大須は萌えているか?

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もう寒波は無いだろうと思って出かけたらやっぱり寒波に襲われた、瀬戸内(ちょっと山陰)乗り鉄旅

前回の記事で、2月8日から11日にかけて、「最強寒波」の中で三陸と千葉に出かけた話を書きました。

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んで、2月って24日が天皇誕生日の振替休日だったので世間的には三連休だったじゃないですか。なので、凝りもせずまた鉄道旅に出かけました。年始に今年中に『駅メモ!』のレジェンドステーションマスターになる(ゲームに集録されている全国9300超の駅のうち、9100駅にアクセスするともらえる称号)ことを目標としたんですが、なにせまだアクセスできていない駅が家から遠く行くのが大変な場所ばっかなので、3連休とあれば出かけるしかありません。

「最強寒波」が来たあとなので、さすがにもうそこまでの寒波は来ないやろ、と高を括っていたのですが、また三連休に被さるようにして寒波が来ました。……なんか鉄道の神の怒りに触れるようなコトでもしてしまったでしょうか。

しかし、今回は愛知県より西の太平洋側をメインに進む予定だったので、なんとかなるやろと思い決行。本州の太平洋側って新幹線で何往復かしてますし、だいたいはアクセスできているんですがちょいちょい取りこぼしがあるので、そのへんを拾っていく旅になります。なので、2泊もするわりにアクセス駅数はそんなに増えません。

1日目 名古屋~岩国

初日はまず東海道新幹線で岡山まで行き、そこからJR伯備線に乗り換えて清音駅へ。今回は東海道新幹線が遅延することは無かったのでまずは一安心ですが、「晴れの国」と称される岡山でも雪がちらつくなどしており、少々不安な出だし。

清音駅からは井原鉄道に乗車。その気になれば新幹線からレーダーで取れちゃいそうな路線なんですが、鉄印をやっているので乗らざるを得ません。なんか沿線にゆかりのある戦国武将をアピールしている列車ですね。

第三セクターってだいたいどこも収支面では苦戦しているものですが、井原鉄道についてちょっと検索してみると、利用者数や運輸収入なんかは増えているんですね。

www3.nhk.or.jp

鉄印がもらえる井原駅も、なんかちょっと小洒落たデザインをしております。鉄印のデザインも良いです。

鉄印をもらったあとは、引き続き井原鉄道神辺まで乗り通し、福塩線に乗り換えて福山へ。ちょっと乗り換え待ちの時間があったので、駅構内のマクドナルドで昼食を済ませつつ、駅の真ん前にある福山城をちらっとだけ見物。というか、城の縄張りに駅が食い込んでいるといったほうが良いのかも。

他に城が真ん前にある駅っていうと、高松城の隣にある高松築港駅が思い浮かびますが、そういや私の地元・愛知県でも名鉄瀬戸線がかつては名古屋城の外堀に線路を引いていたんでしたっけ。

福山からは山陽本線で糸崎まで行き、そこから呉線経由で広島を目指します。『駅メモ!』的には呉線もまだアクセスできていなかったので。

呉線といえば瀬戸内海を望める見事な車窓ですよね。『駅メモ!』を始める前に乗ったことはありましたが、また乗れて良かった。

沿線には竹原とか大久野島とか呉とか、以前訪れて面白かった場所があれこれとあるんですが、今回は呉線をひたすら乗り通すことに専念。『艦これ』は止めて久しいけど、呉は寄りたいなあ……いやほんとあそこの景色好きなので。

広島に着いたあとは、可部線に乗り換えて大町へ、そこから広島の新交通システムアストラムラインに乗ります。これもまだ乗れていなかったので。駅のホームが完全にガラスとドアで仕切られていたので、車両の写真を取りそびれましたが。終点の広域公園前駅はさぞ僻地なんだろうと勝手に想像していたんですが、思いの外ちゃんと住宅地でした。

