大須は萌えているか?

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春の新潟方面ツアー その6:沼田城と岩櫃城、そして帰り道

この記事は、春の新潟方面ツアー その5:米沢・会津の上杉巡りと国道252号線の続きです。今回でラスト。

沼田城

新潟県長岡市のビジネスホテルで1泊し、旅行も最終日。この日は5月5日、連休のUターンラッシュのピークとされている日であり、うかうかしてるとすげー渋滞に巻き込まれる危険もあります。なのでとっとと帰路に就くのが正解なんですが、せっかくなのでもう少し寄り道していきます。

長岡から関越自動車道に乗り、群馬県の沼田ICで降りて市街地を少し走り、沼田城に到着。市役所も近く、街の中心部にあるんですね。

まーせっかくなので上杉だけでなく、真田のお城も見ておくかと。上田はまず間違い無く大混雑していると思ったので、そちらは避けて沼田に来ました。真田昌幸の叔父にあたる矢沢頼綱が守り抜いたこの城、今はどうなっているのか……

アイエエエエエ!お花畑!?お花畑ナンデ!?

このお花畑が本丸跡のようです。

沼田城は真田が5代に渡り支配し、5層の天守まで築かれたそうですが、その後1681年真田信利の代に改易となり、城は破却されたそう。その後城が復興されるコトはなく、1926年に沼田市に土地が寄贈され今では公園として整備されている、と。

なにやら櫓のようなものが建てられてますが、かなり新しそうな感じですね。

微妙に石垣が残されているところもあります。↓の石垣は西櫓台の跡とされており、真田時代の遺構だそう。今は立派な桜の木が植わっており、花見のシーズンは良さそう。

二の丸跡は野球場になっており、そのとなりにはテニスコートもあります。で、そのテニスコートの隣にも本丸の堀跡とされている遺構が。

この堀から本丸を抜けて公園の奥側へ行くと、そちらは崖になってます。この崖と堀で守備を固めていたんですね。

ちなみに、天守があったとされる場所には木が生い茂っており、当時の面影はありませんね。

岩櫃城

せっかく沼田まで来たので、もう少しクルマを西に走らせて岩櫃城にも行ってみます。クルマなら20分くらいの距離ですし。こちらは沼田と違って山城です。

沼田にもそこそこ人が居たんですが、岩櫃もかなりたくさんのクルマが来ており、登山口の手前に用意されていた臨時駐車場がどんどん埋まっていきました。これも大河パワーか。やっぱり上田には行かなくて良かった。

岩櫃城のある岩櫃山はハイキングコースにもなっているようで、結構ちゃんとした装備で来ている人もちらほら。岩櫃城は山頂より手前にあるんですが、山頂目指していくとなると結構な距離があるようです。

岩櫃城の本丸跡までは徒歩15分くらい、そんなにべらぼうな距離でもありません。この旅行の一番最初に春日山城行ったから、余計にそう感じるのかもしれませんけど。

割と登りやすい山だからか、小さい子供連れの家族もちらほら見かけました。確かにこれくらいの距離なら子供でもイケるよね。それでいて、本丸跡からの眺めもなかなか。

本丸跡の説明書きによると、岩櫃城鎌倉時代初期に築城されたといわれてるそうで。ちょっと古すぎる気もしますが。戦国期、斉藤氏が支配していたこの城を武田信玄の命により真田幸隆(昌幸の父)がこの城を落とし、以降真田氏が城主となったそうな。沼田城が真田のものになって以降は沼田の支城となり、真田丸に登場するダンディすぎるニンジャ・出浦昌相が城代を勤めていたりもしたと。

その後徳川の時代になって一国一城令により城は破却され、今となっては当時の面影を想像するのも難しく。ただ、よくよく見ると曲輪や空堀っぽい跡は見るコトができます。単純にハイキングするだけでも良い場所ですけどね、ここ。

帰り道

それではボチボチ帰る……前に、岩櫃からちょっと南に行くとすぐ榛名湖なんですよ。

ここに来るのは3度目ですが、最初はインプレッサで来て、2度目はクラウンで来て、今回A180でやって来たという、乗り継いだクルマで1回ずつ来てるんだなここ……。ついでに湖畔の喫茶店でちょっと早めの昼食にしたんですが、カレーを注文したらあからさまにボンカレーっぽかったです。なんたる古式ゆかしい観光地か!

当然このあとは榛名のダウンヒルを走ったワケですが、案の定大変道が混雑しており、溝走りどころの話ではありませんでした(空いててもやらない)。

で、ここからさらに高速を使わずに秩父を経由して山梨に出て、そこから静岡に南下して東名から帰るコトに。このルート、9年くらい前に走ってるんですけどね。変に高速を経由するより良いんじゃないかって気がしたのと、久しぶりに秩父滝沢ダムのループ橋(⇒ 雷電廿六木橋 という超絶カッコいい名前があるらしい)を走ってみたくなったからです。

今回はループ橋途中にあるパーキングから写真撮ってみました。このループ橋、高低差がものすごくて手前から見るとビビります。てか、手前から写真撮るの忘れたのでそちらはWikipediaでどうぞ。

高いとこ苦手な身としてはゾゾッとする光景ではあるんですが、しかしこの滝沢ダムとループ橋も他じゃちょっとお目にかかれない風景ですからね、一見の価値アリです。

で、有料の雁坂トンネルを抜けて甲府市に入り、今度は国道358号線を南下して峠を越えるとフッジッサーン。

あまりに天気が良いもんだから、つい本栖湖に寄ってしまいました。もひとつ朝霧高原からも撮ってみたんですけど、こんだけ天気の良いときに富士山見るとなんかテンション上がりますね。

ちなみに富士山自体が超メジャーな観光地のため、本栖湖付近で既に中央道方面へ向かうクルマが大渋滞起こしてました。どんだけ。東名方面も市街地に出る辺りから渋滞しており少々ダレましたが。新東名から帰ろうと思ったんですが、なにやら新東名で渋滞との表示が出ていたため東名経由に変更、結果的に高速では交通量は多かったもののコレといった渋滞には巻き込まれずに済んだので、まぁ悪く無かったかと。

特に深い理由もなく行ってみた新潟方面ですが、行ってみたら意外と見所がありました。3泊4日で愛知⇒岐阜⇒長野⇒新潟⇒山形⇒福島⇒新潟⇒群馬⇒埼玉⇒山梨⇒静岡⇒愛知と走ってトリップが確か1500kmくらいだったかな?(うろ覚え)

しかも、初日の弥彦山スカイライン、2日目の大佐渡スカイライン、3日目の六十里越、この日の榛名山と、毎日必ず峠道を走ってしまい、今年1年分の峠成分を補充できた気がします。ドライブとしても非常に充実した行程でした。まー道中クルマにちょいとトラブルがあったんですが、その話はまた改めて。