大須は萌えているか?

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F1[24] サウジアラビアGP 決勝

やってくれたな、小松さん……。というワケで、F1サウジアラビアGP決勝のお話。

レッドブルはここでも別カテゴリーになっていたのでアレなんですが、しかし速すぎるもんだからバトルが発生せず、それゆえレース中のテレビへの露出がかなり少なくなるというのもスポンサー企業の立場からすると問題なのかもしれませんね。

今回のレースで一番印象的だったのはやはりハースですねえ。いや、やってくれたな小松さんって感じ。これ、どこのレースでも同じような芸当ができるとは思えないんですが、このジェッダのようにレース中のデグラデーションが少なくて、かつ意外とオーバーテイクが難しいコースだからこそ成立した作戦と言えます。さらに、マグヌッセンがタイムペナルティを食らってもはやレースでまともな成績を残すことは不可能になった、という状況も加わってこそのものなので、なかなか狙ってできるものではありません。

ただ気になるのはアレなんですよね、マグヌッセンが2度めのタイムペナルティを食らう原因となった角田とのバトル、あれでコースオフしたあと角田に順位を譲らなかったのは「タイムペナルティを食らっても構わん」というつもりだったのか、あるいは「これくらいのコースオフならペナルティ対象にはならんやろ」という楽観だったのか、という点。

いや、なんかふつうに考えたらチームが「コースオフしたからポジション戻せ」という指示を出しそうなもんじゃないか、と思っちゃうので。角田をパスした時点でのマグヌッセンのポジションは12番手で、すぐ前にはまだピットに入っていなかった周がいて、同じくピット入ってない同僚のヒュルケンベルグが6秒くらい前にいる感じだったので、トラックポジションだけ見ればマグヌッセンにもまだ入賞のチャンスがありそうな状態ではあります。

ただ、この時点でアルボンとの接触により10秒のタイムペナルティは確定していたので、後ろが連なっている状況を考えれば入賞は厳しい。そうなると、ひょっとしたら角田との件はペナルティ対象にはならないという可能性に掛けてポジションは戻さず、もし追加のペナルティ食らっちゃったらマグヌッセンには妖怪通せんぼジジイになってもらおう、という考えだったのかなあという気がします。

マグヌッセンに角田との件でのペナルティが出たのが22周めの途中で、その直前に1分34秒9というタイムを出していたマグヌッセンは途端に35秒8までタイムを落とします。それと同時にヒュルケンベルグもペースアップし、それ以降マグヌッセンが36秒台で走る一方ヒュルケンベルグが34秒台で走ってマージンを稼いでいった感じ。

タイムペナルティが出た途端にパッとマグヌッセンがペースを切り替えたような感じに見えるので、これたぶん角田をオーバーテイクしたときからチームと申し合わせていたんだろうなあ、と。これはペナルティを食らうとしてもそれはタイムペナルティであり、物理的なトラックポジションはそのままで良い、というルールをフル活用した作戦だったと言えます。

まあそれゆえにRBからは「スポーツマンシップに反する」という文句も出るワケですが。

That, to me, doesn’t seem correct and is the very definition of unsportsmanlike behaviour. I’m sure we and other teams will talk to the FIA about it for future races.

via: Alan Permane : What the teams said – Race day at the 2024 Saudi Arabia Grand Prix | Formula 1®

ただまー6番目以降のチームにとっては、1ポイントの重みって非常に大きいんですよね。滅多にリタイヤが出ない昨今のレースでは、入賞できるチャンスそのものがなかなか無いんだから。だからこそ、かなりえげつない手を使ってでもポイントにこだわったハースの作戦は理解はできます。それと同時に、このミッションをやり遂げたマグヌッセンもすごい……けど、でもまあやっぱりタイムペナルティ2連発も加味すると褒められたレースじゃねえよな……。

これは角田はどれだけブチギレているだろうか、とハラハラしたんですが、無線での応答はかなり冷静でしたね。開幕戦の反省もあってのことだと思いますが、そこはRBにとって唯一の救いだったかもしれない。しかしどのみち、RBのレースペースがイマイチ過ぎましたね。

ハースとRBの話ばかりになってしまいましたが、あとデビュー戦で7位入賞を果たしたベアマンは面白い存在になりそうですねえ。18歳のデビュー戦であの落ち着きぶりはなんなんだろ。ピットで見守るお父さんのほうがソワソワして見えたっていう。

フェラーリにとってはルクレールが最後にファステストを取れたというのも良かったですね。全体的にはレッドブルに及ばなかったワケですが、最後までペースを残せていたというコトでもありますので。ただ、それはこのサーキット特有の事象でもあるのかもしれませんが。むしろタイヤの熱入れに苦労したっていう話だし。

アロンソも5位入賞で思いの外良い結果だったんじゃないかと思いますが、これについても今回の特殊要因もあるかもですね。そのあたり、次戦オーストラリアでどうなるか。

F1[24] サウジアラビアGP 予選

2週続けての木金土開催のレースですが、正直中東や欧米のレースは全部このフォーマットでやってくれても良いような気がする。そんなワケで、F1第2戦サウジアラビアGP予選のお話。