現状、アストラムラインは終点の広域公園前では他路線との接続が無い盲腸線となっていますが、これを西広島まで延伸する計画も一応あるらしいですね。しかし、自分が乗ってみた感じだと、延伸したところでどの程度のニーズがあるのかちょっと怪しい気もしますが。広域公園前の手前ですっかり乗客がいなくなっていたので……。

広域公園前からはアストラムラインでそのまま引き返し、もう一方の終点・本通まで乗り通しました。最後、地下鉄になる区間もあって、なかなかお金がかかっていそうな路線ですね。

本通からは原爆ドームがすぐそこだったので、ちょっと寄り道。

路面電車で広島駅まで行き、駅ビルでなにか飯でも……と思ったら、どの店もスーパー混雑していたので結局吉野家で済ませるという安定のスタイル。広島駅って3月24日に改装工事が終わってグランドオープンとなる予定ですが、私が訪れた時点ではまだ絶賛工事中という感じでした。

そしてこの日は広島で宿泊……ではなく、山陽線で岩国まで移動して一泊。岩国のが宿が安いというのもありますが、翌日のスケジュールを考えてのコトだったりもします。

2日目 岩国~下関

朝6時半の岩国駅、奥の方で煙が立ち上っているのは海沿いにある日本製紙の工場でしょうか。

朝早くから岩国駅に来たのは、この駅始発の錦川鉄道に乗るため。第三セクター路線であり、鉄印もやっているため乗らざるを得ません。『駅メモ!』的にも終点まではレーダー届かないと思うので、どのみち乗るしかない路線。

名前の通り錦川という川に沿って進んでいく路線であり、車窓からの眺めもウリになっている感じですね。終点の錦町駅までは1時間ちょっと、といったところ。この路線もつい最近のニュースで存廃検討がされているというのがありましたね。

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錦町駅は山の中の集落にぽつんとあるような駅で、これまた中途半端な場所が終点だなあ……と思ったら、やはり過去には延伸計画があったようで。山口線日原駅まで伸ばす予定だったみたいで、国鉄時代の路線名は岩国と日原の頭文字を取って「岩日線」だったそう。

錦町から先もある程度工事は進められていたみたいで、駅からちょっと歩いたとこにあからさまに鉄道用なトンネルがあったりもします。

この未成線の跡を、専用のトロッコ車両を使って走るイベントなんかもやっているみたいですね。これはこれで面白そう。

錦川鉄道を往復したあとは、JR山陽本線に乗り換えて新山口へ。岩国から先の区間って、山陽本線が海沿いのルートを進むのに対し、新幹線はトンネルをぶち抜いて山の中を進んでいく感じになるので、実際に山陽本線に乗らないとアクセスできない駅がちらほら。

新幹線に近しいルートを走る岩徳線という路線もあり、こちらは新幹線からレーダーで取れちゃいますが、この岩徳線というのもちょっと興味深い路線ですね。距離的には岩国と徳山を山陽本線より短い距離で結んでいるのに、単線非電化のままで所要時間としては山陽本線に劣るっていう。

いかにも海沿いルートの短絡線として作られたようにも見えるんですが、歴史的には実際に山陽本線の短絡線として作られ、当初は山陽本線として利用されていたみたいですね。しかし、山間の地形で複線化が困難だったり、海沿いの町を結ぶルートの方がニーズとしては高かったりとか、諸々の事情があって地域のローカル線に格下げされたという歴史があるようです。なかなか気の毒な路線。

新山口からは宇部線に乗り換えます。この宇部線小野田線のあたりのエリアも、まだアクセスできていなかったので。

なんか駅のホームに「シン・ヤマグチ」とか書かれている気もしますが、とりあえず乗り込みます。

この列車の終点となる宇部新川は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で登場して一躍有名になった駅ですが、私は訪れるのが初めて。せっかくなので、ここで下車して周辺の散策をしたいな、と思っていたんですが……なんかめちゃ雪降ってる……。

いや、宇部新川ってエヴァの聖地というのもあるんですが、駅から工場地帯の中を30分くらい歩いていくと、日本一長い私道として知られている宇部興産の専用道路と一般道が交差する踏切が見られるとかってのもあって、すげー散策してみたかったんですよね。

