大須は萌えているか?

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新春南九州乗り鉄旅 前編

正月休みに、3泊4日で乗り鉄旅に出かけてきたお話。例によって、鉄印集めと『駅メモ!』の新駅集め目的のものになります。

駅メモ!』収録駅の全駅アクセスを目標としている身としては、大型連休となれば新駅集めに出かけたいワケですが、季節が冬となると雪国に出かけるのは少々抵抗感があります。北海道や東北地方もまだまだ取れていないエリアがたくさんあるものの、万一ドカ雪になって鉄道が動かないという事態になっては目も当てられません。

そんなワケで、今回は九州南部をターゲットにしてみました。

1日目

出発したのは1月2日の朝。セントレアから鹿児島行きの飛行機に乗ります。もともと飛行機があまり好きではないのですが、ちょうど年末に韓国で多数の死者を出した飛行機事故があったので余計に気分が萎えてました。しかも事故を起こしたボーイング737-800って、日本の国内線でも非常に多い機体だし。ていうか、自分の乗るやつもそれだったし(下の写真一番手前の機体はエアバスだけど、その奥に並んでいるのはたぶん大体ボーイング737-800)。

しかしまあ、とりあえず乗り込んだ飛行機は無事に鹿児島空港に着陸し、バスにのって鹿児島中央駅へ。初日はまずJR最南端駅がある指宿枕崎線に乗るつもりだったんですが、時刻表を見たらちょうど観光特急「指宿のたまて箱」に乗れそうだったので、特急券を取ってみました。ていうか、乗る直前でも特急券取れるんだな……。

www.jrkyushu.co.jp

その「指宿のたまて箱」の発車時刻にもまだ余裕があったので、昼飯でも食べようと鹿児島中央駅に隣接している商業施設を覗いてみたら、なにやら行列ができている蕎麦屋があったので思わず並んでみたりして。「吹上庵」というチェーン店なんですが、鹿児島ではかなりメジャーな店らしい。

こういう、「その地方では超メジャーなんだけど、よその地方ではあんまり知られてないチェーン店」に行くの結構好き。値段のわりにボリュームありましたね。あと蕎麦つゆが甘めなのが特徴的でした。江戸っ子が食べたら拒否反応を示すかも(?)。

食事を済ませたあと、いよいよ「指宿のたまて箱」に乗車。

ちなみに、乗る直前でも特急券が取れたのには理由があって、錦江湾を望める海側の座席はすべて埋まっていた一方、海と反対側の座席が余っていたというオチ。前もって特急券を手配できる場合は、海側の座席を取るようにしましょう(鹿児島中央発の場合は、進行方向左手側)。天気が良かったので、桜島もキレイに見えました。

このまま特急で終点の枕崎まで行けてしまえば良いのですが、この列車は指宿止まり。枕崎までは後続の普通列車に乗り換える必要があります。ちょっと時間があったので指宿駅の外に出てみたんですが、竜宮伝説のアピールがすごい。

指宿のたまて箱」は鹿児島中央から指宿まで1時間足らずで走るんですが、ここから枕崎まで普通列車で1時間20分以上かかります。指宿枕崎線って半島の先の方をぐるりと回るように走っているので、かなり時間がかかるんですね。鹿児島中央から枕崎までまっすぐ行きたいなら、バスの方が速いっていう。

JR最南端の駅は終点の枕崎では無く、指宿のちょっと先にある西大山という駅ですが、ここで数分間の停車時間が設けられておりました。発車時間が近くなったら警笛を鳴らしてくれてたりもしたので、写真撮影ように敢えて停まってくれているんですね。せっかくなのでホームに降りて写真を撮ってみましたが、列車の正面に見える開聞岳が見切れてしまった……。

ていうか、西大山の駅のホームにかなりたくさんの人が居て、人が入らないように写真撮るのがちょっと難しい状況でもありました。しかも、そのホームに居た人たちは列車に乗るのかと思いきや、写真だけ撮って去ってしまったという。クルマで駅まで来て、写真だけ撮る人がたくさん居るんだな……。

終点の枕崎に着いたのは15時前。最北端の駅である稚内駅は過去に2~3回くらい行った気がしますが、枕崎は初めて。レンタカーで池田湖や坊ノ岬灯台まで行ったことはありましたが、駅には立ち寄ってませんでしたしね。

