大須は萌えているか?

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F1日本GPとWRCラリージャパンのチケット購入メモ(2023年版)

昨年に引き続き、今年もF1日本GPに加えてWRCラリージャパンのチケットも購入してみました。去年のチケット確保までの顛末は以下の記事にまとめています。

F1日本GPとWRCラリージャパンのチケット購入メモ(2022年版) - 大須は萌えているか?

今年はF1もWRCも、チケットの販売方式が変わったんですよね。基本的にはそれぞれ「早いもの勝ち」になっていた状況を改め、公平性を重視した形での変更になっている……とは思うんですが、ちょっと疑問な点もあったりしたので、メモとして残しておきたいと思います。

F1日本GP

今年のF1チケットは5月8日から先行販売開始、5月14日から一般販売開始という流れになっていましたね。私は例年通り、鈴鹿サーキットの公式オンラインショップであるMOBILITY STATIONで一般販売での購入を試みました。チケットの種類に応じて販売開始の時間帯が分けられており、パドッククラブみたいな超お高い席は10時から、グランドスタンドなどは11時から、その他の全券種は13時からというスケジュール。

んで、例年だとこの時間になると同時にサイトへのアクセスを行い、まあ大抵は混雑している旨の表示がされてチケットを選択するページまでたどり着けないもんだから、ページが表示されるまでひたすらページにアクセスし直すという苦行を強いられておりました。

……が、今年からは「仮想待合室」なるシステムが導入されました。発売開始の1時間前から発売開始時間直前までの間にチケット販売ページにアクセスすると仮想待合室のページに案内され、そして発売開始時刻になると待合室に居る人の中でランダムに整理番号が振られ、その整理番号順にWEBサーバーのキャパを超えない範囲で順次販売ページに案内されていく仕組み。具体的には、以下のシステムを利用しているようです。

Queue-it 仮想待合室 | アクセス集中に因るお悩みを解決

なるほど、これならひたすらアクセスし直す苦行からは解放されるので良いな、と思い仮想待合室にアクセスした状態で待機していたんですが、いざ販売開始の時間になると自分の整理番号が「23546」と表示されコケそうになりました。え、自分の前に2万人以上が並んでいるの……?(下のキャプチャはもうすぐアクセスできそうなタイミングで撮ったもの)

結局販売ページにアクセスできたのは、販売開始から1時間半くらい経過したあとでした。あわよくば、去年と同じB2席まで入場可能なカメラマンエリアシートを買いたいな、と思っていたんですが、カメラマンエリアシートで残っていたのはCDEMのみ入場可能な一番安いもののみ。

B2スタンドはおろか、ヘアピンにも入れないんじゃなあ……と思い、今年はカメラマンエリアは止めてふつうにシケインのチケットを購入。ただ、カメラマンエリア以外の一般席は長い望遠レンズは持ち込みできないので、そこをどうするか考えないといけません。まあ写真は撮らずに純粋に現地の雰囲気を楽しむ、というのも手なんですが、やっぱり鈴鹿サーキットへ行くと写真を撮りたくなってしまう……。

そして今回の反省点というか敗因(?)なんですが、この仮想待合室っておそらくCookieでのみアクセス元の端末を管理しており、IPアドレスなんかは見ていないと思うんですよね。なので、同じ家からのアクセスだとしても、複数の端末(PCでもタブレットでもスマホでも、WEBブラウザを備えていればOK)、もしくは同一PCでも異なるブラウザ(Chrome、Edge、FirefoxSafari等々)を用意して一斉に仮想待合室に入っておき、そして販売開始時点で一番若い整理番号を割り当てられた端末で買い物をする、という作戦がおそらく成り立ってしまうワケですね。

そもそも日本GPの決勝日の動員数が去年で約10万人と考えると、発売開始のタイミングで自分の前に2万3千人が並んでいるってなかなかあり得ないとも思うワケです。おそらく、結構な人数が上記の作戦を取っていたハズ。私はバカ正直に1つのブラウザで待機してしまっていたため、惨敗を喫したのでした。……そう考えると、この仮想待合室の仕組みも一見公平に見えますが、多くの端末を持っている人間が物量である程度有利な立場になってしまう仕組みな気はします。

来年の日本GPは春開催になるため、おそらく年末には次の日本GPのチケット販売が開始されると思うので、そのときはちょっと物量を増やして臨もうかと思います……ってしかし、皆がこれやり始めるとそれはそれでどんどん不毛な争いになっていく気がしますね……。

