大須は萌えているか?

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ソニーのネッククーラー・REON POCKET 2を使ってみている話

F1が夏休みに入ってまた書くコトが無くなったこのブログですが、放置するのもアレなのでまたしばらく買い物ネタを投下していきたいと思います。本日のネタはこちら。

ソニーが出しているネッククーラー、REON POCKET 2です。アフィリエイトリンクを貼る際にAmazonのページ開いてみたらちょうど売り切れになっているという、非常に間の悪い商品です。この記事を書いている現在、ヨドバシやビックカメラのサイトだと在庫があるようですが、ヨドバシは在庫僅少と出ています。やはりこの真夏の最高にクソ暑い時期だと売れ行きが良いのでしょうか。お値段は15,000円弱と、この手の商品の中ではかなり高価格な一品ではあるのですが。

もっと安い商品があるにも関わらず、なんでコレを買ったかと言えば、見た目が好みだったからです(端的)。この手のネッククーラーの火付け役といえばサンコーのやつかなと思うんですが、どうも見た目が好きになれませんで……。もうちょっとシュッとしたのが欲しいなあ、と思うと、どうしてもソニーのREON POCKETが候補に上がるワケです。中華系のメーカーからもかなり大量にこの手のネッククーラーは発売されており、サムネイルの画像だけ見るといかにも冷えそうに見えるのですが、そもそも商品名に「2021年(令和)最新(改良)版」みたいに書かれているものは信用できませんし、試しにそういう商品をサクラチェッカーにかけてみると、だいたい悲惨なコトになっています。

あと、REON POCKETは「2」ではない初代の製品が5,000円ほど安く売られているんですが、そこはまあ「せっかくだから最新版を……」と思ってしまったのでした。「2」で進化したとされている点は以下のページにまとめられています。

REON POCKET 2の新機能|REON POCKET(レオンポケット)|ソニー [公式] 冷温対応ウェアラブルデバイス

全体的な性能アップが図られている印象ですが、個人的に特に気になったのは「モバイルバッテリー対応」という部分。この手の製品ってどうしてもバッテリー性能が足を引っ張るところがあり、特に本体がコンパクトだと絶対にバッテリーの持続時間とトレードオフになってしまうじゃないですか。でも、 モバイルバッテリーで給電しながら使えるとなるとかなり長持ちするコトが期待できるし、長期間使って本体のバッテリーがヘタってきても、それなりに誤魔化せるのでは……と期待しているワケです。

REON POCKET 2は涼しさを「レベル1〜4」という4段階で調整できるようになっていますが、内蔵バッテリーのみだとレベル1での連続稼働が約4時間、対して3,350mAhのモバイルバッテリーを組み合わせると約20時間もつとなっているので、約5倍のアディッショナルタイムが生まれるワケです。丸1日使い続けられるって素晴らしい。

ただ、私が持っているモバイルバッテリーは程よくゴツい(⇒ オススメはしづらいのだけど、人によっては刺さるかも知れないモバイルバッテリ: Omnicharge Mobile 12800 Pro)ので、Ankerのコンパクトなモバイルバッテリーも買い足してしまったのでした。

こいつを買ったのは正解だったと思っていて、ポケットにスルッと入る大きさで、かつ軽いのでウォーキング時に使ったりしても全然気になりません。REON POCKET 2本体のUSB端子はUSB-Cで、付属のUSBケーブルはUSB-C(L字になってる)&USB-Aのタイプです。ケーブル長は1mくらい。このケーブルを背中に這わせてモバイルバッテリーに繋ぎ、モバイルバッテリーはポケットに突っ込んでおく……というのが想定されているスタイルだと思いますが、ケーブルをシャツの上から出すか、シャツの中を通して下から出すか、という問題があったりもします。

