大須は萌えているか?

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「しまかぜ」に乗ってきた

※当記事は某駆逐艦や某護衛艦とは何の関係もありません。ご了承ください。

艦これであまりにも浜風がドロップしないもんだから、ついカッとなって「しまかぜ」に乗ってきました。近鉄特急の。

近畿日本鉄道|観光特急しまかぜのご案内

……ていうかまぁ、家族で伊勢に行こうという話になりまして、それならせっかくだから「しまかぜ」に乗りたいという話になった次第。「しまかぜ」は2013年3月に運行が開始された観光特急で、近鉄名古屋もしくは大阪難波から賢島を結んでます。通常の特急より1000円高いんですが、その料金以上の快適さがウリ。

途中には伊勢神宮やら鳥羽水族館やら志摩スペイン村やらがあり、伊勢志摩の観光産業には近鉄も深く関わっていたりもするんで、話題性のある車両の投入により観光需要を活性化させたいという狙いがあるんでしょうね。ちなみに、鈴鹿サーキットの最寄り駅である白子も通るんですが、「しまかぜ」は華麗に通過してくれやがります。

んでもってこの「しまかぜ」、大阪と名古屋それぞれ1日1往復ずつしか走っておらず、それゆえ座席の確保が結構難儀なコトになっているようで。ウチらも今回、往路分しか座席を確保できませんでした。なので、復路は普通の特急で帰るコトに……。

名古屋~伊勢

ともあれ、まずは近鉄名古屋から「しまかぜ」に乗車。

……なんか見覚えあるデザインだなぁと思ったら、こいつ『翠星のガルガンティア』のチェインバーっぽくね?

中に入ると、鍵付きロッカーが備え付けられてる。なにこれすごい。

乗車したのは最後尾車両。座席はすべて3列で、足下も広く非常にゆったり。かつシートは革張り、マッサージ機能まであります。なんなのこれ。

そして発車後しばらくすると、暖かいおしぼりと「しまかぜ」の記念乗車証が貰えたりもします。小技が効いてるなぁ。

車内にはカフェもあったりしたので、せっかくなのでコーヒー飲んだりしてました。値段は普通の喫茶店並と良心的。アルコールもあります。

そうこうしている間に、外宮への玄関口である伊勢市駅に到着。名古屋から伊勢市までは1時間15分くらいなので、割とあっという間ですね。

伊勢神宮

伊勢神宮は年末に渡鹿野島に行った際にも立ち寄ったりはしているんですが、あのときはちょうど参拝可能な時間を過ぎてしまったのでアウトだったんですよね。なので、遷宮後参拝するのはこれが初めてだったりします。

伊勢市駅から外宮は歩いてすぐ。今の時期でもかなり人多い。

式年遷宮は去年で一通り完了した……というとそうではなく、別宮はまだ完了していなかったりします。外宮境内にある土宮や風宮もまだ遷御は行われておらず、来年(2015年)1~3月に行われる予定。

そのせいかどうかは知りませんが、新しくなった多賀宮は人がたくさん居たのに、土宮や風宮は人が少なめでした。それはそれでちょっとヒドくない?

外宮参拝後はタクシーで内宮へ。歩いていたら、境内で放し飼いされている神鶏が目の前に現れたので思わず一枚。

んでもって、五十鈴川で手を清めます。

「しまかぜ」で「伊勢」に来て「五十鈴」川を眺める……胸が熱くなるな(提督の独り言)。

そして正宮に参拝。今までの正宮より手前側になったので、少し歩く距離が短く済むようになりました。ほとんど変わらんけど。

参拝後はメシを食おうとおはらい町通り方面に……ってなんかもう新宿駅みたいなコトになってる。

今回は、おかげ横町にある豚捨(ぶたすて)という牛肉専門店に行ってみました。牛にこだわって豚を捨てたからこういう屋号らしい。

ここの牛丼が美味いという噂だったので、皆で牛丼を注文。タレが濃いめですが、食べてみると思ったよりクドくなく、確かに美味かったです。ビール飲みたくなるけど。

そしてデザートとばかりに赤福本店に行くというド定番コース。

伊勢神宮に来るととりあえず赤福本店に寄っちゃうのはなんでなんだろう……。賞味期限偽装問題なんて皆忘れたかの如く店も繁盛してるし、「伊勢=赤福」というのが相当強くすり込まれてしまっているのか。実際、赤福本店で食うと美味いんだよなぁ……。

宇治山田 ~ 名古屋

帰りは宇治山田駅から特急に乗るコトにしていたのです……が、中途半端に時間が余っていたため駅周辺をうろうろしたりして。ただ正直、伊勢市駅周辺が発展する一方で宇治山田駅周辺はかなり寂れてしまっており、近くにあった商店街も完全にシャッター街と化してました。

ただ、その商店街の真っ只中に「伊勢から生まれた名投手」と題した沢村栄治と西村幸生の看板が。

しかもこの看板、キャッチャーの顔の部分がくりぬいてあるんですが、あそこから顔出そうと思ったら結構大変だよね?ていうか、この2人が伊勢の出身とは知りませんでした。ただ、2人とも戦前~戦中の選手なんで、今の子供は果たして知っているんだろうか……沢村栄治は「沢村賞」という形で名前が残っているから、まだわかるのかな?

で、このすぐそばに沢村栄治の生家があるとのコトだったので、試しに足を運んでみました。ホントに、宇治山田駅からあるいて数分の場所。まぁ、ものの見事に駐車場になっちゃってるんですけど。

一応石碑と看板が残されているんで、すぐにわかるんですけどね。しかしまぁ、観光資源としては弱いよなぁ……。

その後、駅構内にある「漣」(こう書いて「さざなみ」と読みます)というお店でコーヒー飲んで時間潰してました。ちなみに、帰りはビスタカーの2階席。2階建て車両って、イマドキ結構貴重よね?

そんなこんなで、なんか妙に『艦これ』を連想してしまうツアーでした。