ラリージャパン

ラリージャパンは、昨年は発売直後数分で人気のSSは売り切れてしまうという地獄のような有様でしたが、なんとか鞍ヶ池と三河湖のSSチケットを購入できました。

その反省も踏まえてか、今年はこちらも早いもの勝ち方式では無くなり、抽選販売方式となりましたね。販売サイトも去年は「e+」だったのが、「チケットぴあ」になりました。普段コンサートとかその他イベントごとにはほとんど行かないので、チケットぴあのアカウントも持っていなかったんですけど。

んで、今年のチケット販売方式はなかなかややこしくて、一番最初に開催地域の住民向けの限定先行抽選があり、その当落発表があった後にオフィシャル先行抽選を実施。それと同時にふるさと納税でのチケット販売も開始され、こちらは抽選ではなく先着順。ただ、ふるさと納税でチケット買える人はそこそこ年収の高い人に限定されますね(どーんと寄付するつもりで買うなら別に良いんですが)。

さらにそのあと、ぴあセブンイレブン先行抽選、ぴあプレリザーブ先行抽選が実施されたあと、先着順の一般販売が開始されるという流れになっています。ややこしいですね。

チケット|rally-japan ticket

おそらくそれぞれの販売ごとにチケットの枠が確保されているんでしょうから、先行抽選で全部売り切れるなんていうことは無いと思いますが、しかし昨年の状況を鑑みると一般販売ではなく、先行抽選でチケットを入手できるに越したことはありません。

なので、とりあえず7月14日から25日の間で実施された、オフィシャル先行抽選に応募してみました。そもそもチケットぴあを利用したことが無く、申し込みする際に「希望順位エントリー」と「複数公演エントリー」のどちらかを選ぶ必要があり、なんじゃこりゃと思ったりしたんですが、以下のように説明されています。

<希望順位エントリー>
行きたい公演を複数選び、希望順位を指定してエントリーします。 エントリーした公演がご当選された場合は、希望順位の高いものを優先に1公演のみご購入いただきます。 1回のみ公演を観に行きたいが、チケット購入のチャンスを広げたい際にご利用下さい。

<複数公演エントリー>
行きたい公演を複数選んでエントリーします。 エントリーした公演のうち、ご当選されたものをすべてご購入いただきます。 公演を何回も観にいきたい場合にご利用ください。

via: 先行抽選「プレリザーブ」 | ヘルプ | チケットぴあ

今回のWRCで言えば、ひとつのSSだけ観に行ければ良いけど、複数の候補を挙げておきたい場合は「希望順位エントリー」、複数のSSを観に行きたいんじゃーという場合は「複数公演エントリー」を選べばいいってことですね。

可能ならまた今年も複数のSSを観に行きたいなと思ったので、「複数公演エントリー」を選択。あと問題は、どこのSSを希望するか……。昨年の売り切れっぷりを見ると、抽選の倍率はけっこう高いと予想。その中で、比較的倍率が低そうだと予想できるのは今年から新設される豊田スタジアムSSと岡崎SS、あとは鞍ヶ池SD。これらは公共交通機関(+シャトルバス)でのアクセスが可能な場所であり、駐車場のキャパの問題が発生しないためチケットがかなり多く発行されているはずで、昨年も他の鞍ヶ池と岡崎は他のSSが売り切れたあともまだ買えましたしね。

ただ、昨年鞍ヶ池に行ってみたものの、走行しているクルマを見られるのはごく短い時間だったので、まあ今年はやめとこうかなあ、と。一方で岡崎は去年は行っていないので、比較的当たりやすそうなチケットという意味でも申し込んでみてもいいかな、と。

あと、去年鞍ヶ池と三河湖に行ってみて感じたのは、ラリーって写真撮るのすげー大変だな、ということ。サーキットの場合クルマが同じところを何周も走るのでシャッターチャンスが非常に多いですが、ラリーの場合はSS1回につきそれぞれのクルマが1回しか通らないワケです。SS2本やるとしても2回。かつ、場所取りがかなりハードです。チケットを持っていても、会場内の場所取りは早いもの勝ちなので、いの一番に着くくらいの気合が無いとめぼしい場所はすでに人だかりができています。かといって、当然ではありますが脚立などの使用はNG(一段までの脚立は可、となっていたので三河湖に持っていったんですが、係員の人に降りてくれと言われた)なので、まともに写真を撮れるかどうか怪しい。