とりあえず驚いたのは、フェラーリサインツが急遽の欠場となったのもさることながら、代理出場となった18歳のルーキー、オリバー・ベアマンがFP3からの参戦というぶっつけ本番状態にも関わらず、予選11番手に食い込んできたことでしょうか。昨年ハースからFP1出走を果たしていたりはしましたが、今年のフェラーリのマシンは当然初めて乗るワケで、しかも高速ストリートサーキットであるジェッダはドライバーがマシンに相当な自信を持てないとタイムを削り取れないコースでもありますので、それを思うとこの予選は上出来すぎる結果と言えそう。

トップ3記者会見でも皆ベアマンの仕事を称賛しており、これでもし決勝もうまく走り切ることができれば、来年はF1レギュラーシートを掴んでいるかもしれないですね。ポジション的には角田とかとポイントを争うことにもなるかもしれないので、そこはちょっと複雑ではありますが……。

トップのフェルスタッペンはもう何も言うことはない感じなので、興味としては2番手以降の争いということになるんですが、気になるのはアロンソがどこまで行けるのか、という点ですかねえ。予選の一発の速さは十分あることは理解できたんですが、レースペースがどうなのか。開幕戦の感じを見ると、ルクレールやペレスに絡んでいけるだけの速さは無いのではないか、と思ってしまいますが……。

にしても、アロンソ個人のパフォーマンスはすごいですね。予選でもストロールより0.7秒速いっていうのは。

角田は今回Q3進出して9番手、これは素晴らしい。リカルドに対しても大きな差をつけることができました。このまま今季初ポイントと行ってほしいところですが、すぐ後ろにはストロールやベアマンが居て、前にはメルセデスが居る状態なのでなかなか大変そうではあります。メルセデスは本当ならラッセルがもうちょっと上にいただろうと考えると、RBで太刀打ちできそうな感じではなさそうだしなあ。

にしても、ハミルトンはなんか一発の速さで精彩を欠いている感じはしますね。

アルピーヌの2台は今回も揃ってQ1落ちということで、果たしてこのチームが上昇気流に乗れるのはいつになるのか、というのも興味があるところです。一応ワークスチームなんだよなあ……。

あと、レッドブルクリスチャン・ホーナー絡みの問題で、今度はヘルムート・マルコが謹慎処分を喰らうかもしれない、なんて話になっていてウケる。

jp.motorsport.com

ただ、フェルスタッペンはマルコの存在を必要不可欠なものだとしており、もしマルコが現場から居なくなるようなことがあればフェルスタッペンとチームとの関係にもヒビが入りかねない感じになっており、さてどう転ぶのか。まーしかし、これがディートリッヒ・マテシッツが亡くなったあとの権力争いの一端なのだとしたら、なんだかなあという感じではありますね。

どのみち、ホンダと縁が切れる2026年以降のレッドブルのパフォーマンスには未知数な部分が大きいですし、フェルスタッペン陣営なんかはレッドブル以外の可能性もいろいろ模索していそうな感じもしますね。もしこうしたゴタゴタで主要スタッフの離脱などが起きたりしていくと、レッドブルは数年のうちに一気に弱体化する可能性もありそう?

F1[24] バーレーンGP 決勝

フェルスタッペンだけが別カテゴリーでレースをしていましたが、それを別にすると興味深い点もいろいろあった気がするレースでしたね。そんなワケで、F1バーレーンGP決勝のお話。

フェルスタッペンは2位のペレスに22秒差を付けてのトップチェッカー、もうなにも言うことはありません。4連覇おめでとうございます(?)。

その他上位陣で気になったのはフェラーリメルセデスのレースペースですかね。ルクレールは序盤からずっとブレーキに問題を抱えており、まともにレースができる状態ではなさそうに見えましたが、それを考えると4位という結果は悪くないようにも見えます。サインツレッドブル2台の後塵を拝したものの、3位表彰台。DRIVER OF THE DAYも獲得。今回フェラーリのロングラン、悪くないように見えましたね。フェルスタッペンが良すぎたのでアレなんですが、それを別とすれば少なくともペレスとだったら互角くらいに戦える力はありそう。ルクレールが本調子ならもっと良いとこまでいけるかもしれませんし。

メルセデスも昨年よりは悪くないのでは、と思っていたんですが、のっけからクーリングの問題を抱えてしまい、エンジンをフル出力で使えないという状況に陥ってしまっていた模様。気温や路面温度が高いようなレースでもないのにオーバーヒートって大丈夫なんか、と心配してしまいますが、ラッセル曰く心配するような問題ではないとのこと。

Thankfully, it’s not an issue we need to be concerned about. We got the cooling configuration wrong. We just need to understand why, and make sure we don’t do that again. It was simply an incorrect decision; we’ve got plenty of margin to cool the power unit more.

via: George Russell : What the teams said - Race day at the 2024 Bahrain Grand Prix | Formula 1®

冷却の設定を間違えただけなので、すぐにアジャストできる……みたいな感じなのかなと思いますが、にしてもフリー走行のときにその問題は洗い出せなかったのかな、とは思ってしまいますが。メルセデスほどのチームとしては、なんかお粗末な感じはしてしまいます。あと、ハミルトンはデグラデーションも高かった、とコメントしているのも少々気がかりではあります。ただ、ラッセルが本調子ならもうちょっと良いところに行けていたと考えると、まあフェラーリのちょい下くらいのポジションではあるのかな、と。