最初はシャツの上から出してみたんですが、そうすると歩くとき微妙にケーブルが気になったりして、その後シャツの中を通すスタイルに落ち着きました。これはこれで背中に直にケーブルが触れることになるので気になるっちゃ気になるんですが、しばらく付けてたら慣れましたね。この辺は好みの問題もあるでしょうけども。ちなみに、今年の夏はスーツはおろかワイシャツすら一度も着ていないという有様なので、REON POCKET着けてるときはほぼTシャツ1枚です。ていうか、本体の下側に吸気口がついているので、厚手の服を着てしまうと冷却効率が落ちてしまうみたいですね。REON POCKET着けながらリュック背負って歩いてみたりもしたんですが、すこしゆったりめに背負って首元に空間を作ってやればそんなに性能が落ちてるようには感じませんでした。

これで心置きなく連続使用できる……と思ったんですが、実は1時間連続使用すると自動的に停止してしまうという落とし穴があるコトが判明。自動停止した旨はBluetooth接続したスマホに通知されるんですが、都度もう一度操作しなきゃいけないというのは地味にストレス。こいつの操作は基本的にスマホアプリ経由で行うんですが、自動停止機能については無効にしたり、自動停止の時間を変更したりするコトが一切できないっていう。ここはちょっとなんとかならんですかねえ……。連続稼働時間が長くなればなるほど、本体が熱をもったり故障しやすくなる、みたいなのがあるのかもしれんですけど。

また、REON POCKETを体に着ける際には専用のインナー(!)を使うか、専用のネックバンドを使って首元に固定する形になります。どちらも別売なので、REON POCKETだけを単品で買ってしまうと体に固定する術が無いという悲劇が起きます。正直、ネックバンドはもう付属品にしてくれた方が良いのではないかな……。とりあえず、専用のインナーを買うのはアレだったのでネックバンド買いましたけど。

サンコーとかの製品は首の左右を冷やす形になるのに対し、REON POCKETは首元の一点を冷やすだけなのであんまり効果が実感できないのでは……という懸念もありましたが、意外と冷えるな、という印象。弱冷房の室内でプラスアルファの涼しさを求めるなら「レベル1〜2」で十分かなと。じゃあこれ屋外だとどうなの、って話になると、夏場は正直「レベル3」以上が欲しくなります。ただ、最強の「レベル4」だと

COOLレベル4は消費電力が高く、USB給電動作時に内蔵バッテリーも消費されるため、3,350mA以上のモバイルバッテリーを使用した際も約3時間となります。

via: REON POCKET 2の新機能|REON POCKET(レオンポケット)|ソニー [公式] 冷温対応ウェアラブルデバイス

とのことなので、濫用はできないところが辛い。それに、真夏の日差しが強い時間帯の屋外だとレベル4でも十分とは言い切れない気がします。首元だけ冷やしても限界あるしね。ていうかこの商品、「熱中症対策として使うものではない」「炎天下で長時間使うな」って公式サイトで断ってるんですよね。熱中症のリスクがある環境下でも、これを使えば大丈夫!なんていう製品ではないワケです。炎天下で作業をしなきゃいけないような場合は、これ単体ではまったく用を為しません。個人的な利用シーンとしては朝晩駅まで歩くときや、夕方あるいは夜のウォーキング時がメインですね。日光が強くない時間帯に歩くときのお供としては悪くないと思います。激しい運動をするとかってなると微妙かも……ていうか、首元にコレ着けてると運動の邪魔になるような気もする。私は部屋の中で日課として軽い筋トレもしてたりしますが、そういうときはコレ着けてはいないですね。

あと、これがあれば扇風機は要らないか、と言われるとそれはそれで微妙です。コレ着けてても汗はかくし、首元が冷えるだけで風が吹き出るワケでも無いので、ハンディ扇風機を併用したほうがより幸せになれるのは間違いないと思われます。

最後にコイツの良いところを付け加えておくと、冷やすだけではなく温めるほうにも対応しているところ。つまり「冷えピタ」的な使い方だけではなく、「ホッカイロ」的な使い方もできるワケですね。さすがにこの記事を書いている現在はクソ真夏なので暖かいモードを試す気にはなれませんが、寒くなってきたらそっちも試してみたいと思います。あと、暖かいモードの方だとなぜかレベル4だけバッテリーのもちが良いみたいなんですよね。

少々お高い商品ではありますが、利用シーンがハマれば悪く無いかな、とは思います。あとは、何年くらい使えるかだなー。