大須は萌えているか?

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自宅警備隊西へ その8 SAGA編

※画像多め。記事タイトルに意味はありません。

この記事は、「自宅警備隊西へ その7 太宰府~博多編」の続きです。

博多で一泊して、4泊5日の旅行最終日。実はこの日から、「博多どんたく」が開催されるコトになっていたのですが、我々はこれを華麗にスルー。

その代わりに向かったのが、県名をローマ字表記にすると日本一カッコイイことで有名な佐賀県です。SAGAです。ロマンシング佐・賀です。佐賀フロンティアです。くどいですねごめんなさい。

なぜ佐賀かというと、同行していた荒川氏の強い要望によるもの。諜報関係という職業柄、世界を股にかける活動をしている荒川氏ですが、佐賀県は行ったコトが無かったとのこと。さすが日本最後のフロンティア、佐賀です。佐賀フロ以下略。

私はというと、昔九州をぐるっとまわったときに佐賀には立ち寄っております。とりあえず、吉野ヶ里遺跡に行ったコトと、やたら田舎だったコトだけは覚えております。なので、まずは吉野ヶ里遺跡にでも行ってみますかと。

国道385号線

佐賀へは高速経由で行くのが一番早いかとは思うんですが、往路は福岡から国道385号線を辿って峠越えしてみました。昔佐賀に行ったとき、この道を辿っていった記憶があるんですよね。しかも、なぜか夜中に移動してて、この峠道で地元の走り屋軍団に遭遇してしまい、肝を冷やしたりして。

ただ、今走ってみると、カーブ手前に段差が設けられたりして、危険運転が出来ないように対策されてました。やっぱ事故とか多かったんだろな。

この道、途中からすれ違いすら困難な酷道区間に突入するんですが、現在ではそれを回避できるトンネルが出来上がっていました。……が、「有料」という文字を見て、敢えてバイパスを通らず酷道区間へと。なんでこんな変なところでお金をケチるんでしょうか我々は。好きこのんで酷道を走っている?いやいやそんなコトは……そんなコトは……。

酷道区間の入口が、ちょうど佐賀県との県境になってます。わざと道幅を狭めて、車幅の広いクルマの通行を制限してますね。

ほとんど走ってるクルマは居なかったんですが、一度だけ対向車に遭遇したかな?

吉野ヶ里遺跡

峠を越えれば吉野ヶ里遺跡はすぐ。私が以前に来たときには、当時の住居等を再現したものがポツポツとあって、掘っ立て小屋みたいな資料館があるくらいの地味な施設だったと思うんですが……。駐車場がすんげー整備されていて、誘導する警備員さんまでたくさん居ます。しかも朝からクルマがびっしり。あれ……?

そして入口の方へ歩いて行くと、やたら立派な建物が。自分の知ってる吉野ヶ里と違う……!

しかも、入口のところには弥生人を模したと思われる、マスコットキャラクターの着ぐるみが居たりもして。「ひみか君」「やよいちゃん」と言うらしいですが、いや「ヒミカ」って邪魔大王国の女王の名前だろ鋼鉄ジーグ的な意味で。ひょっとして、この遺跡からハニワ幻人が大量に出てきて地上制服目論んでたりしますか。

おかげさまで、このあと私の脳内BGMは「鋼鉄ジーグのうた」に決定してしまい、水木一郎ボイスが延々バンバンババンと流れ続けていたのですがそれはまた別の話。

んで、普段だと入場するのに400円、駐車場料金300円が必要みたいなんですが、この日はたまたま無料入園日だったみたいなんですね。だからこんな大量に人が来ているのか。

