全日本ラリーに参戦してチャンピオンになっちゃったりしているんですねえ。そしてラリージャパンにも参加というコトのようですが、ライコネンみたいにそのままWRCにフル参戦を考えたりはしないんでしょうか。

現在のWRCは「Rally1」と「Rally2」というカテゴリーに分けられているみたいですが、コバライネンが乗っているのはRally2車両。全日本ラリーのJN1クラスもこのRally2規定の車両が出場できるというコトで、逆に言えば全日本で使っていたクルマをWRCでも使うコトができるんですね。車種はシュコダ・ファビア……ってすいません近頃クルマに疎いものでシュコダってメーカー「そういえばなんかそんなメーカーあったな」程度の認識なんですが、Rally2の世界では大成功を収めているみたいで、WRCのトップコンテンダーもシュコダを使っているんですね。ヒュンダイなんかもRally2車両を用意しているみたいですけど、ここまでシュコダが強いのってなんでなんだろ。トヨタもGRヤリスのRally2バージョンをリリースするみたいなので、そうしたら勢力図が変わったりするんですかね?

閉鎖されていない一般公道も走るので、クルマには仮ナンバーが装着されている……んですが、これ一般的な仮ナンバーとは違って国土交通省が交付しているものなんですね。

さらに驚いたのが、軽自動車のコペンまで参加していたコト。軽自動車まで参加できるクラスがあるのか……。

ラリーのサービスパークって初めて見物しましたが、整備している車両をホントに間近で見られるのはスゴイですね。サーキットのピットウォークよりもさらに近くに見られるっていう。ただ、Rally1車両はちょっと離れた場所にサービスがあり、こちらはさすがにそこまで間近には寄れないようになってました。ていうか、トヨタのサービスの前は凄い人で迂闊に近寄れないくらい。まあ完全な「ホーム」ですしね……。

サービスパークを一通りみたあとスタジアムの中に入ってみたんですが、これさすがに芝生の上をクルマ走らせるワケにはいかないから、スタジアムの外周を使ってセレモニアルスタートをやる感じになるのか……。なんかこの広さが逆に無駄になっている感もある。

んでセレモニアルスタート……なんですが、なんか太鼓の演奏が始まったり、武将隊が出てきて合戦的なコトをおっぱじめたりと、これでもかと言わんばかりに日本的なものをアピール。ちょっとやりすぎでは……。

まあなんかドライバーたちもスマホで写真撮ったりしていたみたいですけども。

しかし、そうこうしている間に鞍ヶ池公園のほうに移動しなきゃいけない時間になってきたので、結局スタートシーンは見るコトができないままスタジアムを後にするコトに。鞍ヶ池公園にはシャトルバスでのみ乗り入れ可能で、そのシャトルバスは豊田スタジアムではなく、スタジアムから徒歩15分ほどの場所にある新豊田駅からの発着となるため、早めに移動しないとならんのです。

んで、鞍ヶ池に着いたら着いたで見晴らしの良さそうな場所(若草山)はすでに人でごった返しており、芝生広場の方へ行くように案内されました。ただこの芝生広場で見ていると、クルマがやってきたと思ったら5〜6秒くらいで見えなくなってしまうので、ホントに一瞬です。オマケにナイトステージで光量が足りないもんだから、マトモに写真撮れませんでした。ただまあこれはこれで味があるような気がしないでもない。

フルサイズ+F2.8の望遠レンズだったらもっと良い感じの写真撮れるのかなあ……いやしかしそんなモノ買う金が……。

これやはり芝生広場だと辛いな、ということで、なんとかスペースを見つけられないかと若草山のほうに移動。なんとか人の隙間を見つけて潜り込んでみたのですが、まあすごい人です。山の斜面に沿って人がびっしり並んでおり、折しも梨泰院での群衆事故の記憶もまだ新しいタイミングだったので「これ大丈夫なのか」とちょっと不安になったりもしました。

