録画したまま、見るのがすっかり遅くなったF1カナダGP予選。
予選結果:
Formula 1 - The Official F1 Website - FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2014
予選後ドライバーコメント:
Formula 1 - The Official F1 Website - Headlines - Qualifying - selected team and driver quotes
予選後記者会見:
Formula 1 - The Official F1 Website - Headlines - FIA post-qualifying press conference - Canada
流れを引き寄せたロズベルグ
ジル・ヴィルヌーヴの名前を冠したここカナダのコースはハミルトンが得意とする場所でもあり、過去3勝をこのコースで挙げていたりします。対するロズベルグは未勝利。川井ちゃんが「ハミルトンは縁石をアグレッシブにカットしていくようなコースが得意だ」と指摘していましたが、まさにこのコースはその条件に当てはまるワケですね。
で、金曜日からの流れもハミルトンが主導権を握る形に。P1からP3まですべてハミルトンがロズベルグの上に立つ格好となり、予選でもQ2までハミルトンリード。しかし、最後の最後でロズベルグがハミルトンを出し抜いた格好となりました。VTRでハミルトンが最終アタックわずかにブレーキングをミスするシーンが映し出されていましたが、コンマ08秒という差を考えるとアレが順位を左右したとも言えそう。
とはいえ、ロズベルグがギリギリのところまでハミルトンを追い詰めてみせたからこそ、ハミルトンのミスを誘発できたとも言えます。モナコの勝利でドライバーズランキングのトップは再びロズベルグとなっていますが、チャンピオンシップの流れを引き寄せるには是が非でも連勝したいところ。このポール獲得によって、ロズベルグとしてはぐっと流れを引き寄せた感じになったんじゃないでしょうかね。
とはいえ、ハミルトンも大人しく引き下がるワケも無いので、決勝の展開に期待したいところ。予選でもかなりスピンするクルマが見られたので、決勝でも思わぬトラブルが無いとも限りません。
なんかツメが甘いウィリアムズ
今回はウィリアムズの2台が好調で、予選でもレッドブルを抑えてのセカンドロウに2台並ぶか……と思ったんですが、ベッテルに3番手を取られたコトにより、4・5番手。それでも上等といえば上等なんですけど。最後の最後にマッサが決められなかったのが残念。
逆に言うと、ベッテルは最後に見事なアタックを見せましたね。それまでリカルドにも押され気味で、また負けちゃうのかなぁ……と思っていたところの3番手タイムだったので、ちょっと驚きました。なんか予選後の表情も満足げに見えましたね。
予選タイムはメルセデスにおよそコンマ6秒離されているため、優勝争いは相変わらず2台のみの戦いになりそうですが……レッドブルとウィリアムズの4台はコンマ05秒以内の差しかない(!)という超僅差なので、表彰台争いは白熱しそう。ストレートが早いメルセデスパワーユニットを、ベッテルがどう抑えられるかですね。
ベッテルは決勝の戦略について「ちょっとしたサプライズがあるかもしれない」みたいなコメントをしており、レッドブルがどういう動きをするのかも気になるところ。
Strategy I think could be a bit of a surprise, so we'll have to wait and see what happens.
via: Formula 1 - The Official F1 Website - Headlines - FIA post-qualifying press conference - Canada
タイヤ交換は1ストップもしくは2ストップと見られていますが、デグラデーションのレベルが低いみたいなので、1ストップでも十分いけそう?
そのほか
そういや、クビアトのスーパールーキーっぷりに注目が集まってますが、何気にヴェルニュも頑張ってますよね、今年。今回も8番手グリッドを獲得し、7戦中5回目のシングルグリッドですよ?問題は、それがあまり決勝の結果に結びついていないところなんですけどね?