大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

Apple Vision Proが近々日本でも発売されそうだけど、欲しい気持ちが薄れてきちゃったという話

米国ではすでに発売されているApple Vision Proですが、6月の中頃に開催されるWWDCで日本を含む米国外の複数のエリアでの販売も開始されるのでは、と噂されてますね。販売開始自体は7月では、という話も出ていますけど。

www.bloomberg.co.jp

www.macrumors.com

噂の確度は高そうに見えるので、おそらく実際に発売されるんだろうなと思ってます。私もAppleユーザーのご多分に漏れずVision Proには興味津々で、日本で発売されたら買ってしまおう、と思っている……いた……んですが、その気持ちが今けっこう揺らいできています。

なんでかというと、やっぱり米国で先に販売されてから、ちょっと時間が開きすぎちゃいましたよね。2月に米国内で販売開始されて、3~4ヶ月が経ってきているワケじゃないですか。その間に、YouTubeなどには大量のレビュー動画が投稿され、なんなら英語だけじゃなくて日本人でも米国まで買いに行ったりして、日本語のレビューもたくさんある。

さらに、ファーストインプレッションのみならず、しばらく使い続けてみてのレビューもあれこれ上がっているので、そういうのをあれこれ見まくっているうちに「あれ、これに60万円(今のレートだとたぶん50万円じゃ済まないだろう)支払うべきかな……?」という冷静な思考が芽生えてきてしまったんですよね。

使い始めの段階では、たぶんめっちゃ面白いと思うんですよ。ただ問題は、その使い始めの興奮が冷めてきたときに、それでも日常的に使い続けられるデバイスか、ということ。さすがに値段が値段なので、そのへんはよく吟味したい。

そこで気になっているのが長時間装着したときの使用感なんですが、これがどうもいろんなレビューを見ている限りあんまり芳しくないんですよね。まあこの手のヘッドセット型デバイスの宿命として、どうしても重量配分がフロントヘビーになりがちであり、長時間付けているのがしんどくなるというのがありますが、Vision Proもどうやらその問題を解消できてはいない模様。

なんなら、補助バッテリーを後頭部に付けることでバランスが取りやすくなるMeta Questのほうが再評価される、なんて流れもあったりして。

私自身、PSVRは持っていますが、こういうヘッドセット型デバイスを長時間付けっぱなしにしているのはしんどい、というのはよく理解できますしね。Appleも当然その弱点は認識しているハズだし、後発の強みでそこを上手く改善してくれているのでは、という期待もあったんですが、どうやらそうでも無さそうだ、と。

加えて、米国内でも発売後の売れ行きが芳しくない、という話も気になるところ。高い製品なのでバカ売れすることは想定されてないハズですが、そのAppleの想定も下回るような売れ行きみたいですからね。この手の新しい製品が割高なのは仕方がないとして、しかしそれでも欲しくなるのは「これからどんどん発展していく」という期待感と、その発展過程を一緒に楽しめるからだと思います。

ただ、その製品が想定以上に売れてない、となると、果たしてちゃんと進化していってくれるのか、という不安が出てくるワケで。もちろんAppleが早々にVision Proを見捨てるコトは無いとは思いますが、その進化のスピードはかなりゆっくりになり、ある程度充実してきたときにはより使い勝手の良い次世代モデルが登場していた、なんていうコトも考えられるワケで(さすがに新モデルが出るたびに気軽に買い替えられる値段じゃない)。サードパーティの参入も限定的になってしまう可能性もありますしね。

まあこの手の新製品って、発売直後の皆が熱に浮かされているときに衝動買いするっていうのが一番よくあるパターンで、発売後しばらく経って冷静になってくると特に欲しくなくなるというのもよくある話。Vision Proの売れ方はまさにその典型になってしまっているのでは。おそらくなんですが、日本でも発売された直後はちょっと話題が再燃するんじゃないかとは思いますが、そこまで盛り上がらんのじゃないか、という気がしています。

なんにせよ、もし買うことを決断したとしても、実際に購入するのはしばらくあとになりそうです。なんでかというと、つい最近三井住友NLゴールドの100万円修行を達成してしまったので、できればその枠が更新される9月以降に買いたいから……という超個人的な理由。

あと、先日気の迷いでわりと高額な買い物をしてしまったというのもあるんですが、その話はまたそのうち記事を改めたいと思います。