しかしまあとりあえずここから見てみよう、と思ってクルマが来るのを待っていたら、なにやら救急車が近くを通り過ぎていき、そして「赤旗」というアナウンスが聞こえてきました。どうやら大ベテラン・新井敏弘がクラッシュしてしまい、赤旗でSSがキャンセルされたとのこと。なんということでしょう。サーキットのレースならクラッシュがあっても再開できますが、狭い閉鎖されたコースで行なわれるラリーの場合、こうした赤旗になるとセッションがキャンセルされちゃうんですね。なんとも不完全燃焼な感じですが……。

仕方ないのでそのままシャトルバス乗り場へと向かったのですが、キャンセルの一報を受けて皆が一斉にシャトルバス乗り場に並んだため、バスに乗るまでに40分くらいの待ち時間がありました。もし来年また観戦するにしても、鞍ヶ池はもういいかな……。

DAY 3(土曜日)

金曜日は家で仕事していたんですが、DAY 2も午前立て続けにSSがキャンセルになって波乱含みだったみたいですね。旧伊勢神トンネルを通るSSではヒョンデのマシンが車両火災になってしまうなんていうトラブルもあったようで、これも伊勢神トンネルの心霊譚のひとつに加えられてしまうのでしょうか。

土曜日は三河湖SSのチケットが買えていたのですが、現地に直接乗り入れできるものではなく、トヨタのテクニカルセンター下山の駐車場にクルマを駐めて、シャトルバスで現地に向かうパーク&ライドのチケットです(現地に直接乗り入れできるチケットはまさに瞬殺で無くなっていた)。テクニカルセンター下山ってトヨタ最新の研究開発施設で、めっちゃ楽しそうな山間のテストコースがあったりもする場所なんですが、せっかくだからついでにテストコースをちょろっと走らせてはもらえないものでしょうか(?)。

駐車場の開場時間が6時半となっていたため、一応現地に6時くらいに到着できるように向かってみました。なんでラリーってこんなに朝が早いんや……。実際に現地には6時ちょい過ぎくらいに着いたんですが、その時点でもう何十台ものクルマが駐車場に止まっておりビビりました。6時半開場って大嘘やん……。事前にかなりのクルマが来てしまっていたので開場時間を早めたのかなと思いますが、いやだからなんで皆そんなに朝早いの……。

シャトルバス自体はフライング運行されることは無かったようで、定刻の6時半から運行を開始。バス乗り場に到着したときにはすでにかなりの行列が出来ておりましたが、7時くらいには現地に到着できました。ここのシャトルバスはかなり潤沢な台数が用意されていたように思います。現地に到着したときには、ちょうど朝日がいい感じでした。

この日は知り合いも三河湖SSのチケットを確保しており、私よりさらに先に現地に到着して場所まで確保してくれていました。三河湖SSのシンボルとなりそうな、神社が見えるポイント。下の写真右手側からクルマがやってきて、橋を渡って神社の前を右に曲がっていく形になります。

神社はよく見えるんですが、橋の欄干や電信柱、道路にはられているロープなどもあるのでキレイに写真撮るのは難しいですね。正直これはどのポイントでも似たようなものだったとは思いますが。クルマをキレイに撮りたい場合はSSよりもリエゾンで待ち構えていたほうが余程良いとは思うんですが、全力でかっ飛んでいるラリーカーも見たいワケで……。

それにしてもこの熊野神社、ここまで人々の注目を集めたのはおそらく創建以来初のコトだったんでしょうね。

一応この場所からでも、神社の反対側を見ると山を降りて田んぼの向こうを走ってくるラリーカーを眺めるコトができたんですが、かなり遠目にしか見られません。

クルマをそれなりに近くで見られるポイントは最初のシャトルバスで到着した人々が場所を押さえてしまうので、いい場所で観戦しようと思うとかなり大変です。それでいて、サーキットを何周もしてくれるレースと違って、ラリーの場合は1回のSSでそれぞれのマシンが1度ずつしか通らないので、冷静に考えてみると観客にとってはかなりマゾい仕様だな、と思ったりもします(?)。午前と午後でSSが2回あるので、一応各マシンを2度見るチャンスはあるのですが……。

