大須は萌えているか?

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沖縄旅行雑感3 基地と廃墟

このエントリは、沖縄旅行雑感2 せーふぁうたきの続きです。

嘉数高台公園

2泊3日で行った沖縄旅行の中日、朝からかなりすごい雨でした。天気が良ければ、沖縄本島の北のあたりの海岸線をドライブするのも面白そうだったんですが、この天気ではちょっと、という感じ。ウチのカーチャンが天気も悪いし美ら海水族館いこまい、と主張したため、美ら海水族館の方へ向かいながら、道中てきとうに立ち寄ることにしました。

んで、まず行ってみたのが嘉数高台公園。いや、こっからだと普天間飛行場が一望できるってWikipediaに書いてあった(→普天間飛行場 - Wikipedia)んで・・・。公園の高台に展望台があり、そこを上ると確かに普天間飛行場の滑走路が見えます。ただ、天気が良くなかったんで、そこまでハッキリ見えるワケでも無かったですが。

奥の方にちょこーっとだけ滑走路が見えます。ハッキリ見ようと思ったら望遠レンズ必要ですねコレ。展望台には普天間飛行場の概要など書かれたプレートも設置されてました。

またこの公園のある嘉数は沖縄戦の中でも特に激しい戦闘があった場所(→嘉数の戦い - Wikipedia)ということで、公園の展望台のすぐそばには京都の塔などの慰霊碑や、トーチカの跡などもあります。

ここで政治的な話に触れようとは思いませんが、展望台に上ったときに、5~6人のおじいさん達が先に居て、皆黙ってじっと普天間飛行場の方を眺めていたのが印象的でしたね。

このあと、普天間飛行場嘉手納飛行場の脇をクルマで走ったりしましたが、まぁその敷地のでかいこと。また周辺の道路がかなり整備されていたり、お店が思いの外たくさんあったりと、良くも悪くも在日米軍を中心に回っている地域だなぁ、という印象。そりゃこれだけでかい基地があれば当たり前の話だとは思いますが。移転問題、周辺住民の方が一番納得できる形で決着すればいいんですけど。

中城城跡

嘉数高台公園の後にして足を運んだのは中城城跡。ぱっと見なんと読んだらわからないワケですが、「なかぐすくじょうあと」なんだそうです。ここに到着する頃には雨が弱くなり、傘無しで歩き回れたので助かりました。ここ、かなりの規模で遺構が残ってて、雨降ってると見て回るの大変ですし。

ペリーも驚いたというアーチ式の門もあります。こんなの本州じゃお目にかかれません。かなり独特な雰囲気があり面白いところ。

城壁に一部穴が開いてる箇所があったんですが、これたまたまそこに居たガイドのおじいさんによると、旧日本軍がここを拠点に改造すべく掘ろうとして失敗した跡なんだとか。それだけこの石垣の作りがスゴイってコトになるんでしょうか。

あと、なぜかこの中城城跡に隣接する形で、ホテルの廃墟が存在してたりします。たぶん廃墟マニアな方々の間では有名な場所なんだろうと思われますが・・・。

調べてみると、これは中城高原ホテルという名前で開業予定だったものの、建設業者が倒産してそのまま放置されているんだそうで。現在は立ち入り禁止になってるそうですが、どうも肝試しなんかで立ち入る人がけっこう居るみたいで、入り口付近を外から見ただけでも落書きだらけでした。

入り口には詐欺集団を告発とかなんとか書かれた看板が掲げられており、なにやらみょーな気配が漂ってます。正直史跡よりもこっちのがインパクトあるという気も。

続く。