新年一発目の記事でもちらっと書いていたんですが、大きめのカメラを使ってみたいなぁという欲がありまして。2010年の頭にミラーレスのオリンパスE-P1を購入して現在も使用中なのですが、カメラを購入したのはコレが初めて。その後Flickr画像を上げるようになったりしつつ今までやってきたんですが、意外と写真撮るのって飽きないなと。
んで、ふとミラーレスではない普通の（？）デジタル一眼レフカメラに興味が湧いてきちゃいまして。元々は、「デカくて重いカメラはイヤだからミラーレス」と思ってE-P1買ったんですけど。もちろん、ミラーレスのコンパクトさと機動性も魅力的なんですけど、もう一歩踏み込んだ機能と使い勝手を持つカメラを使ってみたいなぁという欲がムラムラとね。
そこでどんなカメラが良いのかなぁと適当に調べてたんですけど、世の中カメラの数が多すぎる。メーカーだけでもキヤノンとかニコンとかソニーとかなんか色々あるワケで、それぞれのメーカーからまた多種多様なモデルが出ているワケで。ほいでもって、カメラ好きの人というのはメーカーや機種に一家言持ってる人が多いので、WEB見てても人によってオススメが全然違ったりしてカオス。
そんなワケで、悩むのもめんどくさいのでざっくり選んで決めるコトにしました。
メーカーはどこにするか
メーカーはキヤノンで。いやF1好きならキヤノンでしょう。ウイリアムズ的な意味で。
「馬鹿言えF1つったらオリンパスだろう」という意見もありそうですが、E-P1との差別化を図る意味で却下。
あと、どこかで聞きかじった話としてキヤノンはクセが無いので素人にも使いやすいという話を聞いたコトがあったので。そんなワケで、キヤノンの機種の中から選ぶコトにします。
フルサイズかAPS-Cか
最初ね－、EOS 6Dって機種に興味持ったんですよね。無線LAN・GPS機能内蔵で、iPhoneアプリからリモートで操作もできると聞いて。ほうほうそりゃ面白そうだとお値段見てみたら、Amazon価格ボディだけで16万円。うひぃ。
 |
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ 約2020万画素フルサイズCMOSセンサー DIGIC5+(プラス) EOS6D |
| クリエーター情報なし | |
| キヤノン |
キヤノンのデジイチ・EOSの製品ラインナップって大まかに数字一桁+Dがプロ～ハイアマチュア向け、数字二桁+Dが中級者向け、Kissシリーズが入門向けという括りになるみたいで。この6Dってのはフルサイズのイメージセンサー（35ミリフィルムと同等の画面サイズが得られる）を搭載したハイアマチュア向けモデルという位置づけとなっていて、それ相応のお値段がするみたいですね。
もう少し廉価なモデルでは、イメージセンサーの大きさがフルサイズの半分以下となる「APS-C」サイズとなります（E-P1のようなマイクロフォーサーズ機はそれよりさらに小さめ）。当然画質としてはフルサイズが優れているんでしょうけども、価格差が結構あるんですよね……。それでも、だいぶ安くはなってきてるみたいです。
2012年注目したカメラ＆トピックス（カメラマン永山編）：手が届く価格帯になった「フルサイズ一眼」のススメ (1/2) - ITmedia デジカメプラス
ただまー、ミラーレスからステップアップしてみたいなという程度の私にはオーバースペック過ぎる感じがするので（予算的にもオーバースペック）、APS-C機の中から選ぶこととします。
APS-Cの中からどれを選ぶか
ざっくり調べてみた感じだと、これ書いてる2013年6月現在、EOSのAPS-C機の中では3つ候補がありそうです。
まずは7D。
 |
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D ボディ EOS7D |
| クリエーター情報なし | |
| キヤノン |
APS-C機ながらも数字一桁の機種というコトで、言うなれば「APS-Cのトップモデル」という位置づけみたいです。その分値段は一番お高めで、Amazon価格ボディだけで9万5千円くらい。レンズキットで13～14万といったところですね。
それから60D。
 |
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 60D ボディEOS60D |
| クリエーター情報なし | |
| キヤノン |
