大須は萌えているか?

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3月なら雪で電車が止まることはないだろうと思って出かけたら低気圧が荒れ狂っていた、東北乗り鉄旅

隙あらば鉄道旅行に出かけたくなっている私ですが、3月中にも1度は出かけておきたいな……ということで、3/15(土)から2泊3日で出かけておりました(月曜日は有給取得)。F1開幕戦がある週末なのに。だんだん自分の中の趣味の優先順位がおかしくなってきている感じがしますが、とりあえず『駅メモ!』の全駅アクセスと、鉄印のコンプを達成するまでは鉄道旅行の優先順位が高くなってしまいそうです。

なお、3月20日(木)が春分の日なんだから21日を休みにすれば4連休やんけ、というツッコミもありそうですが、金曜日は仕事の諸事情でちょっと休みづらい感じになってまして……。

今回の目的地は再び東北地方。なにせあとアクセスできていない地域の中で一番広大なエリアが東北・北海道なんだから仕方ない。2月前半に三陸に出かけた際には「最強寒波」に見舞われて旅程の変更を余儀なくされましたが、

imp98.hateblo.jp

3月なんだしさすがにもう大丈夫やろ、とイージーな考えで出かけた結果、またユカイな展開になってしまいました。

1日目 名古屋〜北上

そもそも、今回の旅行は出発前からちょっと波乱含みだったんですよね。往路は仙台まで新幹線で行こうと思っており、東京から仙台ははやぶさ号と連結して運行されるこまち号を予約しました。こまちに乗ったこと無かったし、3列+2列のはやぶさより、2列+2列のこまちの方が過ごしやすいかなーと思っただけなんですが。そして予約してから数日後、例の連結外れ事故が発生。

www3.nhk.or.jp

この時点で、連結運転の再開時期が見通せない状況だったので、これはマズいと思い、慌ててこまちからはやぶさに予約変更。かなり席が埋まってしまっていましたが、通路側の席がかろうじて空いていたのでなんとかなりました。

が、旅行出発日の15日からは通常の連結運転を再開するというコトになったため、再びはやぶさからこまちに予約変更。出発前から事故に振り回される格好に。にしても、昨年に続いての連結外れということで、東北新幹線の安全性に大きな疑問符が付く格好になっちゃいましたね。現状も金具で物理的に連結が外れないようにする暫定的な運用で凌いでいるようですが、根本的な問題解決はいつごろになるのやら。

とりあえず新幹線は無事定刻通りに仙台にたどり着き、そこからは仙石線石巻線と乗り換えて女川まで行きます。このルート、ホントは2月前半の旅行で辿りたかったんだけど断念したルート。

なお、今回はわりとJR在来線を利用するコトが多そうだったので、青春18きっぷの3日間バージョンを利用しました。仕様が変わって批判も多く出ていた青春18きっぷですが、自動改札を通れるようになったのと、3日間バージョンが増えたことで「5回分もいらないんだけどな……」と思うことも多かった私のような人間には嬉しさもある変更だったりもします。

女川も東日本大震災で甚大な被害を受けた町であり、駅の近くには震災遺構として津波でなぎ倒された交番が残されていたりしますが、やはり映像で見るよりも実際にこうした遺構を見たほうが津波の恐ろしさというのがより実感できますね。すさまじい力。

しかしその一方で、駅前には飲食店などが立ち並んでおり、前向きに復興をしていこうとするエネルギーのようなものも感じますね。

女川からは石巻線で前谷地まで行き、気仙沼線BRTに乗り換え。BRT乗り場は駅舎を出て左手すぐのところにありました。出発してしばらくは私含め乗客が2人だけという状態でしたが、気仙沼に近づくにつれちょっとずつ増えていきましたね。

気仙沼からは大船渡線に乗り換えて一ノ関まで、そこから東北本線に乗り換えて北上まで行って一泊。北上についてから適当に晩飯にしようと思ったんですが、駅の周囲に居酒屋しか見当たらなくて難儀しました。断酒してから、一人で居酒屋にはあんまり入りたくなくて……(つい飲んじゃいそう)。

2日目 北上〜羽後本荘

北上で一泊したあと、まずは早朝の北上線に乗り込んで横手へ。東北本線沿線は雪の気配は無かったのに、なんか内陸に入っていくにつれ雪の量が増えていく……。

横手から奥羽本線に乗り換えて、大曲でさらに秋田新幹線に乗り換え。当然青春18きっぷでは乗れないので、別途切符を購入しています。新幹線がスイッチバックしているのはなんかシュール。