ウィリアムズのアルボンもオーバーヒートの問題が出ていたので、メルセデスPU大丈夫かと心配したりもしましたが、マクラーレンアストンマーチンは特に問題なさそうだったところを見ると、PUそのものがダメというコトは無さそうですね。

そのマクラーレンアストンマーチンは可もなく不可もなく、といった印象ですが、アストンは昨年の勢いに比べるとなんか印象薄くなっちゃったな、という感はあります。一応ダブル入賞はできたものの、レースペースもそこまで印象的ではありませんでしたしね。アロンソのピットストップを妙に引っ張っていたのはあわよくばセーフティカーが入らないか、というのを期待していたようですが、こちらは空振り。

We thought we would stay out longer on both stints and hope there was an advantage to gain from a Safety Car, but it wasn’t to be. I think we have some analysis to do on our one lap pace against our race performance.

via: Fernando Alonso : What the teams said - Race day at the 2024 Bahrain Grand Prix | Formula 1®

あとはRBの角田なんですが……順位入れ替えのチームオーダーに苛立つのはまあわからんでもないんですが、チェッカー後のクールダウンラップでリカルドに対して接触スレスレのところで追い抜きを掛けるなどして苛立ちを露わにするような態度は正直いただけないな、と感じます。

www.formula1.com

終盤の状況で、ソフトタイヤを履いているリカルドのほうが状態が良いのは確かだったんですが、あそこで順位を入れ替えたところでどのみち入賞が狙える感じでも無かったので、そもそもこれやる意味ある?というのが正直な感想ではありました。もともと角田は入賞を狙えるポジションを走っていましたが、周やマグヌッセンに対してピットストップを引き伸ばしたのは完全に裏目でしたね。このピット戦略の失敗ですでに勝負あり、でした。

そもそもその時点で角田の中ではイライラが溜まっていたんだと思いますが、それに加えて順位入れ替えの指示が来たもんだからカッとなったんでしょうね。角田自身がマグヌッセンを攻めていたときでもありますし。その角田のイライラはよくわかるんですが、それでもリカルドに当たるような行為はね、良くない。こういうコース上で怒りを露わにするような行為はやっぱり悪い印象が着いてしまいますし、それが角田自身の評価にも繋がりかねませんし。実際問題として、こうして怒りを爆発させているところを切り抜かれてWEB上でもそういうイメージが定着しちゃうしね。

ルーキーのころに比べればだいぶ良くなってきたかな、と思っていたんですが、やっぱりまだアンガーマネジメントという点では問題あるなあ……。

F1[24] バーレーンGP 予選

木曜~土曜という日程で開催されるレースというのはちょっと奇妙な感じもしますが、これ決勝を録画したとしても日曜の朝にのんびり視聴できるから結構良いかもしれない。そんなワケで2024年のF1開幕戦、バーレーンGP予選のお話。

プレシーズンテストなどでは各チームの本当の実力というのはわからないので、開幕戦というのはいつも興味深いものですが、まあなんか予選を見ている感じだと昨年からあまりチーム間の格差というのは変わってないのかな……という印象を受けました。とはいえ、全体のタイム差が縮まっている感じはするので、昨年以上の接戦を期待したいところでもありますね。

予選はフェルスタッペンがポールを奪ったものの、隠れトップタイムはフェラーリルクレールだった感じですね。少なくともフェラーリの予選一発の速さは今年も健在なコトはわかりましたが、あとは決勝のレースペースがどうかというところ。しかし、フェルスタッペンもレースペースには相当な自身がありそうなんだよなあ……。

メルセデスラッセルが3番手、ハミルトンが9番手とちょっとバラついた感じですが、マシンの調子自体は昨年よりも良さそう。どちらかというとレースペース重視な雰囲気なので決勝に期待したいですが、車高が低めなようで火花を散らしまくっていたのがちょっと気になりました。スキッドブロックの違反とかで失格にならないでね。

角田はあとちょっとでQ3進出だったんですが、今年も11番手というポジションには縁がある感じなんでしょうか。とりあえずリカルドの上を行ったのは良かったですね。木曜日の調子だともうちょっと下になるかと思っていたんですが、一日でここまでクルマを修正して来られるというのは、角田とチームが上手くコミュニケーションできている証拠だとも思いますし、決勝でのポイントを期待したいところ。

あと、昨年より明確に悪化しているのがアルピーヌですが、プレシーズンテストの段階からなんか悲壮感漂う感じだったので、サプライズという感じでもなかったですね。オットマー・サフナウアーらを更迭してから、ますます迷走してませんかねこのチーム。果たして立て直していけるんでしょうか。

もうひとつ気になるのは、シーズン開幕前から物議を醸していたレッドブルクリスチャン・ホーナーにまつわる「不適切な行為」問題なんですが。ホーナー無実で決着したのかと思いきや、匿名の人物がホーナー問題に関連すると思われるファイルをWEB上にアップし、そのリンクをF1の関係者にばら撒いたというのだから、まあなんというか。

www.as-web.jp

この件についてはレッドブル内部の権力闘争が絡んでいいるのでは、なんて噂もありますが、しかしホーナーを失脚させたところでレッドブルチームにとってはマイナスの影響しかなさそうですし、そこまでやるのかなあ。なんにせよレッドブルの大幅なイメージダウンは避けられないでしょうし、ある意味ホンダはいいタイミングでレッドブルと縁を切ることになるのかも……。

