大須は萌えているか?

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A180から乗り換えた新しいクルマの話

先日、以下のような記事を書いていたのですが。

imp98.hateblo.jp

その後新しいクルマが無事納車された……というか9月の頭に納車されていたので、この記事を書いている時点ですでに2週間以上経過してるのですが……ので、新しいクルマの話をさせてください。今度のクルマは日産のノートオーラ NISMOになりました。

この写真、Keeperでコーティングかけたすぐあとに撮っているので、たぶん納車時よりもキレイです。コーティングの話はまた記事を改めたいと思います。色はダークメタルグレー/スーパーブラックの2トーン。納車時に今まで乗ってきたA180と並べて写真撮らせてもらったんですが、オーラ NISMOはなんかカタマリ感がすごいですね。

A180が全長4419×全幅1796×全高1423mm、ホイールベースが2729mmだったのに対し、オーラ NISMOは全長4125×全幅1735×全高1505mm、ホイールベースが2580mm。A180がいわゆるCセグメントと呼ばれるクラスである一方、オーラ NISMOはBセグメントとなり一回り小さくなっている感じですね。

ただ一方で、ノートオーラはベースとなるノートに対して上質さをアピールしており、このクルマも一種のプレミアムコンパクトカー的な位置づけを狙った車種と考えて良いのかな、と思います。で、このNISMOというのはオーラの中でもスポーツグレードというコトになりますが、これは完全に私の趣味となります。

とはいえこのクルマ、以前の記事でも書きましたが平日はだいたい母親が乗り回すコトになりますので、私の趣味だけで決めるワケにもいきません。最大のネックは、より硬めにセッティングされたサスペンションによる乗り心地が許容範囲内かどうか、という点だったのですが、試乗した結果「特に気にならない」とのコトだったので、このクルマに決めた感じです。

7月の末に注文して、9月の頭に納車されたので納期としては1ヶ月ちょいといったところですね。この納期の早さも決め手のひとつ。あと候補として考えたのはマツダ3 ファストバックあたりなんですが、内装の上質さやオプションの選択肢を見ると心惹かれるものがあったものの、このオーラ NISMOe-POWERの面白さにやられてしまった感じです。

モーター出力自体はノーマルのオーラと同じなんだけど、出力特性のチューニングによってドライブモードをNISMOモード(普通のオーラのスポーツモードにあたる)に入れた途端に笑っちゃうようなアクセルレスポンスと加速の伸びを実現しているところが面白い。パワーユニットは同じまま、コンピューターのセッティングでこんなコトできちゃうのはモーター駆動の強みってコトでしょうか。

それでいてWLTCの市街地モードでも燃費が22.5km/lを誇るという、速いけどエコという素晴らしいクルマ……と思ったけど、とりあえず今のメーター燃費は17~18km/lというところですね。もうちょっと伸びてほしいんだけどな。猛暑でエアコン使いまくってるせい?

正直、燃費の良さという点で言ったらトヨタのハイブリッドが間違いないところなんでしょうね。

あと初めてe-POWER運転してみて面白いと思ったのがワンペダルドライブで、アクセルペダルのコントロールだけでクリープ現象レベルまで速度を落とすこともできてしまうので、ブレーキペダルへの踏み変えの回数が激減。これ街中で運転しているときに車間距離をコントロールするのも簡単になるし、下り坂でも余程のコトがない限りアクセルペダルだけで行けてしまうのが素晴らしい。ペダルを踏み変えなくてもいい、というのは想像以上に楽で、特に長い時間市街地走行するときなんかは効果てきめんですね。

日頃オートマで雑なアクセルワークがクセになっちゃっているような人だと合わない可能性ありますけど、アクセルペダルのコントロールがちゃんとできる人ならちょっと運転すれば慣れますし、それに現行のe-POWERだと完全停止するときはブレーキペダルを踏む必要があるものの、全体的に不自然な減速が発生しないように車速に応じて細かくコントロールされているように感じます。母親も最初はおっかなびっくりな感じでしたが、もう慣れてきたようです。

ワンペダルドライブはe-POWERの専売というワケではなく、いろんなメーカーで採用の動きが広がっているようですが、これはもっと流行って良いんじゃないかな。オーラ NISMOの場合、NISMOモードでBレンジに入れ、アクセルワークだけで加速・減速をコントロールしながらワインディングを駆け抜けると最高に楽しそう。

あともうひとつ、このクルマの素晴らしいところは給油口が右側にあるところです。

なんで素晴らしいかというと、世の中左側に給油口があるクルマが多いため、コストコのガソリンスタンドなんかに行くと左側のレーンが混んでて、右側のレーンがわりと空いてる、なんてことがあったりするんですよね。いや、コストコの給油ホースって長めなので、左右どちらでも行けたりはするんですが。