あと、この熊野神社が見えるポイントって観戦エリアの一番奥になるんですが、仮設トイレや出店の類は駐車場から近い方の場所に固まっていたため、そういう意味では不便です。仮設トイレなんかは、もうちょっと設置箇所を増やして欲しい気もしました。食料と飲み物は持参したほうが良いですね。自動販売機なんかも無いですし。

午前と午後のセッションの合間には、SSのコースとなっている道路を横切れるようになるんですが、こんな細い橋の上をかっ飛んでいくラリードライバーって頭のネジ何本か飛んでますね。

この橋を挟んださらに奥にも観戦エリアがあるんですが、そちらは一度午後のセッション時間が近づくと道路が閉鎖されてしまうので、すべてのセッションが終わる16:30くらいにならないと戻ってくることもできなくなるという恐ろしいエリアです。さらに、テクニカルセンターに戻るシャトルバスは16時までとなっていたので、パーク&ライド組はそのエリアに立ち入ったが最後、帰りのシャトルバスに乗れなくなるっていう。帰りのシャトルバスの時間を把握しないまま、うっかり一番奥のエリアに行っちゃった人って居なかったんでしょうか。

自分らが居た観戦ポイントのすぐ裏手は広場になっており、午前と午後の合間には地元のご婦人たちによる太鼓の演奏なんかもあったりして、なにやら地元のお祭のような雰囲気が漂っていました。

世界選手権を見に来たハズなのに、なんかものすごいローカルなイベントのような空気が漂っているの、なんだか面白いですね。同じモータースポーツでも、サーキットでのレース観戦とラリーの観戦はまったく異なる体験だと言えます。こうした田舎の山村の雰囲気を楽しみつつ、ついでにラリーカーの走りも楽しむ、というくらいの感覚でいるのが良いんじゃないか、と思います。そしてなんか豊田市長までやってきて挨拶をしていました。来年は豊田市ラリージャパンの運営主体になるんですねえ。

この広場の端からもSSのコースがわりと近くに見えるようだったので、2回めのSSはこちらから見物してみました。田んぼの柵がどうしても入ってしまうものの、マシンは間近に撮れますね。こちらも人が多いので大変ですが。

コーナーを曲がるとき、どれくらいインカットするのかっていうのもドライバーによって違いがあり面白いですね。これもサーキットには無い面白さ。

Rally1の車両は排気音も独特というか、どういう制御をしているのか俄には理解できないような音してました。ミスファイアリングシステムをもっと大人気なくした音というか……。三河の山道なので、全体的にかなりクネクネで狭いところが多く、そのためギヤ比は全体的に低めにされていたようですが、その分コーナーから立ち上がっていく蹴っ飛ばしの勢いは凄かったですね。SSに設定されていた道を、自分で走りに行ってみても面白いかもしれない……(対向車来たら困るような道も多そうですが)。

WRCのあとには、同時に開催されていたセントラルラリーの車両も来るみたいだったのでちょっと待ってみたんですが、クラッシュかなにかがあったみたいでキャンセルされた模様。なかなかすべてのクルマがきっちり走れないものなんだな、ラリーって……。

DAY 4(日曜日)

最終日となる日曜日は、豊田スタジアムのチケットだけ持っている状態(ホントは恵那のSSを見に行ってみたかったんだけど、瞬殺で売り切れたため無理だった)。とはいえ、スタジアムにだけ出かけるのもなあ……と思い、ふと思い立って恵那市岩村まで出かけてみるコトに。岩村は有名な山城があった場所でもあり、その城跡には行ったコトがあるんですが(⇛ 「女城主伝説」の岩村城と桜見物)、その古い町並みが残されている区間リエゾンに指定されているというコトだったので。