Apple Watchの「睡眠」アプリを使い始めた

先日Apple Watch Ultra(初代)に乗り換えたっていう話を書いたんですが、それに付随してApple Watchでの睡眠トラッキング機能を使い始めた、というお話。

imp98.hateblo.jp

しばらく前から「睡眠の質」みたいなものに興味がありまして、それはなぜかというと、普段私は7時間くらいの睡眠時間を取っているんですが、なんか朝十分寝た感じがしないことが多いんですね。ただ、時折すごくスッキリと起きれるときがあって、この差はどこから来るんだろう、というのが気になっていたというのがあります。

そのすごくスッキリ起きられるときというのは、だいたいは「寝落ち」してしまったとき、つまりホントはまだ寝るつもりは無かったのだけど、ベッドの上で本を読むなどしているときにそのまま寝入ってしまったときなんですよね。普通は入眠の準備をきちんとして寝るというのが質の良い睡眠を取るための第一条件な気がするので、寝落ちしたときのほうがスッキリ寝られるというのはどういうコト?というのが気になっておりました。

んで、シンプルに考えると寝落ちしたということはいつもより早く寝ている→いつもより多く睡眠時間が確保できたからである、というコトなのかもしれない。……とかなんとか考えているうちに、自分が毎晩どれくらい眠れているのか計測してみたいという気になってきました。

Apple Watchに睡眠をトラッキングする機能があるのは知っていたんですが、ちょっと前まで使っていたSeries 4はバッテリーがすでに結構ヘタっていたので、睡眠中付けたままにしておくと翌日すぐに充電する必要がありそうだったのであまりやりたく無かったんですよね。しかも急速充電できないので、充電にも結構時間が掛かるし。

そこで一度iPhoneに『ポケモンスリープ』を入れてみたんですが、これはこれで夜間にかなりバッテリーを消費してしまうのと、寝る前にiPhoneを枕元に伏せて置いておく必要があるというのがネックになりました。というのは、私のベッドの枕元までiPhoneの充電ケーブルを引き回そうとするとなかなか面倒なことになるのであまりやりたくないっていう。ただ、睡眠中に充電しないのであれば寝る前にiPhoneのバッテリー残量をそれなりに残しておく必要があるので、それを毎日気にしなきゃいけないのもなかなか面倒で。

そんなワケで『ポケモンスリープ』は使うのを止めてしまったんですが、Apple WatchをUltraに変えたコトでバッテリーのもちが格段に向上したので、気兼ねなくApple Watchの睡眠アプリを使えるようになりました。

support.apple.com

これ使ってみて良いな、と思ったのは、睡眠のスケジュールを設定すると、睡眠時間が近づくとiPhoneApple Watchの画面が暗くシンプルな形になり、自然と「スマホ触ってないで寝ろ」と促してくるところ。あと、Apple Watchのアラームと連動させられるので、朝手首の振動で起きれるのも良いです。音よりも手首の振動のほうが自然な感じに起きれるので。

んで、実際に何日か自分の睡眠時間を測ってみると、6時間ちょっとくらいしか眠れていないことが判明しました。ていうか、ベッドに潜り込んでから起きるまでの時間が7時間なのであって、実際には眠りにつくまでにもうちょっと時間が掛かっているし、睡眠時間中にも何度かごく短い時間ではありますが覚醒している時間もあったりしたので。

なので、そもそももっと早い時間から眠る準備をしないといけない……というコトで、睡眠アプリで設定できる「就寝準備時間」を45分としました。これ設定しておくと就寝時刻の45分前になるとApple Watchに通知が来て、その時点でApple WatchiPhoneの待ち受け画面が暗くなります。

あと、寝付きを良くするための生活習慣ってなんかあんのかな……とネットで適当に調べてみると、著名な睡眠学者である柳沢正史教授(『ポケモンスリープ』の監修もしている)の出ている動画なんかがあれこれ出てきたのでいくつか見てみたんですが、個人的には以下の点が大事なのかな、と理解しました。

  • 睡眠の質を云々する前に、量を確保することが大事(なお、人間は必要以上に眠ることはできないようになっているため、寝過ぎを心配しなくても良いとのこと)
  • 夜になったら部屋を暗くする(強い光はNG)、適温を保つ(エアコンは積極的に使ったほうがいい)
  • 寝る前に脳に余分な刺激を与えるようなコトをしない(ゲームとか、SNSでメッセージのやりとりするとか)
  • 睡眠時間はなるべく一定に保つ(平日と休日で寝る時間を極端に変えたりしないこと)

睡眠時間が近いのにPS5立ち上げたりしているのは完全にNGだった……。あと、F1のテレビ視聴が悩ましいところですね。ヨーロッパラウンドなんかだと22時くらいからレースが始まったりして、睡眠時間を圧迫する原因になっているし、あとレース展開が面白かったりするとテンションが上ってしまってレース後すぐには寝付けない、なんてこともあります。