ただ、このときの雪の降り方がなかなかのものでして、しかも乗り継ぎの関係で散策し始めたら2時間半は宇部新川に留まる必要があります。ただこの雪の中で2時間半はさすがにきついぞ……というコトで、泣く泣く宇部新川到着後数分で発車する小野田線の列車に乗り換え、先に進むコトにしたのでした。

ちなみに、この翌日には降雪により沿線の竹が倒れたとかで、小野田線宇部線が朝から運休となっていたので、けっこう危ないところでした。

宇部新川で散策せずに先に進んでしまったため、下関に14時過ぎくらいに到着。なお、この日の宿はこの下関。……到着が早すぎる。おまけに、宇部新川で食べるつもりだった昼食も取れていません。幸い、下関到着時には雪は降っていなかったので、とりあえずバスに乗って唐戸市場のほうへ行ってみました。なんか寿司でも食えないかと思って。

しかし、時間が中途半端だったせいもあってか市場内の飲食店は皆営業時間外、好きな寿司をパックに詰めて買えるお店もあったものの、こちらは大量の観光客が行列を成しており、ちょっと並ぶ気が起きない状態。

仕方ないので食事は諦め、カバンの中に忍ばせていたプロテインバーなどをかじりつつ周辺観光。壇ノ浦で入水した安徳天皇を祀る赤間神宮に立ち寄り、

そして一度歩いてみたかった、関門トンネル人道へ。海底トンネルの人道は日本でも5ヶ所しかないみたいですが、その中でも一番有名なのはここでしょうね(愛知県にもひとつある)。

歩いて九州上陸を果たしたあとは、せっかくなので門司港レトロ観光線に乗ってみることに。平成筑豊鉄道が運行している、関門海峡付近から門司港駅付近までを結ぶ観光トロッコ列車。『駅メモ!』にも集録されている路線ですが、駅自体は新幹線からレーダー飛ばしてアクセスしちゃってました。ただ、ここまで来たなら実際に乗っておこうと。

中途半端な時間だからそんなに混まないのでは、と思っていたら、ほぼ満席でしたね。ていうか門司港周辺も観光客が多く、いい加減腹も減っているので門司港駅周辺で名物の焼きカレーでも食べよう、と思ったら、駅からほど近い店は表で待っている人が居るほどの有り様。17時前という絶妙に中途半端な時間だったにも関わらず。

そうこうしている間に雪も降ってきたので、駅から少し離れた店を見つけて避難がてらなんとか食事にありつけました。

門司港からはJRで下関まで戻りましたが、ここの車両は今でも交流と直流の切り替え時に車内照明が落ちるんですね。

3日目 下関~名古屋

旅行最終日の3日目、下関を6時40分発の山陰本線に乗り込みます。

長い路線距離を誇る山陰本線の中でも、益田から西の区間というのは相当な過疎区間になってしまっているようで、列車の本数がまあ少ない。オマケに、2023年の豪雨災害により長期不通区間が発生してしまい、今現在でも一部区間代行バス輸送が行われています。

とはいえ、『駅メモ!』の全駅アクセスを目指すならなんとか乗らねばならない区間でもあります。んで、当初のプランでは山陰本線の列車を乗り継いで島根県浜田駅まで行き、そこから高速バスを使って広島まで出て新幹線で帰る、というルートを考えていました。参考までに、以下に主要駅にピンを立てた地図を貼っておきます。

山陰本線でそのまま京都を目指すというのは時間が掛かりすぎるので論外、益田で山口線に乗り換えて新山口に行くというのも乗り継ぎに時間がかかり過ぎてよろしくありません。そこで考えたのが浜田から高速バス、というルートなのですが、この日も日本海側を中心に雪雲が居座っており、またそこから山間部を通って広島まで行くわけなので、とてもじゃないけど高速バスが定時運行できるとは思えない状況。ていうか、JARTICのサイトを確認したら広島道の一部が通行止めになっている感じだったし。

www.jartic.or.jp

もし高速バスが運休、もしくは大幅に遅延する事態になった場合、名古屋に帰れなくなるのは明白だったため、さすがにそこまでのリスクを冒すのはよろしくないと判断し、長門市から美祢線ルートで厚狭に出て、そこから新幹線に乗ることにしました。美祢線の駅はその気になればレーダーで取れちゃいそうだったので、当初は乗る予定無かったんですが。