あと、ナビやメーターの画面も見やすいように感じます。A180のが内装はめちゃスタイリッシュだったと思うんですが、ナビの画面がかなり横長だったのがちょっと曲者だったので。

あと、スマホの非接触充電の位置も置きやすいです。奥に向かって傾斜しており、また左右にガイドがあるのでスマホがズレにくい。それに、充電が開始されたらインジケーターが点灯するのもグッド。

ただまー、全体的な内装の質感という点で言えばA180と比べてしまうとどうしても見劣りはしてしまいます。仕方ないっちゃ仕方ないんですが、小さな高級車路線を目指すのであれば、もうちょっと頑張って欲しいかな。ドアのプラスチックとかもちょっと安っぽく見えるし、

ルームランプが豆球というのもちょっと残念なポイント。これどこかでLEDに替えたいな(ディーラーオプションもあったけどケチった)。

シートもやはりA180の勝ちです。これ、NISMOロゴが入ってますけど形状自体はノーマルのオーラと共通かと思いますが、そこそこ座高が高めなのと、長時間座っているとケツが痛くなってくる感じはします。

オプションのレカロを入れるとまた違ってくるのかもしれませんが、あれシートだけで40万円くらいするからなあ……。あと、ノートオーラにはパワーシートのオプションが無いのも驚きでした。マツダ3とかにはあるのに。特にウチみたいに、家族でシェアして使う場合、パワーシート&シートメモリーの機能はぜひ欲しいのですが。

後席は意外とちゃんとした広さがあるんですが、A180と大きく違うのは荷室の広さですね。全長の違いがここに現れている感じですが、まあシートを倒せば十分な広さがあるので問題なしです。後ろに人乗せることも滅多に無いし。

ちなみにディーラーオプションのラゲッジトレイも入れていますが、これによりシートと荷室の段差が無くなり、ついでに収納も増やせるのでこれはオススメ。助手席のグローブボックスが狭いので、車検証もここに放り込んでいます。

ステアリングはグリップ部分がアルカンターラになっていますが、これ長年使うとヘタって来そうだな。洗車のときにここもメンテしたいと思いますが、さてどれくらい経年劣化してしまうのか……。

オプションの寒冷地仕様を入れるとステアリングヒーターが付く都合ですべて革巻きとなるようですが、A180でシートヒーターとか付いてたけど全然使わなかったから、寒冷地仕様は省いたんですよね……。

内装のあちこちにNISMOロゴが入っていて、人によってはちょっとウザく感じるかもしれません。私はまったく気になりません。

あ、この左右のエアコン吹き出し口のところにあるドリンクホルダーはよく考えられていて良いですね。紙パックとかも入れられるし、畳んだ状態だとスマホを立てておくこともできるし。

他、装備面だと電子インナーミラーやアダプティブLEDヘッドライトが標準装備になっているのは良いですね。どちらもウチのA180には無かった装備。ただ、プロパイロットがナビやETC車載器といったもろもろのセットオプションでのみ装着可能というのはちょっと残念な感じ。実質的に装着必須とも言えるオプションになっており、これの値段が40万円ちょいなので、なんか車両本体価格を安く見せるためのトリックという感じがします。

バックモニターやアラウンドビューモニターの画質が荒いのも気にはなりますが、これはまあ慣れるかな。アラウンドビューモニターもウチのA180には無かった装備で、これあると便利ですねえ。ドラレコはちょっと高いのを承知で日産のオプション品を付けてもらいましたが、これはカメラ部分がコンパクトですっきりしていることと、ディーラーに取り付けお願いしたほうが安心かなと思ったこと(持ち込み装着はできないと言われた)が大きいですね。

まあネットの評判を見ると日産のドラレコはあまり評判が良くないようなので、ちょっと早まったかもしれませんが……、まだ映像をチェックしてみたことは無いので、今度見てみようかと思います。

他、コーティングの話や自分で購入してみたアイテムなんかはまた別の記事で触れてみようと思います。にしても、70歳を超えてるウチの母親がコレを普段乗り回しているのもなかなか面白い(たまに横に乗ってますが、今のところ免許を返納したほうが良いようなヤバさは感じてません)。

自分自身、日産車に乗ることになるとは思っても見ませんでしたが、しかしウチの親父がもともと日産党だった(スカイライン、パルサー、プリメーラ、ステージアなんかを乗り継いでいた)ので、我が家にとっては原点回帰と言えるかもしれません。願わくば今度は長く乗りたいですが、さてどうなりますか。