WRCリエゾン区間って基本的には公表されていないみたいですが、自治体によってはそのリエゾン区間周辺でイベントを企画したりしており、だいたい何時頃にラリーカーが通るかっていうコトまで案内してくれたりもしているんですね。恵那市もWEBサイトでリエゾンの情報を公開していたため、そのうちのひとつである岩村へ行ってみるコトにしたワケです。周辺には臨時駐車場なども用意されているようでしたが、混雑状況が読めなかったので鉄道で行くコトにしました。……つまり名古屋から中央線に乗って恵那まで行き、そこから明知鉄道に乗り換えて岩村まで行くワケです。明知鉄道って今まで乗ったこと無かったんですが、非常に味のあるローカル線。

リエゾン見物にはクルマで行く人のほうが多そうだし、鉄道はそこまで混まないのでは……と思っていたんですが、結構立ち席の人が出るくらいには混雑してました。普段だったら絶対にこんなに人乗らないよな……。明知鉄道ラリージャパン仕様のフリー切符まで発行する気合の入れようで、恵那から乗り換える人たちは当然のようにそれを買ってました(私も倣いました)。

だいたい9時前くらいにリエゾン区間になっている岩村本通りに到着したんですが、すでにかなりの人がスタンバっておりました。地元の人の中には、「こんなに人が集まるのか」とビックリしていた人もいましたね。

ラリーカーは岩村本通りを進んで、下の写真奥の信号を左折していく形になるんですが、ラリーカーを正面から撮影できる信号の向かいのポイントにはすでに人がびっしりでした。皆どれくらい前からそこに居るんだろう……。

Rally1車両で最初に表れたのはMスポーツフォードのクレイグ・ブリーンの車両。この区間はモーターのみで走行しており、とても静か。

ただ、クルマによっては信号待ちになった途端にエンジンが始動してたりもしました。アレって市販車と同じように車両のシステムがエンジンの始動を制御しているのか、あるいはドライバーがバッテリーの残量見ながらマニュアルでエンジン始動しているのか、どうなんだろ。

速度はゆっくりですが、その分マシンがすぐ近くで見られるのはリエゾン見物の良いところですね。ラリーカーの後ろを、地元の軽トラが走ってきたりするのもまた面白い。

ドライバーも気さくに手を降ってくれたりしてくれるんですが、一番サービス精神旺盛だったのはヒョンデのヌービルで、ドアを開けてその隙間から手を振ってくれてました。……一般公道の走行中であることを考えると、これって良いのだろうかと思わないでもないですが、まあポリスメンもそこまで野暮なことは言わないのでしょう。

WRCのあとにはセントラルラリーの車両も走ってきたのですが、このとき初めてコースカーをドライブしているのが篠塚健次郎だと知りびっくり。

セントラルラリーにはクラシックカーのクラスもあるようで、懐かしかったり古すぎて自分にはようわからんクルマだったりが走ってきて面白かったです。日産バイオレットとか、ひと目見ただけでは「なにこれ?」状態です。

中でもびっくりだったのはフェラーリ308GTB。フェラーリがラリーっていうのも驚きですけど、これWRCにも出場していたんですね。

フェラーリがラリーカーを手掛けていた頃

今どきのラリーカーはランプポッドもLEDの細身のヤツが採用されていたりしますけど、こういデカくて丸いランプが並んでいるのを見るといかにもラリーカーって感じがしてステキです。

ポルシェやランチアといったクラシックラリーカーが外見もキレイに整備されている一方で、めちゃ年季の入ったランエボやインテRも参加しており、これはこれでえも言われぬ凄みを感じます。その後ろから、最新のヒョンデのRally2マシンがせっついているのがまたなんとも。

セントラルラリーの車両も一緒に走っているコトで、思いの外バリエーションに富んだクルマを眺められたのは良かったですね。リエゾンで眺める分にはチケットも要らないんだから、コスパという意味では文句なしでしょう。全開走行しているところを見られないという弱点を除けば。でもSSよりもはるかに間近でマシン見られるしなあ。岩村のように古い町並みをラリーカーが走っていく様はこれもラリージャパンを象徴するような風景でしょうし、実際に多くのメディアでこの岩村の走行シーンの写真は掲載されていましたね。

