大須は萌えているか?

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3度目の乗鞍ご来光&標高3000m体験

お盆のお出かけシリーズ第三弾。

今年の夏はたいそうクソ暑いので、そうだ涼しいところへ行こうと思い立ち、久しぶりに乗鞍岳に行ってきました。

んで、やはり乗鞍行くならご来光拝むべきだろうと思い、日中は家で昼寝をし、夜も更けてから東海北陸自動車道をすっ飛ばし、ほおのき平スキー場の駐車場にクルマを駐めてご来光バスに乗る(⇒ 平湯温泉・ほおのき平から乗鞍岳へ | 濃飛バス公式サイト)という、以前に2回ほどやったパターン。前回行ったのが2013年(⇒ 週末ドライブ:乗鞍の朝日と高山市『氷菓』巡礼編)なので、5年ぶりってコトになりますか。前回は舞鶴までドライブして、その足でそのまま乗鞍行ったから結構クタクタだった記憶が……。

ご来光バスは、時刻表ではほおのき平を午前3時45分に出発するコトになってるんですが、午前3時に切符売り場がオープンした途端に行列ができ、1台目のバスが早々に満員になってしまったため、3時20分くらいには1台目が出発する有様でした。相変わらずの人気っぷりです。

私は運良く1台目のバスに乗るコトができ、午前4時すぎくらいにはバスの終点・畳平に到着してました。日の出が5時10分くらいの予定だったので、1時間くらい余裕があります。畳平ですでに標高2700mあるので、初めてここにご来光見に来たときはそれ以上登るコトはせず、長野県側のエコーラインの道路脇から日の出を眺めてました(⇒ 乗鞍スカイラインから日の出を見てみた)。

んで、2回目に訪れたときは標高2,772mの大黒岳山頂に登って日の出を見たので、今回は標高2,818mの富士見岳に登ってみました。じわじわ標高を上げていくスタイル。

愛知県があまりにもクソ暑いので、長袖2枚にウィンドブレーカーくらいあれば十分やろとタカをくくっていたのですが、この日は麓のほうでもちょっと涼しいくらいの気温だったのに加え、この富士見岳の辺りにものすごい強風が吹き込んでおりまして、体感温度はめちゃくちゃ寒かったです。ダウンジャケット必要だった……避暑にも程がある!

強風に煽られて泣きそうになりながらも、4時半くらいに富士見岳山頂着。すでに数人、先客がおりました。

なお、このあと後続のバスからさらに続々と人が登ってきて、あまり広くない山頂のスペースが人でごった返すコトに……。大黒岳の方がスペースには余裕があるので、ちょっと出遅れた場合は富士見岳より大黒岳を目指した方が無難かもしれません。

しかし、この夜明け前の山頂の雰囲気って良いですねー。3度目だけど、やっぱり良い。

そして夜明け。

初日の出でも無いのに、「今年良いコトありますように」って拝んでる人が居てちょっと面白かったです。もう今年半分以上終わってるやん……。

今回はちょっと雲が多く、登った太陽がすぐ雲に隠れちゃったりもしたんですが、これはこれで。

富士見岳山頂から畳平を見下ろす。右手奥に行くと自分が登ってきた乗鞍スカイライン、右手前側が長野県側のエコーライン。

しかしなんか、こういう明け方の山って何を撮っても画になる感じがしてスゴイ。

そこら辺に置かれている、なんかの観測用っぽい機械までカッコ良く見える。

……で、今回はせっかくなので乗鞍の最高峰・剣ヶ峰まで登ってみるコトにしました。ふつーのウォーキングシューズで来ちゃったけど、まぁなんとかなるやろと(ナメた発想)。剣ヶ峰は、下の写真奥の一番高く尖っているところですね。

途中、「肩の小屋」っていう山小屋がありました。トイレもあるし、小休止も可能。軽食も食べられるっぽいです。

そして小屋の隣にある道から剣ヶ峰へ……。

ここまで来ると、想像以上にゴツゴツした岩場が続きます。これはちゃんとしたトレッキングシューズで来るべきだわ……。ウォーキングシューズだと足を滑らせやすいので、歩くのにかなり気を遣います(登りよりも下りがコワイ)。

頂上が近くなってくると、ちょっと細い尾根を進むコトになるので足下がフラつかないように注意……。

そして頂上直前、嫌がらせのように一番キツい登りと岩場が待ち受けます。

そしてゴール。

時刻は6時50分、ご来光見た後アレコレ写真撮りながら登ってきたので、まあこんなもんかって感じですかね。標高3000mオーバーの場所に来るのは人生で初めてです。

畳平から300m登るだけ……ではあるんですが、そこはやっぱり高い標高の場所なので空気が薄く、またかなりキツい岩場が続くので、やはりある程度ちゃんとした登山装備で来るのが望ましいでしょうね、ここ。

山頂にはお宮があり、ちゃんと宮司さんまで居ました。……山小屋から出勤(?)してるんだろうか……。

せっかくなので、記念に鈴が付いたお守り買っときました。

山頂からは、南側に以前噴火した御嶽山もよく見えます(奥の黒い山)。

標高は御嶽の方が少しだけ高いハズなんですが、ここから見るとこっちのが高い場所に見える不思議。

御嶽とは逆、北側の穂高連峰方面(自分が登ってきた方面)をiPhoneのパノラマで。奥の方でツンと尖ってるのが槍ヶ岳?眺めが素晴らしすぎて、下山するのが躊躇われるレベル……。

畳平に戻る途中、山小屋に駐まってたジムニーまでもが妙に格好良く見えたので一枚。天空のジムニー

帰りのバスに乗る前に、軽くおにぎりとコロッケを食べてから帰路に就いたのでした。

前回みたく、そのまま高山をぶらぶらしてみる手もあったんですが、結構混雑してそうだったし、クルマを運転する元気があるウチに戻った方が良さげな気がしたので、そのまま高速へと向かったのでした。それでもやっぱり、途中のサービスエリアで軽く寝たけど。

これだけ手軽に絶景が楽しめる乗鞍は非常にステキなんですが、それでも戻ってきた翌日には足が筋肉痛になったりして……歩行距離自体はそんな大したものでも無いハズなんですが、やっぱり山の上り下りって普段使わない筋肉使うのかな……。これはこれでなんかシャクなので、もうちょっと普段から手頃な山に登ってやろうかと、思うような思わないような……。

そういや、乗鞍スカイラインの入り口から、チャリでひたすら登っていく人も結構見かけますけど、あれって大体何時間くらいかけて畳平まで行くんだろう……てか、あの体力と脚力はすごいなー。