今後、日本時間の夜に開催されるレースは基本録画視聴にしたほうが良いのかもしれない。

あと、寝る時間の3時間以内に運動したりするのも控えたほうが良いようなんですが、私の場合21時くらいにちょっとした筋トレしているコト結構ありますね……。日頃睡眠の質が悪いように感じている理由ってこのへんにあるのかもしれない。寝落ちするときって、だいたい体動かす前に寝ちゃってるしな……。

これらのコトを意識しつつ、今の自分の生活パターンを再編成して、睡眠時間をどれくらい確保できるかチャレンジしてみたいと思います。その点、私の場合いまだリモートワークが継続しているので、通勤時間が無い分睡眠時間をコントロールしやすいのはラッキーですね。

そういや、もともとロクに体を動かしていなかった私がある程度運動習慣を身につけられたのはApple Watchのおかげだったんですが、またこうしてApple Watchによって生活習慣が塗り替えられていくのかも。ここまで来ると、もはやApple Watchは健康器具といったほうがいいのかもしれない(実際Appleもそういう方向性でApple Watchを進化させてきているし)。

Apple Watch Ultra(初代)を購入してみた

最近、Apple Watchを買い替えました。

今まで使っていたのがApple Watch Series 4なんですが、過去記事を掘り返してみると2018年の発売間もないタイミングで購入しているので、なんだかんだ5年半近く使っていたことになりますか。

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そもそもApple Watchってそのデバイスの特性上、大掛かりなアップデートってなかなか無いので、あんまり頻繁に買い換えたいとは思わないんですよね。じゃあなんで今このタイミングで買い替えたかというと、バッテリーの問題です。

5年以上も使っていればバッテリーがヘタってくるのはある意味仕方のないことですが、最近電車旅によく出かけるようになったこともあり、バッテリーの消費の速さというのがかなり気になるようになってきたんですよね。始発から夜まで1日中動き回っているようなときは間違いなくバッテリーがもちませんし、なんなら朝から低電力モードにしておいてもギリギリになっていたりもします。私の場合、Apple WatchモバイルSuicaを入れており、それを使って電車に乗ったりもするのでなおさら気になります。

Apple Watchの設定からバッテリーの最大容量を確認すると「80%」と表示されており、仮にAppleCare+に加入していたとしても無償バッテリー交換の対象にはならない感じです(80%未満が対象)。それにしてはバッテリー消費が結構厳しい気がするんだけど……。ホントは80%をとっくに下回っているんだけど、無償交換の対象にさせないためになかなか80%を割らないようにしているのではないか、という陰謀論を唱えたくなります。どのみちAppleCare+には加入してないので、私には関係のない話ですが。

有償でのバッテリー交換する場合の金額を、Appleのサイトで見積もってみると15,800円。買い替えるよりは安いけど、なんとも微妙な値段。ただ正直新しいのに買い替えるというのもちょっと迷いがあって、なぜなら次のApple WatchがちょうどSeries「10(X)」になるので、iPhoneがそうだったようにデザインなどが刷新されたモデルになるんじゃないか、と噂されているから。せっかく買い替えるのだったら、一新されたモデルにしたい……という気もしてしまいまして。

ただ、あるときふと楽天Apple Watch Ultra(初代)の新品が95,920円で売られているのを見かけて、「これでいいのでは?」と思っちゃいました(この記事を書いている現在でも引き続き販売中)。

現行モデルで買い替えるなら、一番のバッテリー容量を誇るUltra 2が有力候補になるワケですが、Apple Storeでのお値段が128,800円というなかなかの価格。ただ、Ultra 2って初代Ultraからそこまでパワーアップしているかというと、ちょっと微妙な気もしてて。

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  • 画面の最大輝度が2000ニトから3000ニトに
    → 最大輝度1000ニトのSeries 4を5年半使って特に不自由を感じなかったので問題なし

  • プロセッサやチップが新世代のものに(処理能力の向上)
    → Ultra 2のレビューをいくつか見ている限り、アプリの動作速度などに体感上の違いがほぼ無さそうなので問題なし(OSの起動やアップデートの速度に違いがありそうだけど、そんな頻繁にするもんじゃないし)

  • ストレージ容量が32GBから64GBに
    → そもそもApple Watchのストレージをそこまで圧迫するような使い方してないので問題なし

  • ダブルタップのジェスチャー操作が可能になった
    → 初代と2で一番気になるのはここかも。あれば確かに便利そうな気はするけど、じゃあどうしても欲しい機能か?と言われると……。

そして、私が一番気にしているバッテリー性能については、初代Ultraと2のスペック上の違いは無いんですよね。外観上の違いも無い。そうなると、初代で良くね?という気持ちがますます強くなってくる。Ultra 2をApple Storeで購入するとなると128,800円、楽天で初代を購入した場合ポイントが数千円分付くことを考えると、その金額差は35,000円以上くらいにはなります(楽天Appleよりちょい安くUltra 2売ってる店もあるみたいだけど)。今年発表されるであろうApple Watch XにUltraがあるのかどうかはわかりませんが、なんにせよそれなりにいいお値段するであろうと考えると、初代Ultraが安く買えるこのタイミングで手を打ってしまっても良いかも、と思ったのでした。