山陰本線の列車に乗るのは下関~滝部間で、そこから先は代行バスに乗って長門市を目指します。

なお、下関~滝部間にある梅ケ峠駅は本州最西端の駅らしいんですが、そういやこの旅行の2週間前に乗った三陸鉄道岩手船越駅は本州最東端の駅であり、同じ月に本州の最東端と最西端を訪れたコトになりますね。

このあたりの天気は雪が降ったかと思ったら晴れ間が覗く、みたいな感じ。雪雲がまだらに押し寄せてきていて、コロコロ天気が変わる感じでしたね。長門市で乗り換える美祢線も全線代行バス輸送となっており、こちらはチェーン装備でした。道中美祢線の線路や駅を見るとすっかり草が生い茂ってしまっており、果たして復旧に向けた動きは出てくるのか……というのは気になるところ。

美祢線代行バスはきっちり定刻通りに厚狭駅に到着してくれましたが、雪がわさわさ降っておりこれ新幹線大丈夫かしら……と思いましたが、

なんか乗車するこだま号が到着するころには晴れ間が覗いてました。500系新幹線に乗れるのちょっと嬉しい。

新幹線には若干の遅延が生じていましたが、そこまでクリティカルなものではありませんでした。徳山でこだまからさくらに乗り換え、新大阪まで行きます。

なぜ名古屋ではなく新大阪かというと、道中寄れそうな場所で未アクセスの駅がひとつだけあったんですよね。

大阪万博会場の最寄り駅となる夢洲駅。新大阪からだと、大阪メトロの御堂筋線・中央線の乗り換え1回で来られます。大阪万博開催前なので人はほとんど居ないかな、と思っていたら、意外と見物に来ている人居ましたね。確かに、このがらんとした雰囲気が楽しめる(?)のも今のうちだもんなあ。

万博のチケット売れない売れないと話題になってますが、まあ始まればなんやかんや人は来るんでしょうし。私もホントは万博が始まったら、夢洲駅にアクセスしにいくついでに万博見物でも……と思っていたんですが、こうして先に夢洲駅にアクセスしてしまったので、万博に来る口実が無くなってしまいました。どうしよう。

大阪から名古屋は、再び新幹線……ではなく、せっかく大阪で降りてしまったのだからと近鉄特急ひのとりを利用しました。なぜか先頭車両2列目のプレミアムシートが空いてたのもあって。

しかしなんだ、年が明けてから3回鉄道旅に出かけましたが、3回とも旅行中にプラン変更を余儀なくされているというのはなかなかですね(正月休みの鹿児島旅行は、天候には問題なかったが吉都線の車両トラブルによりルート変更を強いられた)。それぞれ、旅行そのものが成り立たなくなるほどでは無い、というのも絶妙な感じ。乗り鉄旅も後半戦に差し掛かってきて、難易度調整がされている感じなんでしょうか(?)。

この旅行が終わった時点で、『駅メモ!』でのトータルアクセス駅数は8300ちょい。目標まであと800駅弱というところまで来ていますが、その800駅が北海道・東北だの山陰だの九州だのにちらばっているのがしんどい……。

いっそのこと2週間くらい休みにして、一気に巡ってしまいたい気もしますが、なかなかそうはいかない会社勤め。特に東北・北海道をどう分割して周るか、というのが一番悩むポイントです。北海道は大型連休中はフリーきっぷが使えなかったりするしなあ。

とりえあえず、3月中にも一回出かける予定なんですが、すでにちょっと嫌な予感がしております。どうなることやら。