土曜日も現地に足を運んだんですが、なんなのこのスパ・ウェザーめいた天気は。F1日本GP予選。
- 予選結果: FORMULA 1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX - QUALIFYING
- 予選ダイジェスト: F1: Qualifying report from the 2018 Japanese Grand Prix(動画有)
- 予選後各チームコメント: What the teams said - Qualifying in Japan
- 予選後記者会見: FIA post-qualifying press conference - Japan
予選セッションが始まる頃には晴れている予報だったんですが、確かにドライコンディションではあったものの、断続的に雨がパラつく微妙な天気。FP3の間にもちょいと降ったし、予選開始直前にもちょいと降ったし。それから海からの風がとても強く、これ予選の最中にも絶対降るよなあ……という感じではありました。
金曜日いまひとつに見えたフェラーリですが、土曜日FP3ではベッテルがメルセデスに対してやや詰める結果にはなりましたね。ていうか、FP3の最初はスタンドで観戦してたんですが、一雨降って各車がピットに入ったタイミングで雨雲レーダー確認したら、もう一雨来そうだったので席を離れてしまっていたんですが。そしたらむしろ日が差してきたっていう。
ほいでもって予選、Q1でベッテルがヘアピンでいきなりスピンしたりして、「?」な感じはあったりして。それでもQ1〜Q2はメルセデスにコンマ2〜3秒くらいの位置に付けていたワケですが、Q3では最初のランでインターミディエイトを履くというギャンブルに打って出たという。Q2の最後に雨がパラッと来たので、それがさらに強くなると踏んでの判断だったんでしょうが、その時点でのコースコンディションはインターで行くほどの状態ではなく、しかもセッション開始直後には雨が降っていませんでした。
結果としてこのギャンブルは失敗、もちろんフェラーリの2台はすぐタイヤを履き替えて再度出てきたワケですが、ベッテルはコースアウトもしてしまい、そうこうしている間に強めの雨が降ってきてしまって万事休す。
確かに空模様を見ていると、もう一雨来るなーという感じはプンプンしてましたし、フェラーリがそういう手を打ちたくなる気持ちもわかるっちゃわかるんですが、さすがに分の悪い賭けでしたね。あれでコースイン直後に雨が降ってきていればフェラーリがポールを獲得していた可能性もあったんでしょうが、逆に言うとそういう賭けに出なければメルセデスを出し抜けないと考えていたってコトでもあり……。
しかしなんだ、予選がドライならまた今年もコースレコード出そうだなー、という期待もあったワケなんですが、あの雨のせいでコースレコードの更新はならず。残念。(まあ風もホームストレート逆風だったので、ちょっと厳しかったかもだけど)
あとは、トロロッソの2人が揃ってQ3進出、さらにハートレイが6番手、ガスリーが7番手という上々なポジション。ハートレイがここまで奮闘するとは結構ビックリ。ガスリーがフリー走行を満足に走れていないってのもあったでしょうけど、予選一発の速さが振るわない印象が強いハートレイがここまで食い込むとは。来季が不透明なハートレイにしてみれば期するものがあったのかもしれませんし、ホンダのPUも前評判に違わぬ性能を発揮しているんでしょうね。まさに「鈴鹿スペシャル」。
一方でマクラーレンは、Q1でクラッシュしてまともにアタックできなかったエリクソンを除くと、ぶっちぎりの最下位となる18・19番手。アロンソをもってしてシロトキンに勝てないってどういう有様やねん……。マシンの総合力が問われるという鈴鹿サーキットですが、その鈴鹿で、あのアロンソを要してもここまで遅いというのはつまり……。