そんなワケで今このタイミングで初代Ultraを購入してしまったんですが、満足感は高いです。今まで使っていたSeries 4は画面の常時表示機能が無かった(次のSeries 5から搭載された)ので、それがあるだけでも嬉しい。手元に届いたときには完全にバッテリーがすっからかんだったのでちょっと心配ではありましたが、最初にフル充電してやったあとは問題なく使えています。電池もちも当然のように良いですね。丸2日はちょっと厳しいけど、1日半はしっかり使える感じ。バッテリーが長持ちするということは充電頻度が減るということでもあり、その分より長く使えることを期待しています。Series 4で5年半使ったんだから、これは6年以上は使えることでしょう、きっと。

そういや、iPhoneApple Watchを新しくする際、以前は移行前に古い端末のウォレットからモバイルSuicaを削除して、新しい端末に入れなおす必要があったんですが、今は最新のOSになっていれば退避させる必要もなくそのまま移行できるので楽ですね。今でも検索すると古い手順を案内している記事がけっこうたくさん引っかかるので、これなんとかならんのかと思うんですが。Googleがヘボいのか。ただ、移行した場合SuicaのIDが変わるので、スマートEXにモバイルSuicaを紐づけたりしている場合は注意が必要(IDを設定しなおさないと新幹線の改札通れなくなる)。

5年半使用してきたSeries 4、ステンレススチールのボディはだいぶ細かい傷が目立つ感じですが、ガラス面はほとんど傷もなくキレイな感じ(Apple Watchにはケース等一切着けない派)。何度かぶつけた記憶もあるんですが、サファイアクリスタルを使用していると謳っているだけあって頑丈だよな……。アルミモデルだとサファイアクリスタルは採用されていないようなので、そこが気になっちゃってアルミモデルを選ぶ気にはなれずにいます。

Ultraのチタンボディは傷つきやすさという点では実はステンレススチールと大差ないという話を聞いたことがありますが、ただ鏡面加工がされているステンレススチールと違いマットな質感になっているので、傷が目立ちにくいというのはあるんじゃないかな、と思っています。あと見た目のゴツさの割に軽く感じるのが良いですね。

Ultraに移行を済ませて問題が無いことを確認したあと、Series 4はソフマップの「ラクウル」に買取査定に出してみました。以前にも数回使ったことがあるんですが、梱包資材付きでピックアップを頼めるし、査定額も悪くなかったので。

raku-uru.sofmap.com

私のSeries 4は5年半しっかり使用して細かい傷が多数、そして外箱無し・充電ケーブルはあるけどアダプタ無しというかなりアレな状態だったんですが、7,360円という査定額がついたのでそのまま売却(ビック買取マネーで受け取るとこの査定額から受け取り金額が5%アップするので、毎回そうしている)。Apple製品ってこういう使い古したアイテムでもある程度の値段が付いたりしますよね。

あとは、今年発売されるであろうApple Watch Xが、このタイミングでUltraに乗り換えたことを後悔するレベルの素晴らしい出来栄えになっていないことを祈ります(?)。

近鉄週末フリーパスを使って大阪・和歌山・奈良で乗り鉄した話 後編

前回の記事の続きです。

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めでたいでんしゃ

和歌山電鐵和歌山駅に戻ったあとは、南海に乗るために和歌山市駅を目指します。大阪から和歌山に来る際には阪和線を使ったので、帰り道は南海に乗らざるを得ない。しかし、和歌山駅から和歌山市駅へ行く列車を調べてみたら、本数が壊滅的に少なかったのでバスを利用しました。和歌山市駅は初めてだったんですが、思いの外立派な駅。市民図書館まで併設されているんですねえ。

んで、ここから南海本線に乗る……前に、加太線に乗ります。和歌山市から西にある加太駅までを結ぶ路線なんですが、これまた盲腸線で、『駅メモ!』的に終点までレーダーでアクセスするのも難しそうだったので。

加太線は鯛のマークがシンボルになっているようで、「めでたいでんしゃ」というキャッチコピーまである模様。さっきの和歌山電鐵といいこの加太線といい、このあたりの路線はキャラ付けするのが得意なんだろうか。車内もつり革が魚の形になっていたり、時折ハートマークが紛れ込んでいたりと、なかなか手が込んでおりました。

水間鉄道に乗る

加太まで行って引き換えしてきたあとは、紀ノ川駅南海本線に乗り換えて大阪方面に戻ります。途中、多奈川線関西空港はレーダーでアクセスしてしまったんですが、貝塚から水間観音までを結ぶ水間鉄道は直接乗ってみることに。レーダーで全部アクセスするのも難しそうだったし。

南海の駅から水間観音を結ぶ参詣路線のようですし、南海との結びつきが強いのかなーと思ったら使用されている車両が元東急っていうのがちょっと意外。気になってWikipediaを見てみたら、昔は南海が筆頭株主だったようですが経営的には独立しており、2005年に一度経営破綻して、外食チェーンの杵屋の傘下に収まっているとありちょっとびっくり。

ja.wikipedia.org

乗客はガラガラというワケでもなく、私が乗ったときにも地元の方と思われる乗客がそれなりには乗ってました。交通系ICカードも使えるし。

終点の水間観音駅で降りたあと、せっかくなので路線の由来となった水間観音まで歩いてみたんですが、なかなか立派なお寺。歴史的には聖武天皇の時代の創建とされますが、今の本堂や三重塔は江戸時代末期に建てられたもののようですね。

