大須は萌えているか?

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NEXT A-Classがやってきた&ファーストインプレッション

※画像多めです

来ましたワー。

これまでの経緯:

……と、そんなワケでメルセデス・ベンツ A180 BlueEFFICIENCY略してあおいちゃんが納車されました。あ、とはいってもボディーカラーはウチのかーちゃんの一存により受注生産色の「モノリスグレー」というややマニアックな色でして、けして青いクルマなワケではない……

……どころかなぜか赤い。どうしてこうなった。

出鼻をくじかれる

今日のお昼に納車可能と事前に連絡を受けて、納車休暇まで取ってヤナセさんまでいそいそと出かけてクルマを受領したまでは良かったんですが、その後走り始めたらなぜかメーターのマルチインフォメーションにSRSシステム(つまりはエアバッグ)故障のお知らせが。いやいや我がドイツの科学力は世界一ィィィィ、納車直後に故障などとそんなバカな、と思ってもやっぱり警告が出たままなので、やむなく引き返して点検を依頼。

で、テスタで異常情報を吸い上げてもらったところ、左ドア内部にある側面衝突を感知するセンサに異常が出ているみたいで、一度内張を剥がして点検する必要があるとのこと。ちょっと時間が掛かるので、急遽赤いA180を代車として貸してくれたというワケです。

しかしなんだ、プジョー207では初期トラブルなんてなにも無かったんですが、メルセデスで出てしまうとは。フランス車とドイツ車のイメージ的にそれは逆だろうと思ってしまうのですが、まぁイメージというのはアテにならんモノですね。

結局警告の原因はセンサに繋がる配線のジョイントが緩んでいたとのことで、問題自体はあっさり解決。その後自宅までクルマを届けて貰えました。

上の写真は日陰で撮ったのでアレですが、このモノリスグレーという色、ちょっと不思議な色です。茶系の色とグレーが混じっている感じというか。私が以前乗ってたGC8インプレッサはクールグレーメタリックというガンメタ系の色だったんですが、それとはまたちょっと趣の違う色。でもこれはこれでアリだなぁ。

ドライブしてみて

クルマが届いたあと早速軽くドライブしてみたんですが、良い感じです。運転してて楽しい。アクセルの踏み始めのレスポンスが鈍いのは試乗の際にも感じたコトですが、そこからさらにグッと踏み込むコトで相応の加速が得られますし、ブレーキもプジョー207ほどカックンと効くタイプではありませんが扱いやすく、それでいて十分な制動力は持ってますし。

そしてステアリングがお気に入りなんですよねぇ。ナッパレザーの手触りがとても心地よく、太めのグリップも握りやすくて良いです。ステアリング裏にあるシフトパドルを引けば即時マニュアルモードになるので、エンジンブレーキ効かせたいときや追い越し加速したいときも簡単。メルセデスはドライブ、リバース、パーキングの切り替えもステアリング右にあるレバーで操作するので、基本ステアリングからほとんど手を離すコトなく操作が完結できるのがステキ。

ただ、私の場合無意識のうちにシフトレバーに手を置こうとするクセがありまして、このクルマを運転中に左手が宙をさまようコトが何度かありました。これは慣れだな……。ちなみにステアリング左から生えているレバーはクルーズコントロール

足回りはやっぱりベースグレードとは思えないカッチリさ加減で、ちょっとタイトなコーナーに切り込んでいってもほとんどロールを感じさせずにグイッと曲がります。若干しなやかさに欠けるきらいもありますが、ベースグレードにこんな足を付けちゃうあたり、このクルマのキャラクターを表していて面白い。あとはウチのかーちゃんがしばらく乗ってみて、なんて言うかだけが懸念点!

あと、ヘッドレスト一体となっているシートのホールド性はかなりのものです。かといって窮屈さも感じず、純正でこんな上等なセミバケットが付いているのは有り難い。

エコ装備とラクチン装備

このクルマ、デフォルトでアイドリングストップ機能がONになっている(スイッチでOFFにもできますが)んですが、反応が良いためほとんど気になりません。信号待ちで停車するとエンジンがストンととまり、ブレーキペダルから足を離しアクセルに足を置くと即始動。バッテリーがヘタってきたらコレどうなるんだろうとか思っちゃったりもするんですが、その辺はいずれわかるコトでしょう。

それから重宝するのがブレーキホールド。信号待ちなんかでしばらく停車するときに、停車した状態でさらにブレーキペダルをグッと踏み込むと、メーターに「HOLD」と表示されペダルから足を離してもブレーキが掛かりっぱなしになる機能。これもアクセルをちょんと踏めば自動的に解除されるので、渋滞にハマったときなんかにはスゲー嬉しい機能になりそう。最近のクルマって便利なのねぇ。

