大須は萌えているか?

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茨城と少しだけ栃木ツアー ~大洗ガルパン編その3

※画像多め。この記事は茨城と少しだけ栃木ツアー ~大洗ガルパン編その2の続きです。

買い食い

マリンタワーからの景色を堪能したあとは、カーフェリーポートを横目に歩きながら、一度役場に駐めたクルマに戻り荷物を下ろします。

その後、朝方散歩したときに見つけたお店まで歩き、無事干し芋ゲットできました。当然のように会長が居るところがまた。

ちなみに、こちらの干し芋は缶バッジ付き。しかし干し芋って初めて食べましたけど、しっかりと芋の味がして美味いですねぇ。8割以上が茨城産(⇒干しいも - Wikipedia)というのも初めて知りました。

そして、そのもう少し先にあるお肉屋さんでは「アリクイさんチーム風串かつ」を売っていたので、これまた購入。お店の前に居るのはももがー。

ここの串カツがまた実に美味い。串カツ2本+缶バッジ付きで200円という値段もグッドです。しかもお茶までいただきました。

この頃には時間が11時を回っていたので結構な数の「巡礼者」とすれ違ったのですが、中にはお店の方とすっかり顔なじみになっている人もいたりして。でも確かに、この大洗は「街なかかくれんぼ」や「スタンプラリー道」といったイベントの面白さもさることながら、いろんなお店で売られている「なるほどそうきたか!」とニヤニヤさせられるグッズの数々やお店の方の愛想の良さもあって、何度も足を運びたくなる魅力がありますね。

クックファン

その後クルマに戻り、スタンプを埋めるべく再び大洗磯前神社や大洗ホテルへ行きつつ、大洗町を離れ水戸市内にあるレストラン「クックファン」へ。大洗からクルマで20分くらいかな?

こちらは作中で生徒会チームが「戦車型のカツ」を食べるシーンがあり、実際にそれを作ってメニューに加えてしまったというお店ですね。それはもう食べるしかあるまいと。案の定人が多くしばらく入店待ちとなりましたが、15分程度の待ち時間で入るコトができました。待っている際、我々のすぐ前で待っていた男性二人組とお話したところ、なんと現役+元自衛官の方でした。当然のようにガルパン目当てで、そのまま大洗に宿泊する予定とのコト。本職もハマるガルパンという作品……恐るべし……。

メニューには通常の「ガルパンかつ」と、2人前のボリュームがあるという「ガルパンかつ【リアルバージョン】」があるみたいで。ここは2人で「リアルバージョン」を食べる方向で。

アップで写真撮ってしまったので大きさがわかりにくくなってしまったのですが、これ肉を2枚重ねにするコトで厚みを出しているんですね。だから2人前というワケね。しかし、多少食欲に自信のある人なら1人で食べられるボリュームですよコレ。ちなみに肉自体かなり美味い。砲塔部分はコロッケになってます。これ、もしまた食べる機会があるなら、しっかり腹を空かせた状態で1人で全部食べたい……!

……と、当初の予定ではこれにてガルパン巡りは終了の予定だったんですが、大洗が思いの外楽しかったため、これはもう少し堪能するべきではないかと。荒川氏と協議の結果、この日は袋田の滝なんかがある大子町に宿を取っていたためそちらに向かうコトにしたんですが、翌日朝イチで再び大洗に戻るコトにしたのでした。

そんなワケで、大子町方面のお話は後回しにして、引き続き翌日のお話を。

ラッピング車両

そして朝8時過ぎ、大洗駅へと戻ってまいりました。宿泊したホテルを朝6時過ぎにチェックアウトして(ホントは朝食付きだったけど華麗にスルー)。でもしばらくフロントに誰も人が居なくて焦りました。ビジネスホテルじゃないところでは、早朝チェックアウトしたい場合は事前に言っておかないとダメですね……とそれはさておき。

駅にやってきたのは、鹿島臨海鉄道ガルパンラッピング車両に乗るため。鹿島臨海鉄道のサイトにてラッピング車両のダイヤが公開されており、それを確認したところ朝8時過ぎに大洗発水戸行きがあったため、それを狙ってきたというワケです。

駅のホームにもあんこうチームのメンバーがこっそり居たりして。ホントにもう、至る所に趣向が凝らされてますね。

そしてラッピング車両到着。正面は普通ですが、両サイドにイラストが描かれています。

車内にも中吊りと壁面に大洗女子学園のキャラクターやチームのシンボルが。以前見に行った京阪やKTRの『けいおん!』ラッピング車両よりは控えめですが、正直あの2つがぶっ飛びすぎていたんだと思います。

そしてそのまま水戸まで乗っていったんですが、車窓からはひたすら田園風景が見えてる感じ。ちょうど田植えの時期ですね。レッツコンバイン。あ、コンバインは収穫の方か。

水戸駅でドアが閉まった状態の車両を改めて撮影。

ラッピング車両は10分後に折り返し大洗まで行くダイヤになっていたので、切符を買い直して再び大洗まで乗って帰りました。しかしよくよく考えてみたら、水戸と大洗だと車両の片側しか撮影できておらず、反対側を撮り損ねてたりして。東水戸で一度ホームに降りて写真撮ってる人が居たのはそういう理由だったか……。