ただ門前町にあれこれ店がある……という感じでもなく、境内にちょっとした出店はあったものの食事ができそうな場所は無し。コンビニも無い。ちょうど昼どきで何か食べたいところだったので、いったん駅に戻ってみると駅前にラーメン屋があったものの、店が結構狭い感じでかつ席がほぼ埋まっているようだったのでパス。しかし、よく見たら駅構内にうどん屋さんが併設されていたので、こちらで食べることにしました。これは杵屋の絡みなんだろうか。

きしめん以上に平べったい麺に、ネギと胡麻というシンプルなうどんなんですが、この胡麻が素晴らしく美味しかったです。

住吉大社などをぶらつく

貝塚まで戻ったあとは、再び南海線に乗ってなんば方面へ向かうんですが、なんかわりと 順調に乗り継げて来てしまっていたので、適当に寄り道しながら行くことに。そんなワケで、前日にも阪堺電車で目の前を通っていた住吉大社へ立ち寄り。南海の住吉大社駅もほぼ真ん前といっていい近さです。

住吉大社って初めて来たんですが、「本宮」とされる社が4つあり、そのうち3つが縦に並び、第四本宮だけ第三本宮の右隣にあるというL字形の配置になっているんですね。こんなん初めて見た。

住吉大社のWEBサイトの内容によれば、神功皇后三韓征伐からの凱旋途中に住吉大神の神託を得て現在の場所に鎮斎された、とあり、第一~第三本宮に祀られているのが底筒男命中筒男命表筒男命の三柱(「住吉大神」はこの総称らしい)で、第四本宮に祀られているのが神功皇后とのこと。だから第四本宮だけ直列に並んでないのか。

www.sumiyoshitaisha.net

いわゆる三韓征伐の内容については虚実入り交じっている感じがしますが、当時日本から朝鮮半島の権益を狙って派兵が行われていたのは事実なんでしょうし、この一帯に圧倒的な大きさの巨大古墳群が作られているのを見ても当時の王朝がかなりブイブイ言わせていたのは確かなんでしょう。

このあと再び南海線に乗り、難波へ。近隣の地下鉄駅でいくつか未アクセスの場所があったので、地下鉄に乗ろうかとも思ったんですが、なんか歩いて回れそうな気がしたので、地上を歩くことにしました。有名なえびす橋も見えたんですが、なんかすんごい人がいる。

そこからしばし歩いて心斎橋・四ツ橋・西大橋・西長堀ドーム前千代崎あたりにアクセスし、そして汐見橋駅へ。ここからまた南海に乗車。

しかしマイナーな路線なのか、難波のすぐ近くにあるわりにずいぶんひっそりした雰囲気。まあこの路線、難波とは繋がっていないので利用者も少ないのか……(隣接している桜川駅から、阪神と地下鉄が難波へ繋がっている)。

ところで、難波付近にある各路線の駅の総称として「難波(なんば)」と言いたい場合、どのように表記するのが良いんでしょうか。『駅メモ!』の表記を見ると、南海の駅としては「難波」、大阪メトロは「なんば」、近鉄阪神は「大阪難波」となってますが、ただ南海の路線図とか見ると「なんば」ってひらがな表記してるし、阪神も路線名を見ると「なんば線」ってひらがなにしているんですよね……。

奈良方面へ

汐見橋からの列車は岸里玉出との往復運行のみしているようで、ここで高野線に乗り換え……と思ったら、この駅は普通列車しか止まらない模様。急行や準急に乗りたいのであれば、南海線高野線で一つ手前の天下茶屋に戻って乗り換えるしかないようです。汐見橋方面からの接続駅のわりに、なんでこんな扱いが悪いんだろう……(利用者が居ないんだろな)。

気を取り直して高野線の急行に乗り換え、河内長野まで行って近鉄長野線に乗り換え。この日初めての近鉄。なんでこんなルートを取っているかと言えば、近鉄でまだアクセスしてない路線に乗りつつ、奈良方面に向かおうと考えたからです。この日の宿は奈良県に取っていたので。

近鉄長野線は古市で南大阪線と合流しますが、そのまま乗ってると阿倍野橋まで行ってしまうので、道明寺で乗り換えて柏原へ行き、そこで下車してちょっと歩いて大阪線の堅下駅へ。近鉄大阪線南大阪線(道明寺~柏原間は道明寺線)ってわりと近いところを走っていたりするのに、接続はしていないっていうのが不思議な気はする。