この秋田新幹線に乗るのはわずか10分程度で、次の角館で下車。なんでこんな短い距離を新幹線に乗ったのかというと、次に乗りたい列車への乗り継ぎを考えてのことです。秋田内陸縦貫鉄道っていうやつなんですけど。

角館から鷹巣まで、その名の通り秋田の内陸部を縦に結ぶ第三セクター路線なんですが、鉄印もやっている路線。んで、その鉄印をもらおうと思うと少々難易度が上がります。

鉄印をもらえる駅が路線の途中にある阿仁合という駅のみとなっており、当然というべきか本数が少なめの路線ゆえ、途中下車すると次の列車まで最低でも1時間くらいの待ち時間が発生します。なので乗り継ぎ待ちの時間も含めてよくよく時刻表を確認しておかないと大幅なタイムロスとなってしまうため、それもあって新幹線を利用したのでした。それでも、角館と阿仁合でそれぞれ1時間くらいの待ち時間があったんですけども。

角館では待ち時間に駅の周辺を少し散策したんですが、岩波書店の創業者がここ出身であるというのを初めて知りました。

そして秋田内陸縦貫鉄道なんですが、非常に親切な路線でした。まず、角館駅阿仁合までの切符を買おうとしたところ、窓口の方に「阿仁合のあとはまた鷹巣方面に乗っていかれます?」と聞かれたのでそうです、と答えると、一回だけ途中下車ができる切符があるのでこれを買うと良い、と案内してもらえました。鉄印目当ての客を狙い撃ちにしたような切符だ……。

そして鉄印をもらうために下車した阿仁合駅、ちょうど昼時だったためなにかランチにしたいけど、果たして飯を食える場所があるのか……と心配していたら、駅構内にキレイなレストランがありまして。オマケに、その上のフロアは暖房の効いた無料の休憩スペースになっており、トレインビューの席にコンセントまで用意されてる。最高か(ちなみに外は雪がわさわさ降っている)。

鉄印の数も30種類オーバーという圧倒的な数を誇り、さらには「社長を呼び出せる」サービスまでやっている模様。

www.asahi.com

かなりマニアックなエリアを走っている路線だけに、お客さんを呼び込むためにやれることはなんでもやる、みたいな気概を感じますね。いやしかし、今まで訪れた鉄印路線の中でも最もユニークかも。

阿仁合駅で時間を潰したあとは、鷹巣まで行く急行列車「もりよし」に乗車します。

急行列車は切符に加えて急行料金が必要になるんですが、180円とお安いです。加えて、土日は観光用の車両を急行として運行しているようで、車内放送による沿線や車窓の説明などもありました。それを考えればかなりお得とも言えそう。

鷹巣ではJRに接続している(JRの駅名は「鷹ノ巣」)んですが、実はここからのルートが問題でした。当初の予定では、JRに乗り換えて鷹ノ巣のちょっと東にある大館まで行き、そこから花輪線に乗り換えて盛岡、そして前回の東北旅行で乗りそびれていた山田線や釜石線に乗ろうという算段でした。宮古のホテルも予約済み。

しかし、前日の夜、ホテルで天気予報をチェックしていたら、どうも想像以上に天気がヤバい雰囲気になっていたんですよね。特に太平洋側は風と雪が強く、吹雪になるとかなんとか。3月も後半なのに吹雪て。

気象庁によりますと、低気圧が太平洋側を急速に発達しながら千島近海へ進み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。

このため全国的に17日にかけて風が強まり、特に北日本の太平洋側を中心に、16日から17日にかけて雪を伴って非常に強い風が吹く見込みです。

16日の最大風速は、東北で20メートル、最大瞬間風速は30メートル。

via: 北日本 太平洋側中心に 16~17日にかけ雪を伴った強風の見込み | NHK | 気象

当然、そんな予報が出ているとなると鉄道のダイヤも大きく乱れる可能性が高いですし、最悪運休もあり得ます。低気圧の中心は太平洋の東側にあるようだったので、その状況下で三陸方面を目指すというのはどう考えてもリスクが高く、身動きが取れなくなる可能性もあります。

そこで急遽日本海側にルートを変更することとし、宮古のホテルはキャンセルして日本海側にホテルを取り直しました。……これで今年になって出かけた4回の旅行すべてにおいて、旅行中にルート変更を強いられるというコトに。なんか今年に入ってから、旅行の難易度がどんどん上がっている気がする(旅行に難易度という概念があるのだろうか)。