マニュアルエアコン

このAクラス、本体価格が300万円を切るコトを考えるとかなり買い得感のあるクルマだと思いますが、ぱっと見で「コストダウン図られてんな」と思うのがボンネットの「つっかえ棒」と、センターコンソールのプラスチックと、マニュアルエアコンです。「AUTO」が無いんです。

なので、風量調節とか自分でやらなきゃいけないんですが、まー正直今は割と過ごしやすい季節なのであまり煩わしさは感じませんね。軽く使ってみた感じ効きに不満はありませんが、梅雨とか真夏だとどどうなるかはもう少し経たないとわからない!

エアコンの操作スイッチはオーディオの操作パネルのさらに下にあるのでちょっと目が届きにくい場所になるんですが、主に操作するといったら温度と風量のダイヤル(左端のが温度、右端のが風量)で、ダイヤル自体はそこそこ大きく作られているので、そこまで気にならないといえば気にならないかも。他のスイッチも比較的覚えやすい配置にはなってるんじゃないかと思います。

あと、エアコンの操作をすると現在設定されている温度や風量等がモニターに表示される(操作後一定時間で消える)ので、慣れればスイッチを直接見なくても操作できるんじゃないかな。これはもう少し使ってみて、ですね。

A180 BEでも32万円の「エクスクルーシブパッケージ」を付ければオートエアコンになるんですが、オートエアコン「だけ」というチョイスはできないのがネック。

オーディオ

このクルマには「バリューパッケージ」を付けてあるので、オーディオ等の外部入力が可能な「メディアインターフェイス」が備わっているんですが、コイツはまだ試してません。iPodiPhoneのDockコネクタにも対応してるんですが、果たしてアダプタを噛ませればiPhone5のLightningコネクタでもいけるのかが気になっているので今度試す。

しかしBluetoothオーディオにも対応しているので、iPhoneならばとりあえずそっちで繋いじゃうのが一番手っ取り早いです。一度ペアリングすれば、あとはiPhone持って乗り込むだけで良いんですから。ちなみに、モニターだけでなくメーターのマルチインフォメーションにもオーディオの情報(再生中の曲名とか選局中のラジオとか)を表示できるのは有り難い。モニターでナビを表示させながら、メーターで曲名を確認できたりするワケで。日本語表示もばっちりです。

スピーカーの音は大絶賛とは言いませんが、十分といったところ。少なくとも、日本の小~中型車のベースグレードに付くスピーカーにありがちなプアさはありません。今度ロングドライブに連れ出すときに、もっといろんな曲を流してみようかな。

あ、そういやWEBブラウザ機能も付いていたんでiPhone経由で閲覧できるのかしらと試してみたら、「データ通信できません」の表示が。残念。

ちなみにデザイナーが「iPadを意識した」というAクラスのモニター、位置的にメーターのすぐ左隣に位置するので視認性は大変良いです。変にコンソールの中にビルトインさせずに、こうしてポンとモニターだけ付けちゃうのはアリでしょう。

バックモニターも標準装備されているので、ギヤをリバースに入れればここに後方が映し出されます。

そのほか

試しに運転席を自分のドライビングポジションにシートを合わせた状態で後席にも座ってみたんですが、足下広々とは言いませんが窮屈ってほどでもありませんでした(ちなみに私の身長は175cm)。ただね、前席のシートが結構背が高いものだから、これにより前方が遮られて視界的には窮屈かも。スポーティさを優先しているクルマの性格上、窓もそこまで広々とはしてませんしね。

開放感があるクルマが良いのであれば、AクラスよりBクラスですね。

あと、純正装着されていたタイヤはブリヂストンTURANZA T001というランフラットタイヤ。A180 BEでナイトパッケージ付けてない場合のタイヤサイズは225/45R17。

ランフラットタイヤの乗り心地については否定的な意見も散見されますが、どうなんだろ。違うタイヤに履き替えて比較してみないとハッキリとはわからないなぁ。ただ、このクルマスペアタイヤが搭載されてないので、ランフラットのが安心といえば安心なのかもしれませんが。でも、余程の僻地じゃ無い限りはパンクしてもなんとかなるよーな気も……。

と、まとまりなくダラダラと書いてしまいましたが、まず乗ってみた感想としてはとても満足してます。単に「安いメルセデス」というワケではなく、コンセプトに一本筋が通っているので。また今後も継続的に気になる点とか感想とか、書いていきたいなと。願わくば、このクルマとは長い付き合いができればいいな。