問題は、折り返し列車の発車時刻が1時間以上あとだったので、ここで時間を潰さないといけなかったこと。駅でボーッとしているのもなんだったので、駅の周辺を当てもなくぶらぶら散歩したりしてました……が、取り立てて面白いものは無かったかなあ。

その後普通列車で折り返し、鹿児島中央まで戻った頃にはすっかり日が暮れていました。ついでなので、そのまま列車を乗り継いで鹿児島駅まで行き、鹿児島市電に乗車。

鹿児島市電って『駅メモ!』的にはレーダーを使えばJRから全部アクセスできちゃいそうなんですが、せっかくなので。鹿児島駅前から郡元、列車を乗り継いで鹿児島中央へ戻る感じ。

この日の晩飯は「吹上庵」の向かいにあった「ざぼんラーメン」が気になっていたのでそこで食べようと思っていたんですが、ラストオーダーが19時半となっており間に合わず。泣く泣く、まだ開いてた吉野家で済ませました。

2日目

鹿児島中央駅近くのホテルで一泊したあと、この日は予約していたレンタカーを借りました。……乗り鉄旅でレンタカーってどういう了見だ、という話なんですが、南九州エリアの鉄道路線を一通りアクセスしようと思った場合に問題となるのが肥薩線くま川鉄道なんですよね。これらの路線は2020年の九州豪雨災害で甚大な被害を受けており、肥薩線は吉松~八代間が不通のまま、くま川鉄道も肥後西村~湯前は復旧したものの、人吉温泉~肥後西村は不通のまま。

そもそも、鹿児島もしくは熊本から人吉へ鉄道で行こうと思うと肥薩線の不通区間しかアクセスルートが無く、現状鉄道では到達できないエリアになってしまっています。不通区間はタクシーやバスによる代行輸送も行われているようですが、朝夕の非常に限られた本数に限定されており、観光客が利用することはまったく想定されていない状態。

くま川鉄道は2025年度中の完全復旧を目指す方針のようですが、肥薩線は八代~熊本間を2033年度までに復旧させる、ということでJR九州熊本県が基本合意した、というニュース記事があるのみ。廃線になるよりは良いニュースといえますが、なんにせよ当面乗れそうには無い、ということになります。

そんなわけで、レンタカーを借りるしか無いかな、と。

あと、肥薩線の吉松からちょっと西に行ったあたりのエリアに、かつて川内から大口のあたりまでを結んでいた国鉄宮之城線という路線があったようで、これがなぜか『駅メモ!』に集録されています。1987年に全線廃線となったようなので、かなり昔に消滅してしまった路線なんですが……。

この宮之城線も、周辺の路線から絶妙にレーダーではアクセスしきれない感じだったので、どのみちレンタカーのほうが都合が良いのでした。

最初、肥薩線くま川鉄道・宮之城線のあたりをクルマで回って、八代でレンタカーを乗り捨て返却して肥薩おれんじ鉄道で戻る、というプランも考えたんですが、乗り捨て返却の手数料がクソ高いのでやめました。なので、基本この日はずっとクルマを運転してたので、写真がほとんどありません。

ルートとしては、まず鹿児島中央から九州縦貫自動車道に乗って人吉まで行く感じ。吉都線と分岐する吉松駅までの区間は、翌日に改めて乗る予定だったので良いとして、吉松から人吉までの区間については吉松PAに立ち寄って届く範囲までレーダーを飛ばし、人吉ICで降りたあと適当な場所でクルマを停めてまたレーダーを飛ばす、という形で対応しました。そのあと、人吉ICから東に向かい、くま川鉄道あさぎり駅まで行って鉄印をもらいました。

くま川鉄道の鉄印は人吉温泉駅もしくはあさぎり駅でもらえることになっており、高速のICから近いのはどう考えても人吉温泉駅なんですが、どのみちくま川鉄道の全駅にアクセスしようと思うと、あさぎり駅あたりまで行かないと終点の湯前駅までレーダーが届かないので、だったら最初からあさぎり駅を目指そうか、と。

本来、鉄印をもらうにはその鉄道の切符を購入することが条件に含まれるんですが、私が行った時点では全線復旧できていないため切符の提示は不要とのこと。状況が状況なので、くま川鉄道については鉄印のネット販売も行われているようなんですが、そもそも鉄印というのがくま川鉄道の提案で始まったというコトを考えると、現地に行くべきだろうというのはありました。本当なら部分開通している部分だけでも乗っていくのが筋なんでしょうけど、本数が少なく時間がぜんぜん合わないため断念。