午後にも再びラリーカーが通過する予定になっていましたが、ぼちぼち雨が降り出しそうだったので岩村から撤退して豊田スタジアムへ向かうことに。ついでに出店で五平餅でも買い食いしようかとも思ったんですが、かなりの行列になっていたのでやめました。五平餅人気あるんだな……。

しかしながら、岩村から豊田スタジアムまではそれなりに時間が掛かるので、どこかで昼飯を食べたいな……と思い適当に調べてみたら、恵那駅の近くに定食屋さんがあったのでそこでカツ丼食べました。

恵那駅に着いたときにはすでに雨が振ってきていたんですが、そこから雨脚は強まっていく方向に。これ最終日のSS観戦していた人たちは、雨の影響って大丈夫だったんでしょうか。サーキット観戦のとき以上に雨の影響をモロに受けてしまう気がするので、大変だったんじゃなかろうか。そういう意味では、SSの観戦チケット買うのも結構ギャンブルみありますね(キャンセルされるリスクもあるし)。

豊田スタジアムも当然雨だったんですが、せっかくサービスパークのチケットを持っていたのでRally1のサービスパークを覗いてみたり……ってすでに撤収作業が始まっとる。

この写真撮ったのは16時前くらいですが、ぼちぼち走り終わったクルマがスタジアムに戻ってくるくらいのタイミングでした。結構雨が降っているにも関わらず、相変わらずすごい人だかりでしたが。これ、人によってはサービスパークに張り付いていたりする人もいたんだろうか……?Rally1のほうでもドライバーが居るタイミングだったりするとサインもらえることもあるようで、まあホントサーキットでの観戦に比べるとドライバーとの距離感が近いですね、WRCって。

サービスパークをしばらく見物したあと、スタジアムに戻りセレモニアルフィニッシュを見物。このときはステージの裏手側から見ていたんですが、ここだと基本的にドライバーとクルマの後ろ姿をずっと見る形になるのでやや微妙でした。

不思議だったのは自分が居たスタンドの対面、ステージが真正面から見える一番良いポジションの席がガラガラだったこと。

これセレモニアルスタートのときもそうだったんですけど、この対面のスタンドは柵が設けてあり一般客は入れないような感じになっていたんですけど、だとするとあっちのスタンドにまばらに居た人たちは何かの関係者とかそういう感じなんでしょうか……?あんなにガラガラなら入れてくれれば良いのに……と思わなくもありません。

ステージのすぐ横にあるスタンドも、最前列近くまで行かないとよくステージが見えない感じ。かつ、ここもステージに一番近いところには柵が設けてありましたね。

そういう意味では、スタジアムで写真撮ろうと思ってもなかなか上手く撮れるポイントが無い感じで、これなら正直テレビで観ていたほうが良いのでは?感が正直ありました。やっぱり、この広いスタジアムの縁の部分だけでイベントをやるもんだからスタンドからの見え方が不自然になっちゃうんですよね。まあ仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれませんが、もしまた来年見に行くとしても、スタジアムへ足を運ぶのは初日だけで良いかなあ、という感じでした。もし来年もチケットを買うとしたら、

  • 初日のサービスパークチケットを購入し、1日豊田スタジアムで過ごす(SSはスタジアム内のモニターで見物)
  • 2日目〜4日目の間でSSのチケットをどれかひとつなんとか購入し、その日1日はSS会場近辺で過ごす
  • 他の日で適当に行けそうなリエゾン見物

くらいが良いかなあ、と思いました。正直、今年のSSチケットの売れ方も半端無かったので、来年もSSのチケットを確保できるのかと言われるとまったく自信はありませんが。観戦体験としてはサーキットとはまったく異なるもので、これはこれで面白くはありますね。とにかく朝がクソ早いのが難点ではあります。あとは、来年のラリージャパンに向けてもう少しWRCのニュースも気にしておくようにしよう……。