公園案内:無料入園日|吉野ヶ里歴史公園

まー緑が多くて広々としてて、なんとなく歴史を勉強した気にもなれるもんだから、子供連れの家族で出掛けるにはうってつけの場所ですねここ。

適当に園内を歩いて行くと、当時の住居等を再現しているエリアが。そうそう、こんな風景はなんか記憶にある。

この住居、中にも入れるようになっているんですけど、中に居る人形がやたらリアルで結構ビビリます。薄暗いところに、いきなりこんなの居たら驚くって……。

各所にある説明を見ていると、この遺跡には「王」と「大人(たいじん)」と呼ばれる支配者層が住んでいたらしいんですが、ふと「となると、ここに王大人(ワンターレン)が居たら最強なんじゃね……?」と呟いたら、荒川氏にはまったく意味が通じませんでした。

昔だと再現された建物の数もそこまで多くなかったよーな気がするんですけど、改めて来てみると祭殿やら高床倉庫やらが増えていて、資料館やら子供の遊び場なんかもあって、レストランもあって、なんというか「弥生式テーマパーク」といった風情。縄文・弥生の遺跡ってどうにも地味なイメージがありますが、ここまで整備すると立派なもんだなぁ……。

佐賀中心部

吉野ヶ里遺跡をぶらっと見たあと、まだ時間に余裕があったので佐賀の中心部に行ってみるコトに。これは個人的な感想なんですけど、佐賀市って県庁所在地としては日本で一番地味な気がするんですよね。なんていうか、ホントに普通の町って感じで、県庁所在地感(?)がまったく無いのです。県庁はまぁそこそこ立派な建物ではあるんですけど……。

佐賀県といえば、武雄市の市長が市のWEBサイトをFacebookに移行したり、図書館の企画・運営についてCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブTSUTAYAとかの運営母体)との提携をぶち上げるなどして話題を振りまいてますが、佐賀市はあんまり話題そのものを耳にしないような……。

県庁の近くに、佐嘉神社という神社があったので寄ってみました。古い歴史のある神社なのかと思ったら、創建は1933年でした。佐賀藩10代藩主鍋島直正と、11代鍋島直大が祀られているそうな。

同じ境内にある松原神社という神社の方が歴史は古く、1722年創建。こちらは佐賀藩藩祖、鍋島直茂を祀る神社。

境内にはハトのエサも売られていたんですが、エサが入っている箱のフタのところにハトが乗っており、エサが取り出せません。

また、境内に隣接する形で洋風の小綺麗な建物があったので、「なんだこりゃ?」と思ったらトイレでした。

佐賀はなにかと意表を突いてくるな……。

他にどこか見るとこあるかと調べてみたら、大隈重信の旧宅があるというコトで行ってみたり。私も早稲田ならぬバカ田大学出身者としては一度くらい見ておいても良かろうと。

中にはボランティアガイドの方も居たんですが、愛知と東京から来たというと「そうなんですか-、遠方から観光に来る方はだいたい福岡のあとは佐賀を通り過ぎて長崎に行っちゃうんですけど」などという自虐ネタをかまされたりもしましたが、確かに博多どんたくも長崎もスルーして佐賀に来るって明らかに変だよなと思わなくもありませんでした。

ちなみに、佐賀でなにかメシでも食べようかとも思ったのですが、佐賀名物というのがとんと思いつかず、結局戻った福岡でラーメン食べました。

そして帰り道

その後は福岡空港そばでレンタカー(アクア)を乗り捨て返却。返却前に立ち寄ったコンビニで確認した時点で、トリップメーターはだいたい750km、平均燃費は22.9km/l。

実燃費としちゃこんなもんかな、という感じですが、カタログスペックだとJC08モードで35.4km/lの燃費を謳っているだけにちょっと低い印象。高速走行時とかにアクセル踏みすぎなのかもしれませんが。

帰り道は空港から飛行機でセントレアまで。正直、極力飛行機は乗りたくない派ですが、早めに予約しとけば料金は電車より安いわ、福岡から1時間で愛知に着いちゃうわで、正直メリットがでかい。特に遠方まで旅行に行きたい場合、移動時間が節約できるのは大きなメリット。

今回、機体の到着が遅れて1時間近く余分に空港で待たされたのがアレでしたが。

今度旅行行くときは東の方が良いかなぁ、と思っておりますが、なにか面白いスポットご存じの方がいらっしゃったら教えてください。