大須は萌えているか?

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人手不足?甘えるな。

「超氷河期」とはいえ、職を求める側に厳しい見方も少なくない中、《(東京)都内で建物設備の管理、改修などを行っている零細企業》を経営する40歳の男性からも、厳しいご意見をいただいた。

男性の企業では、《一貫して経営上の問題となっているのは人手不足。職安や就職情報誌などに募集をかけていますが、ほとんど応募はありません》という。

職安からは《「夜勤あり」「休日出勤あり」では応募は見込めませんよ》といわれ、その通り、2カ月で問い合わせはわずか2件。応募した人からも《「土日は必ず休みに…」などといわれ、電話口でお断りした》そうだ。

この男性は《「ミスマッチ」とぼかした表現を耳にしますが、何より今、国内に不足しているのは「働かざる者、食うべからず」の基本的な意識だと思います》と辛辣(しんらつ)だ。

via: 【風(3)超氷河期の就活】ミスマッチ?甘えるな。 企業側のホンネ続々 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

「超氷河期」と言われる雇用情勢が続いてるけど、求人をかけても全然人が集まらない会社もあるみたいで。結局求職者が甘えてんだろ的なお話。

しかしこういう話を見て思うんですけど、求職者が応募書類や面接で自分をアピールするのと同じように、ハローワークや求人サイトっていうのは企業が求職者にアピールする場だと思うんですよね。このご時世でも全然応募が無かったり、明らかにモチベーションが低そうな人材しか応募してこないってコトは、ごまんといる求職者に対して全然アピールできてないだけの話じゃないのかな、と。

求職者が企業に対し「自分を雇うことでこういうメリットがあります」とアピールするように、企業も求職者に対し「ウチで働くコトでこういうメリットがある」とアピールすべきでしょう。仕事がきつかったり、給料が安かったりしても、将来的に役立つスキルが得られるだとか、業界に顔が利くようになるだとか、あるいは景気に左右されにくい安定した会社だとか、そういったメリットがあれば人は集まると思うんですけど。

そういうアピールができずに「人が来ないのは求職者の甘え」なんて言うのは、むしろ企業側の甘えだろうと。やる気のない求職者が多いんじゃないくて、やる気のある求職者を呼び込むだけの魅力をアピールできてないのでは。中小企業で、しかもマイナーな業界でも数百人単位の求人希望者が集まってくるケースもありますからねぇ。

いくらこんなご時世だからって、ハロワにポンと求人かけただけでモチベーション高い人材がザクザク集まるとか考えてるとしたら、いくらなんでもヤバいんじゃね?というお話でした。求人する側にだって工夫は必要。