……と思ってググってみたら、元々敷設した鉄道会社が違っていたんですね。しかも大阪線南大阪線では線路幅まで違うという。えらいこっちゃ。

近鉄の前身大阪電気軌道(大軌)が敷設した近鉄線の大部分(1,435 mmの標準軌)とは異なり、南大阪線系(南大阪線道明寺線、長野線、御所線吉野線)では1,067 mmの狭軌が採用されている。道明寺線・長野線を敷設したのは河陽鉄道、南大阪線を敷設したのは河陽鉄道を継承した大阪鉄道(大鉄、もとは河南鉄道)であり、その当初の目的は道明寺線柏原駅において接続する同じく1,067 mm軌間関西本線と連携して貨物輸送を行うことであったためである。

via: 近鉄南大阪線 - Wikipedia

それはさておき、大阪線に乗って布施まで行き、そこから奈良線に乗り換えて東へ。……だんだん文字だけだとわけがわからなくなっていると思うので、適宜路線図などご参照ください。

www.kintetsu.co.jp

奈良線で生駒まで行ったら生駒線に乗り換えて、王子(新王寺)から田原本線田原本(西田原本)、そこから橿原線で予約していたホテルの最寄駅である筒井駅へ。王子と新王寺田原本と西田原本というのもなんで駅を統合しないのか不思議な感じ(田原本と西田原本なんて同じロータリーにそれぞれの駅がある)なんですが、ここもやっぱり元々違う会社が運営していたっていうのと、Wikipediaの記述によると地元の反対運動もあったというのはちょっとびっくり。

田原本線近鉄になった1964年頃には、当駅と西田原本駅を現在の北側に移転して統合駅を造る構想があったが、人の流れが変わって悪影響を受けることを懸念した地元(駅周辺の商店など)が反対して立ち消えになったという。

via: 田原本駅 - Wikipedia

田原本線自体がそこまでお客さんが多く無さそうなので、そもそもコスト掛けて統合するメリットが無い、というのもありそう。なかなか難儀な路線なんですねえ……。

高野山へ行く

筒井駅近くで一泊して、旅行最終日。ここからは橿原線奈良線を乗り継いで難波まで行き(道中でけいはんな線もレーダーでアクセス)、そこから南海高野線高野山まで行くコトに。高野山は以前に一度行ったんですが、『駅メモ!』始めてからはまだ行ってなかったですし。せっかくなので、余分にお金出して特急「こうや」に乗ってみました。

なんか最前列の席が空いていたので取ってみたんですが、客席より運転台のが高い位置にある&運転台の後ろのガラスにはスモークフィルムまで貼ってあったので、展望はよろしく無かったですが……。

しかしまあ、「こうや」だと一本で極楽橋まで行ってくれるのでそこはラク。さすがに橋本から先の区間はかなりゆっくりめな走行ですが。せっかくなので、極楽橋から高野山ケーブルにも乗ってちょっと高野山をうろつきました。これで和歌山県の駅は全制覇。

二度目だけど、やっぱり奥の院の雰囲気はすごいですね。

あと、高野山ケーブル高野山駅の2階に、昭和天皇高野山行幸した際に南海が作成した計画資料などが展示されており、これはこれで興味深かったです。

古墳のとなりを歩く

この時点で大阪・奈良の駅もほぼアクセスできている感じだったので、昼過ぎくらいまで高野山で過ごし、帰りの高野線も難波までは戻らずに堺東で下車してみました。駅のすぐ近くに堺市役所があり、ここの展望ロビーから百舌鳥古墳群が見下ろせるらしかったので。ていうか堺市役所の建物すごいね?

www.sakai-tcb.or.jp

地上21階の高さなので、見晴らしはなかなかのものなんですが古墳を上から見下ろせる……というところまではいかず。でも、その巨大さはよくわかりますね(下の写真中央の森みたいになってるのが全部古墳)。

あと、展望フロアでさいとう・たかをの展示コーナーが設けられており(子供の頃に堺市に住んでいたそうな)、こちらも思わず見物してしまいました。

その後せっかくなので、もう一度高野線にのって一つ隣の三国ヶ丘まで行き、そこから大山古墳の隣を歩いてみました。ていうか道の直線ぶりが半端ない。

道の見晴らしが良いためか、ジョギングしている人がちらほら居ましたね。私もこの近所に済んだら、絶対古墳の周りをウォーキングルートにすると思います。外堀とか見ると完全に城にしか見えませんけどね……。

古墳というのは日本全国にありますが、百舌鳥・古市古墳群の規模は群を抜いており、これほどの古墳を造営してまでその権威を見せつけたかった理由は何か、ということを考えると面白いですよね。王朝交替説なんてのも興味深いですが、一応天皇家万世一系ということになっているらしいのであまり深くは言わないでおきます。

古墳の近くにビジターセンターというのがあったので寄ってみたりして、そのあとは百舌鳥駅からJRに乗って天王寺、そこから御堂筋線で難波へ。

難波からは再び「ひのとり」に乗って名古屋へ戻ったんですが、その道中にまだアクセスしていなかった大阪線の数駅にチェックインすることで大阪府奈良県の駅もコンプ。まあ、大阪はまた新駅が増えるみたいなので一時的なものですが……。なお、「ひのとり」に乗る前にちょっと時間があったので551蓬莱の本店に行ってまた弁当を買い、列車の中で食べたりしてました。非常に満足。

今回の旅行で大阪・和歌山・奈良の全駅アクセスができて、京都や兵庫もあと一歩という感じではあるので、これで関西圏はだいぶいい感じですね。今後は関東に目を向けつつ、さらに遠くのエリアに足を運ぶことを考えていきたいと思います。だんだん飛行機の利用を考えざるを得ない感じになってきた……。