ラリーカーの写真を撮るのが目的なら、SSではなくリエゾン区間を狙ったほうがよっぽど良いと思います……が、全開で走っているラリーカーを撮りたいのも人情。そうなると、豊田スタジアムSSって良いんじゃないの?という気がしてきます。去年はスタジアムの芝生はそのまま残されており、外周路を使ってのセレモニアルスタートとフィニッシュだけやっていた感じですが、今年は芝生を剥がしてSSを作るというんだからトヨタさん気合入っています。

そしてこの豊田スタジアムSSなら、指定席もあるので「写真撮れる場所が無い……!」という事態も回避できます。そして席数も多そうなので、抽選倍率もあまり高くない可能性があります。オマケに、DAY1からDAY3まで毎日SSが開催されるので、これもチケットの抽選倍率を下げる要因になりそう(土曜日とかに人気が集まりそうだけど)。ただ、各日SSは夜に1回ずつの開催なので、それぞれのクルマを撮れるチャンスも1回ずつってことになりますね。

あと、豊田スタジアムSSは指定席も3種類あり、各日15,000円の「S席」、25,000円の「EXゴールド席」、さらに35,000円の「EXプレミアム席」となっております。このうち、EXゴールドとEXプレミアムはコースウォークと公式グッズが特典として付いてくるようで、さらにEXプレミアムは公式プログラムももらえるらしい。当然コースの見やすさも高い席のが良いのだろう……と考えると、EXプレミアムに興味が湧いてきます。いやまあ、SS1回分の値段と考えるとかなり高額だけど……。ただまあ、こういうときにカネを使わずしていつ使う、という気もします(所帯を持たない人間の感想です)。

さらにチケットの一覧を見ていると、EXプレミアム席の4日間通し券なんてものを見つけてしまいました。DAY1からDAY3までは同じ場所での指定席、SSが開催されない最終日は全席自由席となるみたいで、値段は10万円。まあ個別にチケット買うより安くはなってますね。あと、これ買うと公式プログラムが選手のサイン入りになるようです。なんか気になってしまったので、倍率どれくらいになるか良くわからないものの、このEXプレミアム席4日間通し券も申し込んでしまいました。F1の日本GPではグランドスタンド席って高いけど結構すぐに売り切れちゃうので、ラリージャパンのEXプレミアム席も意外と人気出ちゃうかもなあ、当たらない可能性のが高いかなあと思いつつ。通し券なんて発行枚数少なそうですしね。

あとなんか日曜に開催されるSSもダメ元でなんか申し込んでおこうかな、と思案した結果、恵那SSの山岡駅観戦エリアも追加。恵那のSSって昨年より観戦エリアを増やしてますよね?昨年も恵那SS興味あったものの、瞬殺で売り切れていたので気になってはいました。まあ今回も倍率ヤバそうな気がしたので、これは完全にダメ元。

抽選外れる確率のが高いと思いつつも、もし当選した場合即チケットを購入しなければいけなくなるため、申し込むのはこの3つだけにしておきました。全部外れたら、また次の抽選で適当に申し込んでみるか……、と思いつつ。ただ、岡崎SSは当たるんじゃないかな、とは思っていましたが。

この抽選結果の発表があったのがこの記事を書いている本日(2023年7月28日)だったんですが、抽選結果が発表される前にクレジットカード会社からカード利用の速報メールが3通送られてきて、モロにこのラリージャパンのチケット3枚の金額と一致しておりコーヒー噴いた。そして抽選結果発表でも、すべて当選となっていました。

これは逆の意味で予想外。だって昨年すごい勢いで売り切れてたやん……抽選倍率高いと思うやん……。なんかたまたま上手いこと抽選倍率が低いところを狙えたんでしょうか。EXプレミアム席は高すぎると思われて敬遠されたのかな、とも思いますが、恵那まで当たるとはなあ……。観戦エリアによっても倍率けっこう違ったんですかね?恵南林道とかの方に人気が偏ったとか?

というワケで、めでたくラリージャパンのチケット代金がF1日本GPの約2倍になることが確定しました。なにをやっているんでしょうか私は。もうこれで来年はラリージャパン観に行かなくても良いかもしれない。いやEXプレミアム席や恵那SSが素晴らしければ意見変わるかもしれないけど。

ラリージャパン観に行きたいけど、どうせ抽選なんて当たらないんでしょう?と思っている方は、とりあえず申し込んでみたほうが良いかもしれません。案外当たるかも。まだ抽選のチャンスは2回ありますので。

なお、これらのチケットとは別でさらなる大きな散財ネタがあるんですが、それはまた記事を改めます。カメラのレンズもどうしようかなあ……もうなんかだんだんヤケクソ気味な散財になってくる可能性が……(危険な徴候)。