幸いというかなんというか、秋田県もまだほとんどアクセスできていないエリアだったため、ルートを変更してもそれなりに新しい駅を拾っていくコトは可能。ということで、鷹ノ巣からJR奥羽本線で西へ向かい、東能代を経由して秋田方面へ向かいます。

ただ、途中の追分で男鹿線に乗り換えてちょっと男鹿半島のほうへ寄り道。この男鹿線、『駅メモ!』的には奥羽本線からではレーダーで終点の男鹿まで取り切るコトができないので、乗らざるを得ません。この路線でもACCUM(非電化区間でも蓄電池の電力で走れるやつ)が使用されているんですねえ。

秋田県日本海側ではぜんぜん雪が積もっていなかったんですが、代わりに結構な雨でした。男鹿駅でしばし折り返し待ちの時間があったものの、周囲を散策するにはイマイチな空模様。

駅の近くに道の駅があるようだったのでちょっと行ってみたんですが、店の一角になまはげグッズのコーナーがあり、なまはげの面まで売っていたのが印象的でした。職人さんが作った本格的なもののようで、数万円の値札が付いていましたけど。おみやげとして衝動買いするにはハードルが高いな……。

男鹿線を折り返し、秋田まで行ったあとはさらに羽越本線に乗り継いで、南にある羽後本荘まで行きます。宮古をキャンセルして、宿を取り直したのがここだったので。

なお、この日の夕食は秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」車内で買った比内地鶏のお弁当。

阿仁合駅でしっかりカキフライ定食を食べたあとに乗り込んだ急行の車内で、アテンダントさんに「お弁当販売しているんですがいかがですか?」と声をかけられ、「さっき阿仁合でお昼食べちゃって……」と言ったところ、「今日中であれば大丈夫ですよ!」と押されたもんだから思わず買っちゃったのでした。なんとか売り切りたかったのかもしれない。

あ、でも美味しかったので満足です。秋田内陸縦貫鉄道、ほんと面白かったなー。

3日目 羽後本荘~仙台~名古屋

旅行最終日となる3日目、この日のルートをどうしようかというのはちょっと迷いました。

帰りは仙台空港からの飛行機を予約していたので、とりあえず夕方には仙台に到着している必要があります(そもそも飛行機がちゃんと飛ぶのか心配でしたが、運航情報には特に欠航の予告などは無かったのでそれを信じる)。秋田から仙台を目指すなら秋田新幹線を利用するのが圧倒的に速いワケですが、なるべく未アクセスの駅を潰していきたいと考えるならちょっと面白みに欠けます。

羽後本荘から発車する由利高原鉄道も未乗車&終点の矢島駅で鉄印がもらえる路線なので、これに乗るというのも当然考えるんですが、調べてみると鉄印をもらえるのは朝の9時からとなっているため、朝はかなりゆっくりめの出発となってしまいます。乗り鉄旅をしていると、朝から如何に効率よく路線を乗りつぶしていくかというコトを考えてしまうため、しばらく羽後本荘から動けないというのは少々悩ましい。

いろいろ考えた結果、早朝の列車に乗って羽後本荘から南へ向かいます。そして酒田で特急「いなほ」に乗り換え。当然、特急は青春18きっぷでは乗れないので、「いなほ」の乗車区間は別途乗車券も購入。

「いなほ」でさらに新潟方面へ向かい、坂町で下車。ここから米沢方面へ向かう、米坂線に乗ろうという算段です。米坂線は2022年の豪雨災害で不通となっており、代行バスでの運行となりますが。車両は路線バスのような大きい車両では無く、マイクロバスでした。それでもキャパ的には十分でしたが。

バスの車窓からでも、大雨で山の斜面が崩れたのかな、と思われる箇所を見ることができました。ストリートビューで確認すると23年5月の画像が見られますが、豪雨災害があった22年8月以前の画像と見比べると、斜面が崩れ落ちているのがわかりますね。

米坂線鉄道路線として復活するのはかなり難しそうな状況に見えますが、今後こうした路線が特に地方ではどんどん増えていくんでしょうね。

米坂線代行バスは一般道をずっと走っていくことになるので、定時運行性という意味では鉄道やBRTに劣ります。そして、米坂線って日本海側にある坂町から、内陸にある米沢へと向かっていくことになるので、途中どんどん雪が増えていくんですね。もちろん主要な道路は除雪がなされているんですが、ちょうどその除雪作業が行われている現場に行き当たることがあり、そういう場所では片側通行になったりして通過するのに時間が掛かったりします。