再び大洗散策

大洗に戻ってきたところで、スタンプラリーの記念品を貰っていなかったのでインフォメーションセンターへ。貰えたのはとある絵柄のステッカー。そしてちゃんと朝食を食べていなかったので、駅売店にて「好子母さんの愛情弁当」を購入。まいわい市場でも売ってますねコレ。包み紙の「なぁ母さん、あの子に友達ができたんだよ」というセリフが泣ける。

中身は作中7話で出てきた秋山殿のお弁当を再現した一品。日の丸まであって再現度高い……。

弁当を食べ腹ごしらえを済ませたところで、再び街中をぶらぶら。駅方面から福本楼の前を通ってみると、作中に出てきた風景だと気づきやすいですね。

若見屋の交差点を南西方向に進むと、歴女チームが身を潜めていた薬局なんかがあります。実際には身を潜められそうな路地はありませんけどネ。

作中では「六壱屋」という屋号になっていたお店は実際には「酒井屋」。おばあの立て看板があり、お店では「おばあのおはぎ」を売ってました。弁当食ったばかりだったので買わなかったんですが、今思えば無理にでもいっとくべきだったか。

開いていないお店の中には、2階の窓からキャラクターが顔を出している場合もあるので注意が必要。

そしてふらふらと肴屋本店のとこまで歩いてきたら、なんか変なタクシー(良い意味で)居たー!

しかも既に「祝 映画化決定!!!」なんてステッカーまで貼られてる。私が映画化のニュース見たの、前日の晩だったのに。恐らく、大洗の関係者の方々には事前に知らされていたんでしょうけどね。

その後、一年生チームの阪口さんが立っている「大久保酒店」に立ち寄り、ガルパンラベルの日本酒を買ってみたり。

お店の方に「遠いところだとどの辺から来る方います?」と尋ねてみたところ、「そうですねー、台湾とか香港とか」と……国内で収まる話じゃ無かった!

ちなみに買ったのは地元メーカー月の井酒造の「ガールズ&パンツァー飲み比べセット」と、

「撃破率百二十%」。敢えてこのセリフを銘柄にするあたりがステキですね。

その月の井酒造自体もすぐ近くにあるんですが、当然のように蝶野一尉が居ます。

アクアワールド~まいわい市場

お酒を買い込んだあとはクルマまで戻り、せっかくだからとアクアワールド大洗へ。ここもスタンプラリーの設置ポイントになっているんですけど、ここだけ少し離れているんでスタンプ押してなかったんですよね。ここは結構大きな水族館みたいで、「普通の」観光客でたいそう賑わってました。が、我々は水族館は華麗にスルーしつつスタンプを押して去る、みたいな。

ただそれだけでは味気ないので、海沿いのテラスで一息つくコトに。売店でご当地ヒーローである「時空戦士イバライガー」のサイダーを売っていたので、それを飲みながら。

なんか実に茨城を満喫している気がします(?)。

そして最後に、再び大洗まいわい市場へ。ここで売ってる「餡香やき」と「さつまいもアイス」を食べるためです。まいわい市場自体は10時開店なんですが、餡香やきを売るコーナーは11時オープンとなっていたため、開店早々訪れた前日は買えなかったんですよね。でもまー、会長の脅迫めいた(?)POPも掲示してあるコトですし、やはり食べるべきだろうと。

餡香やきは「小倉あん」「芋あん」「豆乳クリーム」の3種類あるんですが、ここはひとつ愛知県民らしく小倉で。ものとしては大判焼きだとか今川焼きみたいなものなんですが、米粉を使ったという皮が特徴的。

そしてさつまいもアイスは1話に登場した「74」のアイスを再現したもの。「六壱屋」とか「74」ってのも戦車由来なんでしょうね、当然。

このアイスも結構美味しかったです。芋の甘さがアイスとマッチしてました。

そんなこんなで

と、以上で大洗巡りは終了。

今までいくつか行った「聖地」の中で、大洗は一番楽しかったかも。なんかもうホントに、町全体が『ガルパン』の世界になっているよーな気がしちゃうんですよね、ここ。元々作中で大洗の施設や地形が有機的に活用されている(学園艦が停泊できるような港だとか、戦車が曲がりきれずに突っ込んじゃうようなカーブだとか)ので風景が印象に残りやすい上に、実際にそれらの風景が存在する街中至る所に「優勝おめでとう」の幟が立ってたりしたら、そりゃもう現実と虚構を勘違いしそうになりますよ。

アニメで描かれた世界を、実在する場所で追体験するのが「聖地巡礼」だとするならば、大洗×『ガルパン』はまさにそのニーズをしっかりと満たしてくれたと思います。これはアニメの制作側と、舞台となった地域の密な連携があってこそでしょう。しかもそれが、町全体というスケールで実現できているところが素晴らしいなぁと。

それに地元でいろいろ企画されている方々が、「町おこしで客を呼び込もう」というより先に『ガルパン』という作品を楽しんでいる感じがしたのも良かったところ。そうじゃなかったら「ガルパンかつ」みたいな手間の掛かりそうな品をメニューに加えたりしないと思いますよええ。

「スタンプラリー道」や「街なかかくれんぼ」といったイベントはGWいっぱいで終了となるみたいですが、また行ってみたいなぁ。新作OVAと劇場版の制作も決まって、まだガルパン人気は続きそうですしね。

次の記事では、大洗以外に立ち寄った場所のお話を。