大須は萌えているか?

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F1[12]スペインGP 予選

ヨーロッパラウンド開幕、F1スペインGP予選。

予選結果:
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPANA SANTANDER 2012 - The Official F1 Website

予選後ドライバーズコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Spain - The Official F1 Website

まさかのマルドナド

Q1から順調にぶっ飛ばしていたハミルトンがポール獲得……と思ったら、燃料切れでパルクフェルメまで戻って来られず、まさかの予選失格処分。

ハミルトン予選失格、マルドナドがポール・ポジション: F1スペインGP : F1通信

んで、2番手タイムだったマルドナドが繰り上がりでポール……ってなんでマルドナドがそんなポジションに!?という話だったりするんですけども。ただ、マルドナドって予選直前のP3でも、3番手タイムをマークした可夢偉をも上回る2番手タイムを叩き出していたんですよね。それにしてもビックリですけども。

2010年のブラジルでヒュルケンベルグがポール獲得したときも、あまりの番狂わせぶりに驚いたものですが、あのときはウェットからドライに変化する間隙をついてのポール獲得。対して、今回は最初からドライコンディションでの最前列獲得ですからねぇ。

しかし、その一方でセナはQ1ノックアウトという沈みっぷりであり、なんかもう今年のF1の戦力分布はどうなっているのやらわけわからんですね。しかも、決勝での獲得ポイントはセナの方が上なんですけど。マルドナドはここで一気に逆転なるか。マルドナドはレースペースにも自信持っているようですし。

ちなみに、ウィリアムズの表彰台は2008年開幕戦オーストラリアGP以来、優勝は2004年最終戦ブラジルGP以来ありません(たぶん)。

盛り上がりに欠けるQ3

ハミルトンの失格により、繰り上がりで地元アロンソが2番手スタート、その後にルノーの2台(しかもグロージャンが前)が並ぶという格好。アロンソにしてみれば万々歳なんでしょうけども、アロンソ自身「このポジションが我々のマシンの本当の実力を反映しているのかはわからない」とコメントしているように、他チームが上位グリッドを狙ってこなかった、というか狙えなかったという事情がありました。

マクラーレンのバトンはアンダーステア病に掛かってしまいQ2ノックアウト、そしてレッドブルのウェバーはQ2でポンとタイム出して、安全圏かと思ってそのままタイム更新せずにいたらまさかのノックアウト。セッション後半のグリップレベルの向上が予想以上だったみたいですね。川井ちゃんもたまげるレベルで。

そしてQ3では、ソフトタイヤを使い果たしてしまったベッテルはセッション開始早々にゆっくりラップして、ノータイムのまま予選終了。ミハエルも同様。ロズベルグは一応タイム出しているものの、ユーズドタイヤだったせいなのか6番手タイムのペレスにコンマ5秒近く離されたタイム。そして可夢偉はQ2でオイル漏れがあったとのことで、コース上にマシンを止めアタックせず。

結局Q3で「ちゃんとアタックできた」のは6台に過ぎず、しかもそのうち一台(ハミルトン)は失格。

限られたタイヤセットをいかにやりくりするか、というのもF1の戦略的なみどころなワケですが、ここまでくると予選が盛り上がらなさ過ぎるという弊害が。今回の場合、タイヤのプライムとオプションの性能差が大きかったという事情もあったでしょうが、予選ならではの面白さを出すためには、ルール変更も考えないとイカンのでは。

しかし結果論ですけど、Q2のトラブル無ければ可夢偉のポールもあり得たかもしれんよね……。