こちらは「入門者寄りに振った中級機」くらいの位置づけみたいです。7Dとの主な違いは連写性能。7Dは映像エンジンを2つ搭載し秒間8コマの連写が可能としていますが、60Dは5.3コマ。いやこれでも十分だと思うんですが。あと、ボディがプラ製です。7Dはマグネシウム合金を使っているとのコト。その分60Dより重くもなっているのでどちらを取るかですね。ただ、60Dもプラ製とはいってもKissシリーズよりも防塵・防滴性能には優れているようです。
カメラ任せで撮影できるモードも充実してるので、中級機とは言ってもまったくの初心者から使えそう。そして2010年に発売されたモデルで台数が出ているのもあるのか、価格がかなり下がってます。Amazon価格ボディだけで6万ちょい、ダブルズームキットでも8万円弱。E-P1のツインレンズキットを当時11万円くらいで買ったコトを考えると破格だなぁ。
そしてKiss X7i。
 |
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7i EF-S18-135 IS STM レンズキット KISSX7I-18135ISSTMLK |
| クリエーター情報なし | |
| キヤノン |
入門機とされるKissですが、イメージセンサーなんかは上位機種と同じみたいだし、それにこいつは今年発売になっているモデルなので、映像エンジンも新世代のヤツが搭載されてます。なので、むしろ画質そのものは7Dや60Dより上なのかも。新しい分、値段もAmazon価格ボディだけで7万4千円と、60Dよりむしろ高価になってます。
連写性能やオートフォーカス機能も60Dとほぼ同等な感じだし、60Dと同じようにバリアングル液晶（背面液晶がパカッと開いて角度が変えられる）が付いてるし（7Dは付いてない）、しかもタッチパネルです。ファインダーの性能は60Dより劣りますが、基本的に液晶見て写す人ならなんの問題も無い感じ。
そしてもうひとつ検討すべき選択は、「今は買わずにしばらく待つ」。なんでも7Dや60Dは近々後継機が出るというもっぱらの噂で、60Dの後継機なんかは結構前から「近々発表がある」と囁かれているようで。後継機は恐らく新世代の映像エンジンとWiFi・GPS機能が搭載されるだろうという話なので、それはそれで魅力的。ただ、当然ながらしばらくはそれなりのお値段にはなっちゃうだろうけど……。
比較検討した結果
で、結局買ったのがEOS 60D。
実際家電量販店の店頭で触ってみたりもしたんですけど、コスト面と使い勝手のバランスが一番良いと感じたのがコレでした。プラ製のボディが思いの外軽く感じられたのも良かったし、ガタイが大きい分しっかり握れるのも良かった。Kissはさらに軽いんですが、大きさが中途半端な感じがしちゃって。女性には良いと思いますけどね。
あと、中級機というだけあって道具としての使い勝手も良さげ。シャッターボタン手前にサブ液晶が付いてて、ここで現在の設定をパッと確認できるのも良いし、ダイヤルが2つあってシャッタースピード/絞りと露出をすぐ調整できるのも良い感じ。ISOや測光モードのボタンが右上に固まってるのも使いやすそう。
ぜんぶカメラ任せで撮るところからひとつ前にステップしてみたいという人間にとっては、この辺の「道具としての使い勝手が良さそう」なところは魅力的。逆に、「オートでキレイに撮れればおっけー」派な人は、たぶんKissのが良いんじゃないのかな。
で、価格的に60Dは今が底値に近いような状態だろうし、私みたいに「カメラにどかすか予算を投下する気はないけど、道具としてのカメラをもう少し使いこなしてみたい」という向きには一番合っているのではないか、と判断した次第です。WiFi・GPS機能も欲しいは欲しいんですけど、そのために新型を待ってそれなりの値段払うなら、今60D買っちゃえと。
もちろんE-P1もまだまだ使うんですけどネ。60Dも案外軽いとは言え、ミラーレスのコンパクトさはやはりステキです。
今月末にはPENの集大成とも言えるようなモデル・E-P5が発売されますけど、E-P1がまだ使えるウチは買い換えませんヨ？
あ、ちなみに買ったのは60Dのダブルズームキットですが、レンズフードは別売りです。そんなに高いモノでもない（Amazonでひとつ1000円程度）ので、キヤノン純正品を合わせて買っておきました。レンズをぶつけるコトの予防にもなるしね。
そんなワケで、最後に60Dでとりあえず撮った一枚。
2.0のミクさん可愛いよ！！