駅員さんに許可をもらって、ちょっとだけホームの写真を撮らせてもらったんですが、この日は朝から霧がでており、「あさぎり駅」の名の通りな風景となっておりました。

あさぎり駅のあとは、人吉駅肥薩線人吉駅くま川鉄道人吉温泉駅は実質同じ駅であり、『駅メモ!』でも同一駅扱い)まで行き、チェックインしたあとルートビューンでくま川鉄道をコンプ。なんともインスタントな手段でコンプしてしまったのはちょっと申し訳ない気もします。

このあとはまた九州縦貫道経由で八代方面へ向かうんですが、人吉にチェックインしておくことで人吉~八代間の肥薩線も八代からルートビューンでまとめてアクセスすることが可能になります。ただ、このとき私は八代ではなく新八代に向かおうとしていたので、途中の坂本PAに立ち寄って一度ルートビューンを飛ばし、隣の段駅はレーダーでアクセス。

新八代駅まで行ったあとは駅前の有料パーキングにクルマを停め、JRで八代まで乗って肥薩おれんじ鉄道に乗り継ぎ。八代駅では肥薩おれんじ鉄道の鉄印ももらえるので、切符と同時に購入。肥薩おれんじ鉄道が目的なら最初からクルマで八代駅に行けばいいじゃん、という説もあるんですが、おれんじ鉄道で新水俣まで乗り、そこから新幹線で新八代まで折り返そうと考えていたもんで……。

あと、新八代のほうが新幹線の駅だけあって駐車場のキャパが大きそうだったというのもありました。駐車場の空きを探しているうちに列車が行ってしまっては元も子もないので。とはいえ、新八代の駐車場も結構混み合ってましたが……。

鉄印帳のルール的に、短い区間の切符だけ購入して鉄印もらったら乗らずに帰る、というのもアリなのかもしれませんが、やはり乗れるようなら乗るのが筋かな、とは思います。あと、海沿いを走る区間があるので景色がキレイそうだな、というのもあったんですが、これはまさに期待通りでした。海沿いのキワを走る車窓ってなんかテンション上がりますよね。

あと、途中の佐敷駅のあたりは『放課後ていぼう日誌』の聖地らしいのですが、すいませんこの作品は見たことが無く……。ただ、確かに釣り人に好まれそうなロケーション。

新水俣では、実は八代方面へ向かう列車と交換するので、その気になればパッと列車を乗り換えて引き返すことも可能ではあったんですが、鹿児島を出発して以降飯を食べるタイミングがまったく無かったので、新水俣でなにか食事を調達しようと決めていたのでした。

とはいえ、この新水俣駅も新幹線駅としてはかなり閑散としており、駅前にかろうじてセブンイレブンが一軒あるのみだったので、ここで弁当を調達。

ちなみに、新水俣から八代まで、肥薩おれんじ鉄道に乗った場合所要時間は約1時間で、料金は1,410円。新幹線で新水俣から新八代までは所要時間13分で、料金は2,120円(自由席利用)。700円の差で所要時間が1/4になるなら、新幹線利用もかなりアリな気が(もちろん八代と新八代は別の駅なので、どちらが良いかはケースバイケースですが)。

新八代に戻ったあとは、クルマで八代JCTから国道3号(とはいえ水俣まで自動車専用の高規格道として整備されている)をたどり、水俣から国道268号で山の方へと向かって伊佐市の中心部へ。ここから国道267号をたどる道中でレーダーを駆使しながら、宮之城線の廃駅に片っ端からアクセス(なお、廃線なのでルートビューンは使えない)。

そこから国道328号で出水の方へ北上し、あとは肥薩おれんじ鉄道に沿うように鹿児島方面へ戻る、というルートをたどりました。途中、阿久根から川内の途中で海沿いを走るところがあるんですが、ちょうど夕焼けがキレイに見えましたね。

ついでに、この日借りていたカローラも一枚。今のカローラって、安っぽさが全然無くて、昔のカローラとは別物ですねえ。

なんやかんやで、この日は18時半すぎにはレンタカーを返却することができたので、夕食に前日食べそこねた「ざぼんラーメン」にありつけたのでした。

そういや、この店では最初に大根の漬物が出てきたんですが、「吹上庵」でもテーブルに大根の漬物が自由に食べられるように置かれていたし、鹿児島の食べ物屋さんって最初に大根の漬物を出す、というのがセオリーなんですかね?

……長くなってきたので、次の記事へ続く。