大須は萌えているか?

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アニメ版『ジョジョ』は女キャラもステキ

今期は大ヒットゲームを原作にした某艦娘アニメや某アイドルアニメが良くも悪くも話題になっておりますが、個人的には今期のアニメつったらまず『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のエジプト編だろうと言わざるを得ません。

今まで個別に触れちゃあいませんでしたが、ちゃんとこの『ジョジョSC』もBD集めております。第1シーズンから数えるとBDも15巻……うむ、だんだん置き場所に困るようになってきました。スティッキィ・フィンガーズで収納場所増やしたい。

ていうか、生まれて初めて読んだ『ジョジョ』は第2部でしたが、子供心に面白いと思ったのはやはり第3部でしたね。「スタンド」の登場により、各キャラの能力が可視化・差別化されたのが大きかったように思います。その分、第1~2部に比べてさらにアクの強いキャラが次から次へと登場するようにもなっているので、そこがアニメでどこまで表現されるのか。その中でも、女キャラはどんな感じになるのかなぁ、というのは結構気になってました。

何度かこのブログでも言及しているんですけど、『ジョジョ』のアニメの何が一番気に入ってるかって、声優さんの演技なんですね。もう常に声張りっぱなし(ナレーション含む)のハイテンションな演技。で、『ジョジョSC』になると第1~2部には居なかったような濃ゆい女キャラが結構出てくるじゃないですか。主に敵スタンド使いとして。

で、アニメではこの濃い女キャラ勢のテンションをどこまで表現できるのか、と。いやね、男の声優だったら結構昔から『ジョジョ』読んでましたって人も多そうだし(承太郎役の小野大輔やアヴドゥル役の三宅健太は相当なジョジョラーである模様)、作品の空気をうまく読んでくれそうな気がするけど、女性声優の場合はどうなんだろう?とか思っちゃったりして(第1~2部でエリナを演じた川澄綾子はこれまたかなりのジョジョラーみたいですが)。

しかし、第2話でハイエロファントグリーンに体を乗っ取られた保健室の先生(CV:恒松あゆみ)のイカレっぷり(褒め言葉です)を観て、それがまったくの杞憂であることが良く分かりました。……プロの声優ってやっぱすごいな。

物語前半で一番印象に残った女キャラというと、やはりエンヤ婆(CV:鈴木れい子)ですね。最初この声なんか聞き覚えあるなぁ、と思ったら、「ねるねるねるね」のCMの声と知りすげー納得できました。演じる鈴木れい子は70歳だそうですが、とてつもなくパワフルな演技には圧倒されっぱなし。特に、12話「女帝」アバンでのJ・ガイルの死を知ったシーンはまさに「怪演」というに相応しいモノだったなぁと。

その12話で活躍した(?)ネーナとそのスタンド「女帝」(CV:雪野五月)も印象的でした。ジョセフの腕で成長していくに連れ声のトーンが変わっていくところはお見事でしたねぇ。あと、エンヤ婆の「オロローン」だとかネーナの「ギャース」なんていうのもキチンとセリフとして表現されているんですよね、このアニメは。そこまでちゃんと拾うスタッフもアレだし、それをちゃんと表現する声優もスゴイというかなんというか、こういうところにアニメ版ジョジョの魅力を感じます。

……女捨ててるようなキャラばっかだから、萌え成分は皆無だがな!

そういや、エジプト編からパーティーに加わったイギーの声は福圓美里が演じるんですね。味方スタンド使いとしては初めての女性声優ですねぇ(スタンドが発現しても制御できないホリィさんはノーカンで)。こちらもどういう演技を見せてくれるのか、楽しみです(イギー自身は男っていうかオスだと思われますが)。あと、後編で登場する女スタンド使いというと、エジプト9栄神のマライヤを忘れてはいけません。「こっこのビチグソがぁ~~~っ」のシーンが早く観たい。

男女どちらも、声優のここまでぶっ飛んだ演技を堪能できるアニメって、他にはちょっと無いんじゃあないかな?