ピンポイント過ぎる話なのでほとんどの人にはどーでもいい話なんですけど、自分用のメモも兼ねて。
BoseのCompanion 20というアクティブスピーカーを自宅PCに繋げて使っています。買ったときに書いた記事を見返すと2012年7月となっているので、かれこれ8年くらい使っているコトになります。音は「いかにもBoseらしい音」と評されるコトが多いように思いますが、机の上に乗る大きさでありながら低音から元気よくズンドコ鳴るので気に入っております。今でも新品が売られているロングセラーモデル。
スピーカー自体は今でもまったく問題が無いんですが、コイツに付属している「コントロールポッド」が結構前から調子悪かったんですよ。これ、表面をタッチするとスピーカー電源のON・OFF、周囲の黒い部分をクルクル回すコトでボリュームの調節ができるコントロールデバイスなんですけど。
まず、ボリューム調節ダイヤルの表面がゴム素材でコーティングされており、新しいうちは手触りも良くていい塩梅なんですが、年月が経つにつれ表面がベトついてきます(上の写真からもベトつき加減がわかるかと)。だいたい2~3年経過すると症状が出始める感じ。これはエタノールなんかで表面のゴムを剥がしてしまえば一応は解決するみたいなんですけど、これはまあ耐えられないほどでも無かったので放置してました。
ただもうひとつ問題があって、これまた3~4年くらい経過してくるとボリュームの調整が怪しくなってきます。具体的に言うと、ボリューム調整ダイヤルを回しても音が大きくならず、もうちょっと回すと途端にデカい音量で鳴ったり、逆にボリュームを下げるときもいきなり聞こえないレベルで音が下がったり、また戻ったりみたいな症状が出るようになります。
これ、一度電源を切ってボリューム調整ダイヤルを右に左にグイグイ回しまくると症状が軽くなるんですが、またしばらくすると再発……を繰り返します。いつしかこれが常態化するようになり、それでもだましだまし使っていたものの、8年も経つとちょっとダイヤルを触るだけで音がしなくなり、細心の注意を払いつつラジオの周波数を調整するが如き慎重さで上手く音が鳴るポイントに合わせる……なんて有様になるワケです。
軽くググってみると、この「ゴムベトつき問題」と「ボリュームイカれる問題」はBoseのコントロールポッド定番の問題らしく、それちょっとどうなのよBoseさん、という気がしないでもありません。中には、コントロールポッドを自力でバラして接点復活スプレーを吹きかけるコトで直った、という事例もあります。
- BOSE Companion20の音量が安定しないのでコントロールポッドを分解修理してみた Control Pod Disassembly|NikkyZakky
- BOSE Companion20 マルチメディアスピーカー コントロールポッド | Zero Metal Works.lab
ダメ元でチャレンジしてみても良いけど、これ失敗したらトドメ差しちゃうしなあ……と躊躇してしまい、そもそもコントロールポッド単品で売ってないんかな?とショッピングサイトを検索してみると……Amazon(マケプレ含む)もビックカメラも売ってなかったんですが、なぜかヨドバシだけ単品で売ってるではありませんか。
ヨドバシ.com - BOSE ボーズ Companion20 コントロールポッド 通販【全品無料配達】
すごいぞヨドバシ。値段が税込み5,500円と、安いスピーカーだったら丸ごと買えてしまう値段ですが、5,000円のスピーカーよりBoseの方が遥かに良い音しますので……。
注文した翌々日にはモノが届いたんですが、見た目今まで使っていたコントロールポッドとまったく同じですね。……経年劣化で調子が悪くなるっていう声はBoseにも届いているんじゃないかと推察しますが、内部的にこっそり改良されてたり……はしないかなあ……。
ともあれ、新品のコントロールポッドに交換したら(当たり前ですが)ボリュームの調子は非常に良くなり、これで憂いが一つ消えました。これであと8年は戦えるコトでしょう(?)。Companion20を買うさらに数年前に買ったBose M2もAlexaに繋いで使ってますが、こいつもいまだ現役ですね。こういうアクティブスピーカーって何年くらい使えるもんなんだろうか。
なお、どうやらBoseのカスタマーサポート経由でも補修部品としてコントロールポッドの単品購入ができるみたいなので、ヨドバシでも売ってないときはサポートに確認してみるのも手かもしれません。ていうか、こういう重要な部品はもうちょっと長持ちするように設計して欲しいものだけどね……スピーカー自体は良いだけにね……。