大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

F1[24] オーストラリアGP 決勝

久しぶりにフェルスタッペンが早々に戦線離脱してしまったレースになりましたね。やはり彼がいないとレースが盛り上がるなあ……。というワケで、F1オーストラリアGP決勝のお話。

フェラーリが1-2、マクラーレンが3-4という近年ではなかなか見られなかった順位となったレースでしたが、中でも病み上がりのレースとなったサインツが非常に力強いレースを展開しましたね。もしフェルスタッペンがトラブルを抱えていなければ優勝は難しかったかもしれませんが、しかし結構いい戦いができたかもしれません。

一方でマクラーレンもかなり良いレースペースを持っていたのが印象的でしたね。ノリスはルクレール相手にかなり肉薄できてましたし。開幕の2戦を見ていた感じだと、マクラーレンフェラーリには及ばない感じかなと思っていたので、今回のレースペースは結構びっくりでした。

ペレスはなんか冴えないレースになっちゃいましたね。もともとグリッドダウンペナルティでハンデを負っている状態ではありましたが、マシンの挙動に一貫性が無かったようで、レースペースも安定しなかった感じ。クリスチャン・ホーナーいわくフロアにダメージもあったようですが、なんにしても本来の調子が発揮できなかった、というコトのようで。

そして何より角田はよくやってくれましたね。スタートでひとつポジションを落としたものの、その後はミス無く堅実なレース運びで上手くポジションを守ってレースを進めていた感じ。レースペースを見ているとRBのマシンそのものはやっぱりそこまで良いようには見えないんですが、そこは角田が上手くマネジメントしていたのかなと。ヒュルケンベルグに対しても、接近されたらそのあと突き放すというコントロールができてましたしね。

フェルスタッペンとハミルトンの脱落によって9位入賞だな、と思っていたら、最後の最後でアロンソとバトルしていたラッセルがクラッシュして8位に。さらにレース後、アロンソが不必要な減速をしたとして20秒加算ペナルティを食らったため、7位入賞という結果になりました。もちろん棚ぼた的な要素も大きいんですが、「トップ5以外のチーム」の先頭をガッチリ走っていたからこその結果ですし、こういうチャンスをどれだけモノにできるかっていうのが中団チームにとっては重要ですからね。

www.as-web.jp

そのぶん、メルセデスにとっては散々なレースになってしまいましたが。アロンソに対して20秒ペナルティが課せられたということは、テレメトリーでもはっきりと「通常とは異なるドライビング」が記録されていたというコトなんでしょうね。確かに、ラッセルのオンボードを見てもやけに早くアロンソが減速しているのは見て取れます。

www.formula1.com

これ、アロンソが意図的にブレーキテスト的なものを仕掛けたのかっていうのは断言できないところではありますが、ただやっぱりなんらか意図的なものではあるように見えちゃいますね。アロンソ自身、このような大きなクラッシュに発展するとは思いもしなかったでしょうけど。

今回ハースがダブル入賞したというのも印象的で、今年のハースは明らかにレースペース良くなりましたよねえ。去年が予選一発屋過ぎたというのもあるんですが。前戦に続いてきっちりチャンスをモノにしているし、チーム内の規律というのも良くなっている感じ。マグヌッセンもちゃんとチームオーダーに従ってるし(?)。それはそれとして、レース後のインタビュアーとしてさっそくギュンター・シュタイナーが登場していたのもちょっと笑ってしまいました。

にしても、これで2週間後には鈴鹿というのがいまだにピンと来ていないんですけど……。今年も現地観戦する予定ですが、春開催の鈴鹿はどんなコンディションになるでしょうか。天気に恵まれると良いんですが。