なんやかんやで、『ビビッドレッド・オペレーション』のBDマラソンを完走してしまいました。
最後の方はかなりご都合主義的な感じというか、宇宙そのものを吹っ飛ばせるとか言ってる敵に「友情パワー」であっさり勝っちゃうってどんだけだよって話なんですが、そもそもが大変おバカなストーリーなので何ら問題ありません。
私の場合、「友情パワー」って言われるとまずキン肉マンを連想する世代なんですけど、今のご時世男同士の友情パワーなどは求められていないのです。でも女の子の友情パワーって結構ドロドロしてそうな感じもするんですけどどうなんですかね。
でも最後の「ビビッドレッド・オペレーション!」のくだりは良いですね。まさかのグーパン。最後は武器を使わず、素手でぶん殴る。素晴らしい。しかも一度大気圏外まで出て、勢い付けてぶん殴るのがまた良いですね。燃え尽きたりしないのかっていう。
あおい、わかば、ひまわり相手にドッキングするときは相手の特性に合わせた姿に変身していたのに、なんでれいが相手だと「ビビッドレッド」になれたのか、って疑問もあるんですけど、あかねのカラーである「赤」と、れいのカラーである「黒」ってジョーカーの色でもあるんですよね。
ジョーカーが2枚含まれる場合、1枚のジョーカーはフルカラーで印刷され、もう1枚のジョーカーはエキストラ・ジョーカー(準札)として、白黒等の色を抑えたカラーリングとなることが多い。他に、1枚が赤いジョーカー、もう1枚が黒いジョーカーになっている場合もある。
ジョーカーにはワイルドカードの役割もあるワケで、通常あかねが他のメンバーとドッキングする際には赤が相手の色に合わせて能力を増大させる役割を果たしていた。んで、今回は黒というもう1枚のジョーカーがあったコトにより、「ビビッドレッド」を発動するコトができた……なんて解釈はどうでしょ。8話であかね以外のメンバー同士でのドッキングは「システム上無理」とうそくんが説明していましたが、そこからもレッドがドッキングシステムにおいて特殊な役割を果たしているコトが窺えますよね。
ていうか、そもそもれいちゃんはオペレーションキーを持ってないやん、という話もあるんですけどね。ただ、れいの世界は示現エネルギーの暴走により滅んだというセリフもあり、その世界の唯一の生き残りである彼女が、示現エネルギーで稼働するビビッドシステムと親和性が高いとかってコトはあるのかもしれません。
しかし通常のドッキングシーンは下着姿だったというに、ビビッドレッドに至っては完全に素っ裸になっており、れいちゃんは最後の最後までサービスシーンに駆り出される運命なのかと涙なしには見られません。いやまぁあかねも脱いでるんだけどさ。あと、キャストコメンタリーにて佐倉綾音がビビッドレッドを見て「お股の露出が一番多い」と指摘していたのが面白かったですが。
一色健次郎の回想シーンと、最終話ラストに登場する高度な知的生命体っぽいアレの正体は結局ようわからんままでしたが、あのメビウスの輪っぽい形状(1周すると裏表が入れ替わる)がこの物語のラストに対する伏線にはなっていたのかなと。
おバカなノリで溢れていつつも、画の中にそれなりの情報量もあり、楽しめる作品でした。あおいちゃん可愛いし。うん。
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その一方で、こんなの買ってしまったりもしましたすいません。
いやなんかね、尻のところにちゃんと「押すな!」ボタンが付いているのが気に入っちゃいまして……。
しかしアレですよ、この「押すな!」ボタンもさ、健次郎がどういう意図で付けたのかが問題だと思うワケですよ。だってあんな水着が大きく膨れる機能に実用上の意味があるとは思えないし(結果的に役に立ったワケですが)、これ見よがしに「押すな!」なんてボタン付けておく意味も無いし、その機能のコトをあかねに言わない理由も無い。
そう考えると最初からクラスメイトの誰かにボタンを押させて中に入ってドッキリ、みたいな展開を最初から想定してあの機能を用意したとしか思えず、孫娘に対して躊躇するコトなくそのような露出プレイを強いるあたりこのジジイ並の変態ではないなと思わざるを得ないワケです。
でもそんな水着の仕掛けに対してもキレるコトなく笑って誤魔化すだけのあかねはもう少し人を疑うコトを覚えた方が良いんじゃなかろうかと若干心配になってしまうのですが。しかしそこが彼女の美点でもあるのでしょう。
……ところで、あおいちゃんの水着フィギュアは出ないのかネ?
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