なにが言いたいかというと、このあと今泉までバスに乗り、そこから長井方面に行く山形鉄道に乗り換える予定だったんですが、予定通りの時刻に今泉駅に到着した場合で乗り換え時間が11分だったんですね。しかし、今泉駅のしばらく手前で時刻を確認してみると、定刻より10分以上遅れている状態。これ、間に合わないかも……。

山形鉄道を1本乗り逃がすと、次に長井方面の列車が来るのは1時間40分ほど後。このタイムロスはなかなか致命的。山形鉄道はJRとは別会社の第三セクターなので、バスの遅れを待っていてくれるとも思えません。山形鉄道は今泉から3駅先の長井駅で鉄印がもらえればそれで良かったので、最悪の場合今泉でタクシー呼んで帳尻合わせるしかないか……などと思案していたんですが、しかし代行バスの運転手さんが最後に頑張ってくれたらしく、今泉駅に定刻の6分遅れ程度で到着。なんとか乗り換えに間に合ったのでした。肝が冷えた。

長井駅はかなり立派な建物でした。市の施設と共有している感じなのかな?

山形鉄道ってつい最近、フィッシング詐欺に引っかかって1億円を詐取された、なんてニュースがありましたが、そうでなくとも経営に余裕が無い第三セクターから金を騙し取るとか、この犯人は血も涙もないのかと。

www3.nhk.or.jp

そんな山形鉄道を応援するべく、きっちり全線乗っていきたい……のはやまやまなんですが、時間が無いため長井駅から引き返して赤湯まで行きます。『駅メモ!』的には、長井から先の荒砥まではレーダーでアクセスできちゃうので……(長井駅から荒砥までは届かないけど、奥羽本線で山形へ向かう途中で取れる)。

赤湯でJRに乗り換えて山形へ行ったあとは、駅近くのお店で米沢牛のランチを頂きました。この日は平日だったので、お店も空いてて良いですね。

ついでにちょっと寄り道して、山形駅に直結している「霞城セントラル」という官民複合ビルの最上階にある展望テラスへ。

米坂線代行バスに乗っている間にはかなりの積雪を見てきたのに、こうして山形盆地を見下ろしてみると雪がぜんぜん見えないの面白いですね。とはいえ、山形新幹線とか雪の影響を受けやすい印象はありますけども。福島から米沢までの間の山間部とか、山形から北の新庄へ抜けるあたりがダメだったりするのかな。

そして、山形からは仙山線に乗って仙台へ……と思ったんですが、仙山線の次の列車まで1時間弱待たなければならない有様だったので、思わず仙台駅まで行く高速バスに乗ってしまいました。仙山線が1時間に1本(場合によってはそれ以上)くらいのペースでしか走っていないのに対し、山形~仙台の高速バスは10~15分に一本あり、値段もJRよりちょっとだけ安く、所用時間もちょっと短く、しかも予約不要で交通系ICカードも利用可能という便利さ。単純に山形と仙台を行き来したいなら、仙山線を使う理由は皆無と言っていいレベル(断言)。

私の場合、青春18きっぷを持っていたので仙山線を利用したほうが交通費は浮くんですが、ここはコストよりも時間を取りました。

で、その時間を利用して、仙台市営地下鉄南北線に乗って、仙台の北にある終点・泉中央まで乗ったりしてました。

駅メモ!』的に、仙台の地下鉄ってだいたいは他路線からレーダーでアクセスできちゃうんですが、この泉中央あたりはどうにもレーダーが届かず、そしてここらへんをアクセスしてしまえば宮城県コンプリートだったので、乗っちゃいたかったんですよね。仙山線を待っていると飛行機の時間的にちょっと厳しそうだったので、高速バスで寄り道する時間を稼いだのでした。

ちなみに、高速バスのルート上から仙山線の駅の多くはチェックインできるんですが、一部レーダーが必要ですね。

もし風が強いままだと飛行機が飛ばないのでは……という懸念もありましたが、この日の午後には徐々に風も収まっていったようで、飛行機は定刻通り出発。あ、仙台空港駅では仙台空港アクセス線の鉄印ももらいました(東北・道南エリア版の鉄印帳が必要)。

秋田内陸縦貫鉄道山形鉄道など、全国版と東北・道南エリア版の両方の鉄印帳に参加している路線については2枚鉄印を買うようにしていますが、東北・道南エリア版の鉄印帳を買う前に乗ってしまった道南いさりび鉄道会津鉄道などはいつかまた乗りにいかないといけない……。

次はゴールデンウイークを利用して出かけたいと考えていますが、そろそろ事前のプラン通りに進行できる旅行がしたいなあ……。